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冤罪で無罪判決でも検事などが謝罪しないのはなぜ?
刑事被告人だった人が裁判で無罪が確定しても、担当刑事や検察(検事)などが 謝罪をしないのはなぜでしょうか? 明らかな捜査ミスや、被告人を有罪にするための証拠のでっち上げなど、捜査機関や 検事に悪意がある場合があったにも関わらず、担当の刑事や検事が謝罪をしたことを 聞いたことがありません。 都道府県警のトップが謝罪したケースはありましたが、担当者が謝罪したことはありません。 担当者はプライドがあるから謝罪をしないのでしょうか? 自己の過ちを認めず、自分のやっていることは絶対に正しいと思っているのでしょうか? 最近は、検察の不祥事が多く、法曹への信頼もゆらいでいます。 法曹のエリート意識や、おごり高ぶりが根底にあるのでしょうか?
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- phj
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法律と裁判の経験則から言えば、冤罪をなくすことは不可能だし、逆に本当の犯人を無罪としてしまう危険も排除できません。そのため、警察・検察・裁判所はたとえそれが間違いであっても、責任を負わなくいいことになっています。 責任を負うことにすると、真犯人を無罪にしたために別の犯罪と被害者が出れば、その責任まで負うことになりかねないからです。こうしてしまうと、逮捕したら何がなんでも有罪にするようになりますので(そうすれば、責任は冤罪側だけで済むし、冤罪立証はものすごく難しい)むしろ、法律や警察などの信頼が低下していくことになります。 ですから、個々の無罪判決に対して謝罪と責任はしないのです。 ただし、検証の結果、明らかなミスや隠匿、犯罪行為などがあれば罪に問うことができますし、国会や内閣などの他の権力の介入を招きます。もちろん国民の支持もなくなりますので、上層部の責任問題に発展します。厚生省の特別郵便の事件では、担当検事に対しては起訴、検察庁長官は更迭という責任が発生しました。 ところで日本の刑事裁判の有罪率ってどのくらいだか知っていますか。ほぼ99%です。この数字は世界的に見てもあり得ません。法治の行き届いている先進国の有罪率はだいたい70%ぐらいなのが普通なのです。 そして、 ・警察署の代用監獄 ・弁護士を立ち会わせる権利の不徹底(日本では、取調室に弁護士が入れないだけでなく拘留中に弁護士と相談することもほとんど出来ない) ・ほとんど機能していない拘留許可(逮捕から、72時間以上は裁判所の許可がないと拘留できないが、ほぼ99%許可が出る) などの問題で、 冤罪がいつ起きても不思議はないと言われているのです。 ひとつだけ、警察や検察を褒めるとすれば、汚職がほとんどなく職務に忠実な人が多いので、他国比べれば運用が厳格で法の信頼が維持されていることです。 しかし「職務に忠実」ということは組織の体裁とプライドを大切にするということでもありますから、タガが緩んでくると不祥事がおおくなるのです。 ひとつひとつの冤罪に対しての謝罪は害もあるのですが、検証と対策そして、外部の目はこれからは必要でしょう。はやく可視化することがひとつの方法だと思います。
- yaminotenshi
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謝罪はしていますが、マスコミが取り上げないためです。誤解が甚だしいです。また完全に黒なのだが、証明ができなく無罪や冤罪として報道された事件が数多くあります。一概に検察や捜査当局のせいにするのも問題ありです。 確かに冤罪等はありますが、質問者様の言われるような、検察サイドの横暴など92.75%ありません。何事にも例外はありますが。そのことだけを見て、騒ぎ立てて視聴率上げる報道機関のほうが問題ありです。彼らは真実よりは視聴率なのだから、大して視聴率が獲得できない事件の謝罪報道などしないだけです。また 報道することが個人情報の保護という観点から、本人から控えるように指示される場合がほとんどです。 なぜなら多くの人々は、真実より憶測。スキャンダルが好きなため、風評被害がその方の家族等を苦しめるからである。
お礼
栃木県の冤罪事件の担当検事は最後まで謝罪しませんでしたが? 代わりに栃木県警の本部長が謝罪をしましたね。 これはいかに?
いや、丁度一週間前にテレ朝のスクープSPで佐賀の農協が絡んだ冤罪事件で主任をやっていた元検事が遺族(本人は高齢もあって去年くらいに死亡)に謝罪する様子が放映されてましたよ。 まぁ冤罪事件の国家賠償裁判などでは「組織として検察は間違ったことしていません」と反論することが多いくらいなので、担当者が個人的にすまないと思っていても、上司などに止められるでしょうね。
お礼
栃木県の足利事件の担当検事は最後まで謝罪しませんでしたね。
本当は、捜査ミス(実際はでっち上げやインチキ)をやった警察、検察の直接の担当者を白昼の場に引きずり出して、顔をさらさせ全国民に謝罪させなければいけない。 ところが、実際はでっち上げやインチキなのに捜査ミスと称して、ミスは誰にでもあるから罪にならない、従って顔をさらさせるのは可哀想、そこで上司が「部下がやったことで、すんまへん」と涼しい顔で謝ったマネをする。 こんなことでは、日本は潰れます。 日本では、正義の味方や弱者の見方としょうする人は、その反対の正義の味方のフリをした悪者で人でナシです。 裁判官、検事、弁護士、マスコミ、ジャーナリスト、政治屋、ボランティア、医者、福祉関係者・・・。 この中には稀にいい人がいますが、大半は庶民弱者を食い物にしています)
お礼
私の法学の恩師は、「100の凶悪犯罪者が世にはびこるよりも、1の冤罪が作られることの方が法治国家としては恐ろしい」と言っていました。 検察などの捜査機関はいくらでも証拠をでっち上げ、犯罪者を作ることができます。
公務員だからです。
お礼
やはり親方日の丸なんでしょうね。
お礼
罪に問い罰することと、謝罪をすることは別だと思います。 明らかに悪意を持った証拠のねつ造は罰するべきです。 捜査ミスはあってはならないですが、検事も人の子ですからミスはあるでしょう。罪に問わないまでも謝罪くらいはあって然るべきです。 謝罪すらないのは、驕りがあるからではないですか?