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家周りに敷き詰められた「山砂」とは何者?
- 家の新築を契機に、家の周りを芝、植栽、花、野菜などと考えると楽しくて、まさに園芸に目覚めつつある超初心者です。
- 家周りに敷き詰められた「山砂」についてです。山砂は山で採取した天然の砂で、主に通気性を良くするために、改良用土に配合して使用されます。
- ただし、山砂は水はけが悪く、雨が降ると茶色く濁った水が溜まり、乾燥すると黄色く固くなり風で砂が飛散します。これが園芸に向かないと思われる理由です。しかし、粘土質の土壌に山砂を混ぜると、水はけが良くなる効果があります。なぜ通気性をよくするための砂なのに水はけが悪いのか、その疑問があります。
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納得して頂けないようですから、再び回答させて頂きます。 どんな土でも植物を植える時には土壌改良が必要です。 確かに粘質の土は園芸用に向いているとは言えませんので、N0と言う のが正しいです。ただ腐葉土や堆肥を入れて土壌改良をする事により、 不備な点は改善されますから、土壌改良をすればYesになります。 山砂(真砂土)でもそうですが、黒土や赤土等でも単体では使用が出来 ません。何故なら排水性、保水性、通気性、保肥性が全て良好な土と言 うのは存在しませんから、何らかの不備は必ずあります。 山砂(真砂土)に混ぜる腐葉土の量ですが、花壇の場合だと1m2当たり 2~3kgで十分だと思います。入れ過ぎても特に支障はありません。 腐葉土は土の名が付いていますが土では無く、広葉樹の落葉を腐熟させ た物で、入れる事で通気性や保水性や保肥性を良くし、微生物を活性化 させて土質を良くする役目があります。ただ腐葉土だけで単体で使用す る事は出来ず、山砂や黒土等に混ぜないと使用は出来ません。 樹木を植える時は掘り上げた土の、全体量の2割程度を混ぜるようにし ます。腐葉土や堆肥は肥料ではありませんから、土に混ぜたら直ぐ植物 を植えられて構いません。 これだけは申して置きますが、山砂の表面に腐葉土を入れ、軽く耕した だけでは駄目です。出来るだけ深め(20cm程度)に耕し、腐葉土と 土を良く混ぜ合わせる事が必要です。 改良しないと使い勝手の悪い土ですが、改良をする事で生育に最適な土 に変身します。 土埃が酷いようですが、それなら芝を張られたら問題は解消しますよ。 ただし今の時期は芝張りには不適切な時期ですから、時期が来たら芝を 張られたらと思います。
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- cactus48
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造園土木の会社に勤務しています。山砂とは一般的には真砂土と呼ばれ ている土で、粘土分が多く粒子が細かいので通気性と排水性が悪いのが 特徴で弱酸性土です。 山砂(真砂土)はA真砂土、B真砂土、C真砂土、セレクトに分けられ ますが、宅地や植栽で使用する時はAかB真砂土を使用します。 粘土質だから園芸には向かないと言われますが、僕ら造園業では植栽を する時には真砂土を買って来ます。腐葉土や堆肥を入れる事で通気性や 排水性は改善され、樹木や植物には好都合な土になるからです。 そんなに毛嫌いされなくても、今は十分に締っていないから茶色の水が 出たりするわけで、暫くすれば症状は治まるはずです。 水はけが悪いのは真砂土が原因ではないと思います。真砂土の下の土壌 が水はけが悪い土壌である時は、どうしても浸透しませんから水溜りが 出来てしまいます。どちらかと言えば、元々水はけが悪い場所だったの ではありませんか。雑木林と言う場所は、そんなに水はけが良いとは言 えませんよ。過去に雑木林を切り開いて林道を造った経験があり、雑木 林がどのような物かは知っているつもりです。 山砂(真砂土)を工務店が入れたのは、一種の見た目を良くするための 化粧として入れられたのです。何処の工務店だろうが建設業だろうが、 一般的に行われている事です。もし嫌だったなら、どうして入れる前に 入れるなと言わなかったのですか。断れば、あなたの希望する土を入れ て貰えたはずです。ただし土を希望した時には建築費には含まれません から、別途の請求はされます。 僕らとしては、真砂土が無ければ作業が出来ません。植栽や芝張りにも 絶対に必要ですから。
お礼
園芸関係のプロの方にお答えいただけるとは、ありがたいです。私が知りたい点は、山砂の性質とその利用方法です。決して山砂を毛嫌いしているわけではありません。 お答えいただいた内容によると「腐葉土や堆肥を入れる事で通気性や排水性は改善され、樹木や植物には好都合な土になる」ということですから、逆説的にいうと「山砂は腐葉土や堆肥を入れないと、排水性は改善されない」ことになります。 したがって基本的には山砂はあくまでもそれ単体では排水性が悪く、園芸に即利用できるものではない。しかし、改良を施すことにより使えるようになる、と解釈できます。それは例えば「粘土質の土は園芸向いているかYesかNoで答えなさい」となった場合、基本的にはNOである。しかし、扶養土を入れるなどすればある時間の経過とともに土の改良がなされる、ということとなりYesと答えることもできる、というレベルでしょうか。 そうであれば、選択肢として(1)今すぐ花を育てたいなら、山砂ではダメなので土を入れ替える、(2)今すぐ花を育てる必要がなければ腐葉土等を混ぜて土づくりを行いながら時間をかける、ということが考えられます。折角ある山砂を安易に撤去せず、改良しながら利用できる、という選択はないのだろうか?私が知りたかったのはまさにこの点を判断する材料です。腐葉土等を混ぜれば、今すぐにでも花は植えられるのか、その混ぜる配合の割合はどの程度なのか、これらを知りたいのです。 また、工務店が敷いたその土が何であるか、について土の知識がないため、「入れないでくれ」というリクエストは論理的に不可能です。例えば料理を注文したら嫌いな食材が入っていたとしてもそもそもその料理にどんな食材が使われるか全て知っているわけではないので、「嫌いなら最初から好きな食材を入れてもらえばいいのに」と言われても答えようがないのと同じです。
- kei1966
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お話しの内容では、その敷地のまわりの土は砂だとしても限りなくシルトに近いと思われます。 おそらく山から採ってきた土であるということだけで、厳密には砂が多くないのでは。 粒子の大きさが違います。 http://www.clovergarden.biz/soil/info/p5.html でも、コーヒー牛乳状になり、風で飛散しやすいのは粒子の小さい粘土やシルトだと思います。 粒子の大きい砂が多ければ固まりませんから。 なので少し粒子の大きい砂をもう少し入れたほうが良いと思います。 (ま、造園の専門ではないのでサイトの方をどうぞ参考にしてみてください)
お礼
お礼が遅くなりすみませんでした。 粒子が小さいから、固くなり、また飛散するのですね。 粒子の大きい砂を入れるなど、土を作ることが必要なのだということがわかってきました。
お礼
詳細なご回答、ありがとうございます。 非常にすっきりしました。 土のことを考えて調べても、保水性が必要、排水性が・・・と矛盾していることばかりでそのあたりが理解できませんでした。 完璧な土はないこと、また改良しながらということ、さらに具体的な混ぜる量など、いろんなアドバイスをいただき、ありがとうございました。 土いじりが楽しみになってきました。