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依存の読み方
依存 を いそん と読みますか? いぞん と読みますか? どちらも間違いではないということは承知の上で あなたの読み方を教えてください。できれば年代も。
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「いぞん」と読んでおります。30代です。 周りの人の中にも「いそん」と読む人は見かけませんね。 「いそん」が本来正しいらしいということは知識としては知っておりますが、 今のところ改めようとは考えていません。 #4さんが科学分野の中で医学や生物学だけ別枠扱いしていらっしゃいますが、 この分野でも「いぞん」が一般的な読みだと思います。 工学関係の知り合いが少ないので、どっちがひどいかは良く分かりませんが、 医学用語なども業界ローカルな慣用読みの宝庫ですよ。 「アルコール依存症」については、こんな話もあるようです。 http://nikitoki.blog.so-net.ne.jp/2009-09-23-3 「存」のよみかたについてのNHKでの扱いはこんな感じです。 http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/150.html しかし、「依存」という語は、ここでも何度か話題に上がっているようにその 読み方について意識されやすいようで、NHKなどでも「いそん」という読みに 拘っているように見えるのですが、同じように「存」を「そん」と読むのが本来の 読み方とされる「共存」などは、放送でもむしろ「きょうぞん」と読まれている ことの方が多いように思います。 実際、「NHKオンライン」のサイト内検索でのヒット数は「きょうそん」は1件、 「きょうぞん」は3件でした。 だったら「依存」も「いぞん」でいいような気がするんですけどね。 ちなみにグーグル検索では「いぞんしょう」のほうが「いそんしょう」より たくさんヒットします。 多分、世間一般でも「いぞん」が多数派なんじゃないですかねぇ。 余談ですが、いつもそう書いているせいか、うちのパソコンは「いぞんしょう」は 一発で「依存症」と変換するのですが、「いそんしょう」では「胃損傷」になって しまいました。 #7さんのおっしゃるとおり、アンケートの多数決で決めるべきものでもないと 思いますし、まあ参考程度ということで。
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- kine-ore
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文化省編集「言葉に関する問答集 総集編」によれば、 (1)漢和辞典では両形を読みに掲げているものが多いが順はまちまちである。 (2)国語辞典では明治から昭和の中ごろまでに編集・刊行されたものには採録されていないのが多い。 (3)それ以降の国語辞典ではほとんど採録されているが両形のいづれかまちまちである。 (4)ところが近年(昭和49年当時での)の編集にかかる辞典では「いそん」を採るものが主流を占め、語釈の後に「いぞん」の語形載せているものと、いないものがあるようになった。 (5)NHKでは放送用語として「イソン」を採り、「イゾン」は原則として使わないことにしている。 (6)従前から使われる「異存」と同音異義語の関係が生ずることになる、そんなところから「イソン」が次第に優勢になってきたと見ることがでくるか。 これに即してチェックすると、 (1)大正6年以来の「大字典」(講談社)第200版(昭和49年)でも「依存」は未掲載。 (2)明治22年刊の「言海」の昭和6年第628版の復刻版(ちくま学芸文庫)では未掲載。昭和30年刊の「類語辞典」(東京堂)の第25版(昭和39年)では「いぞん」のみ記載。同じ昭和30年刊の「広辞苑」(岩波書店)も、その第3版(昭和48年)の題字の後には「(イゾンとも)」と追記がなされている。 (3)昭和47年刊の「新明解国語辞典」(三省堂)の昭和59年第3版は「いそん」の立項に「いぞん」の読みも付記。 (4)2003年刊の「ベネッセ表現読解国語辞典」では「いそん」の立項で「=いぞん」と付記。 (5)1997年刊「朝日新聞の用語の手引」では立項なし。 以上からしても、昭和初期に、たとえば「日本は資源の多くを外国に依存(イゾン)している。 Japan largely depends on foreign countries for raw materials.」といった表現や依存(イゾン)関係(Interdependent)といった呼び方だったことが、英語辞書では確認されることだろう。