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「今」現在の放射性物質放出量は?
「全国のリアルタイム空中放射線の強さ」では無く「福島第一が今も出し続けているであろう放射能量」はあまり報道されなくなってしまいました。 もうすでに炉も格納容器もダダ漏れ状態のようですし、勿論建屋の屋根もありませんから、爆発とかではなくとも、量は分かりませんが空中へ地中へ、海中へドンドン出ていることは確かだと思うのです。 にもかかわらず、最近の報道や公表ではその事に全く触れられていません。 どなたか、『今』の状況についてご存知でしたら情報提供をお願いします。
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- fisker
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質問者さんもご指摘の通り、周辺地域の空間線量率の変化などから放射能の放出量をある程度類推することはできます。ただ、あくまでも増えているか減っているか、程度の定性的な事しかわかりません。 各種のモニタリングデータは色々なところで公開されていますので一々列挙しませんが、多少の増減はあるものの基本的にはどの値も減少傾向です。その事実から類推できることは、現在の大気中への放射能放出量は減衰や流出による効果よりも少ない程度、海洋への流出も検出限界よりも少ない程度ということです。 「空中へ地中へ、海中へドンドン出ている」と考えてしまう気持ちは理解できますが、データから合理的に判断すれば逆の結論になってしまいます。 もちろん、公表されているデータが捏造であれば話は別ですが、民間も含め多くの人、団体が測定している中で皆が結託して捏造データだけを公表するというのはそれはそれでなかなかあり得ないでしょうね。
- TelNo_00
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中ほどの該当箇所をクリックしてください。 発電所周囲の放射線量について 福島第一原子力発電所 構内での計測データ(既設モニタリングポスト/仮設モニタリングポスト/モニタリングカー) 周辺環境への影響 サーベイマップ 原子炉建屋扉開放時モニタリング結果 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/index-j.html 福島県の小中学校等の放射線量マップ(ちょっとデータが古い) http://atmc.jp/school/ 福島原発原子炉の状態 原子炉の放射線量 (おまえら真面目にやってんのか!!! と言いたくなるデータ) http://atmc.jp/plant/rad/
お礼
沢山のリンクのご紹介、ありがとうございました。 なかなか目的のデータは見つかりませんが、公表された種々のデータからいずれどちらかの機関が計算値を示してくれるでしょう。 ありがとうございました。
もしかして、破壊されている建物の部分を見て、あれが原発の建物本体だと思われてたりしますか? 吹き飛んだのは、原発建屋の上部で、そもそも燃料などの搬入をする為に、簡単に作られている単なる屋根なんですよ。 その構造は、一般の工場と大して変わらない部分です。 建築物的にいえば、鉄骨造りサイディング張り。つまり骨は鉄骨で、サイディングと言うのは、一般家庭で使われている様な壁材です。 もちろん、一般家庭用ではなく工場用の物程度なんですけどね。 それが吹き飛んだだけ。 工場でガス爆発があったって同じ様な破壊をされて居るのは見た事無いですか? 建物の壊れている部分は、その程度の話なんですよ。 そして、原子炉格納容器自体の上部は破損して居ません。 壊れていると言われて居るのは、格納容器の中にある原子炉容器の下部と、原子炉格納容器の下側です。 原子炉容器は、下側から、制御棒を突っ込んだり引き抜いたるする都合上、下側に穴があいていて、パッキンの様な物中の水が漏れない様になって居ます。 それが圧力が上がり過ぎたために、水漏れを起こしたと言う話でしょう。 また、それが原因で、水が無くなり、燃料が崩壊し、重力で下に落ち、そこで熱を持ったために、その下の部分に穴が開いたのだろうと言う事です。 さらに、その格納容器も、その圧力が抜けてきたので、下側の圧力調整プールなどが圧力に耐えきれなかったと言うだけの話で、これらは、破壊されている所にあるのではなく、その下の壊れていない建屋の中に格納されて居るのです。 ですので、水漏れが起こって居ますが、上に噴き出している訳でもないんですよ。 水を掛けて冷やしていますので、沸騰して蒸気が上に盛んに出ている訳でもありません。 建物の下部に一部ひび割れが出来ている為にそこから汚染された水は出ていると思いますが、放射性物質はそもそも重いですので、上に蒸発してくる事はありません。 また、海洋汚染に対しては、今でも測定をしています。 今では大きな数値も出て居ません。 また、この夏に向けて、周囲の海水浴場のある海岸で海水の汚染状況も測定されましたが、一部を除いて、飲料水の基準値よりも低い基準と言う事の発表もされて居ます。 もう少し冷静にみられたほうが良いですよ。
お礼
長文のご回答、ありがとうございました。 現在の福島第一の状況については、若干kisinaituiさまとは見解が異なるものの、概ね理解しているつもりです。 現在の状況は、原発の正常な運転時の最も重要な条件である『とじこめ』は残念ながら全く機能していないと考えています。 燃料は溶融落下し、炉も格納容器も機密性が保たれていない事は確認されているようです。 従って、はっきり言って外部環境と燃料の残骸は接触している状態ですよね。 ですから、当然何がしかの放射性物質は希ガスや汚染水、水蒸気として外部に漏れているわけです。 さて、未だ非常事態、放射能と格闘中の真っ最中、その経路と正確な量はなかなか掴めないのも無理ありませんが、空中線量の推移等から割り出す事も可能なのではないかと。 また新たな情報がありましたら宜しくお願いします。
お礼
回答ありがとうございます。 >「空中へ地中へ、海中へドンドン出ている」と考えてしまう気持ちは理解できますが、データから合理的に判断すれば逆の結論になってしまいます。 やはり、見解の相違としか言いようがありませんが、3・11以前と比較することが大切なのだと思います。 そして世界が3・11以前の状態に戻るのは一体何時のことでしょうか。 この事故の終息まで、それまで一時も欠かさず、放射線量の増減を計測し続けなくてはならない国になってしまいました。 あのイギリスのセラフィールドのような事態にならないことを祈ります。