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化学についての質問です。
下記のうち、一つでもいいので知っているものがありましたら回答お願いします。 (1)なぜ単結合を「飽和」結合というのですか?なにが飽和しているのですか? (2)炎色反応では、なぜいろいろな炎の色に変わるのですか? (3)一般に、非電解質はイオン結晶にはないのですか? (4)電気分解でなぜ、(例)水が水素と酸素に分かれるのですか? (5)分子というのは、ただ単に原子がくっついているのではなく、原子が集まって新しく合成された粒子という考え方でいいのでしょうか? (6)多原子イオンの生成方法は、すべて配位結合によるものですか? 以上です。 なにか心当たりありましたら回答していただきたいです。
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(1)なぜ単結合を「飽和」結合というのですか?なにが飽和しているのですか? あなたが友だちと手を繋ぐとします。両方の手で同じこと握手をすると、1人としか手を繋げません。2人の手で繋ぐから、2重結合ですね。 それに対して、一番多くの友だちと手を繋ぐ方法は、ひとりと繋がるのにひとつの手を使うことです。単結合ですね。これ以上多くの友だちと手を繋ぐことは出来ないので、これを飽和結合と呼びます。飽和しているのは、一つの原子に繋がることが出来る原子の数です。 (2)炎色反応では、なぜいろいろな炎の色に変わるのですか? 色は変わりません。一つの原子(元素)が発する色は同じです。 (3)一般に、非電解質はイオン結晶にはないのですか? あります。電解質かどうかは、溶媒に対して決まる性質で、溶媒によっては非電解質として振舞うモノもあります。 (4)電気分解でなぜ、(例)水が水素と酸素に分かれるのですか? 水分子が、水素元素と酸素元素でできていて、水素分子は水素元素、酸素原子は酸素元素で出来ているからです。 なお、高校化学をきちんと学べば分かりますが、水は電気分解されません。電気分解されるのは、主に水酸化物イオンとオキソニウムイオンです。 ついでにいうと、水(水酸化物イオンとオキソニウムイオン)を直接、電気分解するのは大変です。なので、電解質を溶かして電気を通しやすくしますが、この状態では、水(水酸化物イオンとオキソニウムイオン)の電気分解ではなく、その電解質を含めての電気分解となります。最終的に、水素と酸素が発生する組み合わせを中学・高校の実験で見る水の電気分解では選んでいるだけです。 (5)分子というのは、ただ単に原子がくっついているのではなく、原子が集まって新しく合成された粒子という考え方でいいのでしょうか? いいえ。粒子が合成されたのではなく、もっと能動的に原子が結合しています。 たとえば、水の分子量は18と習っていませんか? 大学でも、そのレベルの人もたくさんいますが、これは実態とは違います。水素原子は、1つの酸素原子に安定的に繋がっているのではなく、2つ以上の酸素原子の影響を受けながら組み変わりつつ大きな結合を作っています。液体の水は結晶形を緩やかに持っているんです。実際、X線回折という方法で、その形は解明されています。この形が、雪の結晶に繋がっていることも分かっています。 なお、ご質問者さんが、中学生や文系の高校生、または化学に興味がない大学生さんなら、この質問の回答は「はい」でよいです。 (6)多原子イオンの生成方法は、すべて配位結合によるものですか? いいえ。洗剤の成分を調べてみてください。共有結合のアルキル基部分を持ってます。また、ベンゼン環を持つイオンもあります。
お礼
回答ありがとうございました! すべての質問に答えてくれるなんて・・・。 やっぱり化学は奥が深いですね。 化学はとても好きなので、いろいろと勉強していきたいと思います。