戦後、心理学での「児童の依存性」や病理での「依存症」などのように、英語訳の動詞や名詞での語用だけでなく、抽象名詞や形容詞的用法が生じ始めると共に、「イゾン」の発音から「イゾン⇔イソン-セイ」「イゾン⇔イソン-ショウ」といった清音発声が求めれられてきた。エレベータで3階(サンガイ)を三回と同音で発声する傾向と類似するのかもしれません #4さんが指摘されているような分野毎での「揺れ」が広がったのは昭和中期以降ということにもなるかも知れません。 ただし、このアンケート風に個別・世代的差異を求めるだけでは簡単に見えてこないでしょう。また「広辞苑」一冊で解決すると思い込む風潮もまた困ったものです。ここは断定的な結論を得て、また質問者寄りの答えを出してハッピーエンドとなるものでもなく、あくまでも倦まず弛まず、各々の無知を更新しつつ知の愉しさを求め、確かめ合っていく学習こそが第一なのだと思われます。
お礼
丁寧にご回答いただきありがとうございました。 私は いぞん と読んでいるのですが、もっと上の世代のかたや若いかたは いそん と読んでいらっしゃるのか、世代で境界があるなら知ってみたいと思い質問させていただきました。
- sanori
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No.4の回答者です。 >>>どうして使い分けていらっしゃるのですかとお聞きしたいところですが >>>ご説明いただいてもきっと意味が理解できないと思いますからやめておきます。 そんなことありませんよ。お答えします。 工学とか電気とか、そういう技術屋の世界の文化、というか、方言みたいなもんです。 工学関係では、日本語以外にも、英語からきた外来語(カタカナ)の書き方も、いちいち滅茶苦茶です。 たとえば、放射線やイオンビームが当たった量を表す「dose」(ドース)を濁って「ドーズ」とか、 「depletion」(ディプリーション)を「デプレッション」とか、 そんなのが教科書にさえ書かれているんです。 こういう点では阿呆で無頓着ですよ。工学関係者は。
お礼
丁寧にご回答いただきありがとうございました。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
ANo.2です。先ほどの「読み方」に追記させていただきます。 哲学書を読む場合ですが書名の「存在と時間」(そんざい と じかん)に対して、本文では取り上げられる対象である人間のことを「実存」(じつぞん)と呼ぶケースを知っています。学問領域によっても異なる多分に可能性はありますね。
お礼
ありがとうございます。 ちょっと難しくて理解できませんでした。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんにちは。 私は使い分けています。 ・工学、物理学、化学、数学 ⇒ いぞん <例> ・食塩水の凝固点は濃度にいぞんする。 ・食塩水の凝固点の濃度いぞん性 ・上記を除く科学(医学、生物学) ⇒ いそん <例> ・アルコールいそん症 ・癌の発症率は喫煙・食事などの生活習慣に依存する。 ・上記以外 ⇒ いそん <例> ・我が社の売上高は為替相場にいそんしています。 ・吹奏楽部のコンクールの成績は、指導者の手腕に大きくいそんする。 ちなみに、NHKのアナウンサーは常に「いそん」と言っています。 >>>できれば年代も。 子持ちのおっさんとだけ申し上げておきます。
お礼
ありがとうございました。 どうして使い分けていらっしゃるのですかとお聞きしたいところですが ご説明いただいてもきっと意味が理解できないと思いますからやめておきます。 勉強になりました。
「いそん」と読んでいます。当方1981年生まれです。
お礼
ありがとうございます。 お若いですね。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
僕が小中学校の課程で憶えた読み方は「いぞん」「いそん」共にありました。70年代のことです(「いそん」は先生が「こういう読み方もあります」と補足的に教えてくれました)。
お礼
早速ありがとうございます。 よく覚えていらっしゃいましたね。
- eeb33585
- ベストアンサー率18% (283/1495)
私が育ったところでは「いぞん」です。 後で「いそん」という読み方があると知りました。
お礼
早速ありがとうございました。
お礼
詳しく教えていただきありがとうございました。 私のまわりにも いそん と言う人はいません。 ですから本当に実生活で いそん と読むかたがいらっしゃるのかと思い質問させていただきました。 大変勉強になりました。