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レコード試聴 カートリッジについて
テクニクスのEPC-460C と言うカートリッジがあります。針もついていますが、レコードに落としても音が全く鳴りません。他のMM・MCカートリッジは問題なく試聴できます。EPC-460C カートリッジは4チャンネルとなっていますが、試聴するには、MM・MCが聴けるアンプの他に何かいるのでしょうか?それとも、音が全く出ないのは、カートリッジか針に問題があるのでしょうか?ご存知の方、教えて下さいませ。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 4ch仕様というのは、むかし多様な方式で流行した4ch方式の中で最も高い効果が得られるけれど、非常に高い技術も必要と言われたCD-4方式にも対応出来る。という部分で、通常の2chステレオ再生も可能(いや、2chステレオ再生でも多くの有利な面が有る)という事です。 この製品は、半導体型と言っていますが、基本的には非常に古くから利用されていた圧電型の技術を応用した、非常に優れた構造の製品だったようです。 古い時代の圧電型よりも非常にシンプルな構造として、とても高い性能を得たのですが、シンプル化したことで、ほんの僅かな素材ダメージで正常な動作が出来なく成る。というのも理解出来やすいので、おそらく独自の構造として用いた、カンチレバーの根元1/3くらいに設けたリング状のサスペンション劣化とか、単純な圧電素子とは違った半導体素子部の経年劣化とかが考えられるのでは、、、って想像します。 交換針には、CD-4用の高価な物と、通常のステレオ用のリーズナブルな針も在ったそうです。これは針先の形状、研磨術による違いなので、針先形状の問題ではないでしょう。 一応、交換針にはサスペンション系も含まれていますので、適合する交換針を用いたらオッケー、という場合はサスペンション系が原因だった。と考えてよいと思いますが、変な音、、というくらいは出るはずですので、全く音が出ない。という場合は電気信号を産み出す部分、カートリッジ本体内の発電機構が壊れている。と思った方がよさそうでしょうかねぇ。。。 基本的に、日本Victorが登場させたCD-4方式を、かなり安価に利用出来るようにと、松下電器(Technics)が苦心の末具現化したカートリッジの1つですので、安価で高性能は間違いないのですが、耐久性とかには、コスト制約から、、という側面もあったはずですから、この範囲は理解された方がよいと思います。 追伸:CD-4方式は、可聴帯域の上、超音波領域に特別な信号を用いて、特別な回路で分離すると、リアの2ch分の音が分離出来る。というものです。今で言う「人の可聴帯域以上まで対応出来る『ハイレゾ』にも対応出来るアナログレコード再生技術」と言って良いでしょう。 ま、原点はFMステレオ放送の技術と似ていますが、アナログレコードで当時具現化出来たのは、驚くべき技術。特に針先形状の特殊形状発想と非常に高い加工精度が、、、という事だったはずです。
- aubzvz
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EPC-460Cは半導体式4chカートリッジですが2chレコード再生にも対応していてMM型と互換性のあるカートリッジですからトーンアーム以降のシステムが他のMMカートリッジの再生が問題無く出来るのに音がまったく出ないというであればカートリッジの破損と考えられます。 通常のMM型カートリッジであればピックアップコイルの断線は極稀な損傷ですが半導体式カートリッジでは半導体部分の破損となると頻度は高くなると思います。