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派遣という制度をなくすことはできないのか?

派遣という仕事はなぜあるんでしょうか?

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  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.4

労働需要の時期的変動に対応するためです。 例えばある新製品が良く売れるようになった場合、企業はその製品をたくさん作りたいのです。そのためには多くの労働力が必要です。しかし、いつまでその製品が売れ続けるのかわかりません。ですから一定期間だけの労働力が欲しいのです。 方法は2つあります。 1つ目はパートやアルバイトなどです。ただし、その製品は今売れているので今たくさん作りたいのです。ですから今使える労働力が欲しいのです。雇ってから1から教えていると、使えるようになったころにはその製品がもう売れなくなって製造をやめることになり、労働力が必要なくなるかもしれません。ですから、今すぐ使える実戦力となる労働力が欲しいのです。ですから技術のある人間だけを雇います。技術のない人間は雇いません。 では技術のない人間はどうやって技術を身に付けたらよいのでしょう? そんなことは知ったことじゃありません。技術のある人間を雇えばいいのですから。 では2つ目の方法は何でしょう?それが派遣です。技術のある人間のパートを募集したとしても、必要な技術のある人間がどれだけいるかわかりません。もしかすると通勤可能の圏内にはいないかもしれません。あるいはいても募集しているという情報がその人に届かないかもしれません。必要な技術そのものは持っていないけれどもそれに近い技術を持っていて、簡単な数時間程度のトレーニングでその技術を身に付けられるのだけれど、そうであることを知らないので応募しない人がいるかもしれません。 もし労働者の技術を調べて、その技術がどういう業種に応用可能か、どういう職種どういう生産に応用可能なのかがわかる労働技術の専門家がいて、登録してある労働者の技術をもとに労働力を欲しがっている企業に労働者を派遣すると、雇う企業側は募集して応募者を選別してさらに必要なトレーニングをして、という部分を省くことができるのでコスト削減になります。労働者の側は派遣会社から技術トレーニングを受けるというだけでなく、求人企業が欲しい技術を派遣会社が先読みし、将来ウリとなる技術の提案を受けてトレーニングをするということができます。 現代社会はニーズが目まぐるしく変化します。これに対応するためには企業は常に製品の改良をし製品を変化させ続けなければなりません。そのために労働者に要求される技術も常に変化します。このため労働需要が目まぐるしく変化します。今後は短期的な労働需要がさらに増えてゆくと考えられます。アルバイトとして雇って1から教えるということをしている時間的余裕がますますなくなってゆくことでしょう。 派遣がなくなると企業は必要な技術をすでに持っている人間だけを短期間だけ雇うようになるでしょう。その結果、技術を持たない求職者は切り捨てられてゆくことになります。 質問者さんは求職のウリとなるような技術を何かお持ちですか?その技術はいつまでウリとして通用すると思いますか?その技術が必要とされなくなったら、その次に必要となるのはどんな技術であるかわかりますか?それをどうやって身に付けますか? それを質問者さん個人の責任で必要な技術を調べ、お金を払ってトレーニングを受けて技術を身に付け、ところがいざふたを開けてみたら要求される技術は自分が身に付けたものとは違っていたために職にあぶれ・・・、ということを質問者さん自身の責任で何の保証もなく行って何の問題もないようであるなら、派遣という制度は廃止されるでしょう。

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その他の回答 (3)

回答No.3

私のような無能な人間にも職を与えるためです。 なくすのは勘弁してください。 正社員として通用しない私は失業してしまいます。

5547454
質問者

お礼

逆だと思うんですが? もしも、バイトだったら何もできなくても1から教えます。そこで経験をつみ、スキルをつければその中で正社員になれます。派遣だとその道はありません。

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  • yosifuji20
  • ベストアンサー率43% (2675/6115)
回答No.2

なぜあるかというと法律が認めたからで、かつては一部の業種以外は認められませんでした。といっても名目をいろいろと変えて実際はありましたけれども。 当時は今と違って失業率も低く、この契約でも困らないという事情があって普及したのかもしれません。そのうちに外国の競争という問題が出て労働コストを引きさげると言う意味で多用されるようになったのでしょう。 廃止したらどうなるかですが、それが本当に労働者にプラスになるかはなんともいえないですね。 今派遣社員で成り立っている商売が、それを利用できないと継続できなくなるかもしれません。 あるいは工場をもっと賃金の安い海外に移転させるかもしれません。 もちろん一部は正社員になっていくでしょう。でも全部の派遣社員が正社員になれるかというとこれも疑問ですね。多分無理でしょう。 ということはトータルでは就職機会が減少する恐れが大きいですね。 少なくとも現在の正社員を簡単に賃下げしたり解雇したりは無理があります。全員の派遣社員を正社員にすれば、コスト的に海外製品に負けてしまい、結果的に正社員の仕事も減少する恐れがあります。 という理由で容易に廃止はできないだろうという意見です。 労働者側では、やはり自分の能力向上に努力してより高い給料が取れるような努力をするのが一番でしょう。 単純労働は今後も当分は今の状況は続くを思ったほうがよいともいます。

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  • ben0514
  • ベストアンサー率48% (2966/6105)
回答No.1

専門的知識や資格を持つ人材を雇用するのは、会社にとって大きな負担となります。 また、このような人材も一つの会社で働くのを嫌う場合があります。 そこで、派遣会社に所属することで、いろいろな業務をいろいろな会社に派遣されることで経験を積み、さらに専門性を高めることが出来るため、派遣という形は必要なのでしょう。 ただ、規制緩和などで専門性の高い職種以外でも派遣制度を利用することで、正規雇用のリスクを回避したい会社などの要望を満たすような制度になってきているのです。 したがって、派遣のすべてを肯定することは出来ませんし、否定も出来ません。派遣の制度をわかりやすくし、一定の職種などに制約する必要はあるでしょうね。 さらに、公共工事などを扱うような会社の場合には、官公庁等の契約により、下請企業との契約を制約されることがあり、人材が不足した場合に請負委託するのではなく、人の調達を直接行うことを目的に派遣を利用しなければならなくなります。そもそもの公共事業の発注が、小さい案件でもいくつもまとめての発注としたり、分散しての発注をすることが官公庁などの側からすれば、リスクであったり負担であることから、大手企業でした受注できないような仕組みになっていることも実態としてあります。そして、技術や知識を持っている中小零細の会社は、大手企業からの下請けに頼らなければならなく、下請けでの契約の代わりとなる派遣業も扱うようになっていってしまうのです。 派遣にも問題が多くありますが、社会の仕組みを根本的に考え直さなければ、派遣の制度を簡単に変えられないことでしょう。

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