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TT250USB のMCカートリッジへの交換
TT250USBを購入しましてしばらく使用中です。昔、購入したDENONのDL-103がありましたので、純正のMMと交換しまして、使っていますが、ボリュームのアンプをかなり上げないと音が小さいです。TT250USBのマニュアルを見ますと、アンプへの接続はLINEと書いてありましたので、そこに接続しています。PHONOに接続しますとターンテーブルが壊れると記載されていました。正常な音量で聴く接続方法、または設定がありましたら、アドバイスのほどよろしくお願いします。 プリメインアンプはLUXMANのL505UXです。
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こんにちは。 私は、TT250USBの仕様通り、MMカートリッジを使って、ターンテーブルのイコライザーを生かす使い方が良いと思います。 DL-103の場合必要とされる接続は次の通りです。 ピックアップMC - 昇圧トランス- PHONO(RIAA EQ) - LINE TT250USBには次の通り、昇圧トランスに該当する部分が有りません。 また昇圧トランスを組み込む余地もありません。 ピックアップMM - PHONO(RIAA EQ) - LINE 従って、正常なLINEレベルの出力が得られず、アンプのボリュームを上げないと音が小さいのです。 TT250USBとオーディオアンプの間に、業務用(楽器用)マイクアンプ等を入れればL505UXの音量レベルだけは揃えられる可能性はありますが、次の理由で音は宜しくありません。 TT250USBに昇圧トランスまたは、それに代わるMC用ヘッドアンプが無い為に、PHONO(RIAA EQ)が過小レベルで動作する事になりますので、MM型カートリッジピックアップを使用する場合よりノイズが10倍程度多くなります。 それは、L505UXのボリュームを上げる場合と変わりないということです。 レコードは溝の物理振幅をピックアップが拾って発電します。同じ電圧を得る為には、低音の20Hzは高音の20KHzに比べて1000倍の振幅運動距離を必要とします。レコードではそれを100分の1した10倍の振幅に収めています。そうしないと低音が有れば簡単に隣の溝を超える事になってしまいます。ピックアップが発電したままだと、低音の発電圧が100分の1にしかなりませんので、低音20Hzを10倍増幅(+20dB)し、高音20KHzを10分の1に減衰(-20dB)させて、低高音のバランスをイコールにし電圧をLINEレベルに増幅するのがRIAA EQ(イコライザー)の役目なのです。 (ここの倍率は、電圧等物理数値から計算したもので、人の音量感とは若干異なります) ステレオアンプのPHONO入力にもRIAA EQが組み込まれています。 TT250USBのLINE出力は、RIAA EQで補正されて出てきますが、これをステレオアンプのPHONOに繋ぐと、またRIAA EQを通過することになり、経験された通り過重補正された音になってしまいますし、昇圧トランスを通ってないとはいえステレオアンプのPHONOにとっては過大入力で、特に低音で歪むだけでなく最悪故障する事もあるかもしれません。
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- Sasakik
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#1としては・・・ >MMカートリッジを使って、ターンテーブルのイコライザーを生かす か >DL-110のようなMCカートリッジ がお薦めというか・・・ 他の回答者サマからご指摘があった電気的な問題の他に >昔、購入した というのがネック。 質問者サマ的には、スタイラスの摩耗がなければ大丈夫と考えているかもしれないけど、内部のマグネット、ダンパーの劣化も問題。 ”ほんの数年”程度ならまだしも、10年以上経過しているのなら本来の性能が出るとは思えない。 懐古趣味を満足させたいのなら話は別だけど、本来の性能で聞きたいのなら骨董品に拘るのは無意味というか、メリットがあるとは思えない。 余談・・・ ワタシも実家で放送局仕様のDL-103(30年モノ)が付いたVictorJL-B61Rが20円以上休眠状態にあるけど、現役復帰させることがあったとしてもカートリッジは問答無用で交換するつもり・・・因みに、放送局仕様と言っても、特別なチューニングとかいうワケではなく、個体の特性を測定したデータシートが付いて出荷されていただけだったりする。 余談その2・・・ ワタシがJL-B61Rを復帰させるとしたら、ワッツのディスクプリーナ(プリーナという商品名であってクリーナを打ち間違えたワケではないので、念のため)が手に入ったときなんだけど、15年以上見たことが無い(^-^;
