こんばんは。僕も京都の町が好きな者の一人です。お気に召しますかどうか判りかねますが、これは僕のお薦めコースです。
(1)京都北山の古刹を訪ねて………大徳寺・金閣寺・天竜寺等をバス路線若しくは京福電鉄嵐山線で周ります。ルートとしてはJR京都駅烏丸口より市内バスを利用しても可能ですし、京都駅から市営地下鉄烏丸線を利用し北大路まで行くとそこにバスターミナルがあります。大徳寺から金閣寺を経由し、北野白梅で下車しますとそこから京福電鉄に乗ることが出来ます。お子様をお連れとのことですので、夏の京都の暑さも考慮し、またお食事のご都合もあるかと存じますので、金閣寺から天竜寺の途中にある等持院や竜安寺はスルーされることをお奨めします。お食事場所を探される場所としては北大路バスターミナル周辺及び北野白梅駅周辺が市街地ですので比較的探しやすいと存じます。
朝10時頃にホテルを出発されますと道路事情とお食事の時間にも多生左右されますがほぼ2時頃には北大路のバスターミナルに戻ってくることができます。時間とお子様の体調にもよりますが、この後に北大路のバスターミナルで乗り換えますと、東山の銀閣寺を拝観することも可能です。(無茶な強行スケジュールを組みますと、バス移動とは申しましてもかなり体力を消耗するので危険です)
(2)東山の寺を訪ねる………京都駅周辺を中心とするプランです。「東福寺」「三十三間堂」「智積院」「清水寺」「知恩院」などがあります。東福寺の通天橋や清水寺の舞台からは緑の木々と青く澄み渡った空が見られると同時に風も渡って気持ちがよいです。このルートは全てバスで回ることができます。
(1)の隠しキーワードは「中世から近世の日本を彩った人々」です。大徳寺は織田信長を始め豊臣秀吉や前田利家などの人物と共に千利休、利家の奥さんである「まつ」さんも縁のある人物です。金閣は南北朝を統一した足利義満、天竜寺は足利尊氏が後醍醐天皇を弔った寺として創建されました。銀閣は応仁の乱に象徴される足利義満が隠居した寺です。
(2)のキーワードは平安時代から江戸時代に至る人物と建築と庭です。東福寺は鎌倉時代に創建された寺ですが、その名前は奈良にある東大寺と興福寺から採ったものとされています。ここは幾つかの異なったスタイルの庭園があることで知られています。
三十三間堂は平安末に平清盛により創建され浄土式の庭が遺されています。智積院は元々紀州根来にあった大伝法院を秀吉が焼き討ちしたものが江戸時代になって再興されたものとされています。知恩院は元々は平安時代の宗教家法然が道場を開いた土地に建てられたものですが、江戸時代には将軍家から庶民に至るまで幅広い階層の信仰を集めていた寺として知られています。
ここは左甚五郎の「忘れ傘」や「鶯張りの廊下」としても有名な寺です。
こちらのコースですが、こちらは「ハイキング」並の坂の多いコースでもあります。
尚、京都を効率よく回るには「市内フリー切符」が販売されています。こちらは市営地下鉄と市営バスが乗り放題で一日タイプと二日タイプの2種類があり、京都市営地下鉄の切符売り場で購入することが出来ます。
お礼
ありがとうございます!まさに、欲しかった情報です。いえ、それ以上で、非常にありがたいです。 今は、子どもに、日本の歴史のマンガ本を与え、旅行前に少し勉強してもらっています。 行きたい場所も、散らばっており、効率よくまわるには、どうしたらよいか、調べれば調べるほど、悩んでおりました。 キーワードも、ありがたかったです。知らずに見学するのは、もったいないですよね! 交通手段もすごくわかりやすいです。丁寧に、沢山の情報を教えて下さってありがとうございます。 是非、このコースで巡ってみます。