- nijjin
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>正常な音量で聴く接続方法、または設定がありましたら、アドバイスのほどよろしくお願いします。 TT250USBはMMもしくはMM互換のカートリッジしか使用がkンが得られていないので MCであるDL-103だと残念ながらありません。 フォノイコライザーを切ることが出来るか付いていないプレーヤーを使うしかありません。 また、カートリッジを交換してもいいのならDL-110を使えば正常な音量になります。 フォノイコライザーを切ることが出来るか付いていないプレーヤーを使えばL505UXのPhono端子へ接続ができます。
お礼
nijjinさん、ありがとうございます。今はDL-110のようなMCカートリッジがあるのですね。大変勉強になりました。購入を検討いたします。
- Sasakik
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誠に失礼ながら、DL-103をお持ちの方のご質問とは思えない(m_m) 順不同で・・・ >TT250USBのマニュアルを見ますと、アンプへの接続はLINEと書いてありましたので、そこに接続しています。 一般的なレコードプレーヤーの出力は、カートリッジが拾った信号をそのまま出力するので、出力レベルは低い。 そのため、アンプにフォノイコライザーを内蔵して出力レベルを調整した上で増幅回路に入る仕組みになっている。 ところが、TT250USBは本体にフォノイコライザーを内蔵しているので、アンプのPHONO端子に接続する必要はない。 >PHONOに接続しますとターンテーブルが壊れると記載されていました。 最近は、複数の構成機器で成り立つレコードプレーヤーを、構成機器の1つに過ぎない”ターンテーブル”と表現することが流行っているようだけど・・・TT250USBのLINE(高)レベルの出力をアンプのPHONOに繋ぐと過剰出力で回路に異常な負荷がかかり、故障の原因になるコトは想像に難くない。 DL-103は、放送局でも使われていた代表的なMCカートリッジだけど、MCカートリッジとMMカートリッジの相違点の1つに出力電圧がある。 フォノカートリッジとしては高出力なMMに対し低出力のMCを使うときには、MC用フォノイコライザーや昇圧トランスなどで、出力レベルを調整する必要がある。 >DENONのDL-103がありましたので、純正のMMと交換しまして、使っていますが、ボリュームのアンプをかなり上げないと音が小さいです。 MMカートリッジに合わせたフォノイコライザー搭載のレコードプレーヤーにMCカートリッジを使えば、当然の結果としか・・・
お礼
Sasakik さん、 コメント、感謝いたします。今から30年ほど前にオーディオに少し凝りまして、当時人気があったMCのDL-103を購入しました。私の叔父がYAMAHAの音響部門の技術者で、当時のYAMAHAのアンプやスピーカーを譲ってもらったのが、オーディオに興味を持ったきっかけです。 ご指摘の通りです。MCは出力レベルが少ないので、イコラーザーが必要ですね。私はこのターンテーブルにイコライザーが内蔵されていますのを知らないで、購入しました。少々荒業ですが、試しにターンテーブルのLINEアウトをPHONOに接続しまして、アンプのカートリッジの切り替えをMMにして、瞬時、再生してみましたが、非常に音量が上がり、低音が強調されたようでした。イコライザーが壊れてはいけないので、すぐにマニュアル通りのLINEへの接続に戻してみました。 話が長引きました。すいません。要するに、MCでは電圧が低いので、MMカートリッジを使って、ターンテーブルのイコライザーを生かすか、あるいは、MCを使用して、LINE入力でボリュームを上げて聴く方法以外方策はないかと思いますが、正しいでしょうか?
お礼
John_Papa 様、 いつも詳しい説明、ありがとうございます。実を言いますと、このターンテーブルを購入して、すぐに手持ちのMCカートリッジを付けて今に至っています。レコードは週に1~2度くらい聴きまして、普段はDSDかカセットを聴いています。レコードを聴くときはボリュームをかなり上げないと満足いく音ではありませんでした。ふとMCは出力がMMより低いと思い出しまして何か良い方策はないかと考えていました。TT250USBを買う前は30年近く前に入手したベルトドライブのターンテーブルで、ベルトを交換しながら使用していました。YAHAMAのA2000aのアンプ、DL-103で聴いていました。 さて、nijjinさんからお教えいただきました、DL-110の購入して使ってみたいと思います。メーカーのマニュアルだと110の出力は103の倍のようです。 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。