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付け
日本語を勉強中の中国人です。下記の文のような「付け」の使い方を教えてください。「に」と「にて」とはどのように違うのでしょうか。 「本日付で、ご連絡いただいたご住所へ登録を変更させていただきます。」 辞書でも調べました。「三日付けの手紙」と「四月一日付けで採用する」とのような用例がありました。「三日の手紙」と「四月一日に(にて)採用する」との違いは何でしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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すでに良いご回答が出ていますが、見解が多いほどご参考になると思いますので私なりに回答してみます。 「〇日付け」は、「【書類上の処理として】〇日」のようにお考えになると良いでしょう。 1、 「三日付けの手紙」は、「書類上の処理として三日の手紙」という意味です。 この場合の「書類上の処理」とは郵便局の処理のことを指します。 つまり、「郵便局の消印が三日の手紙」という意味です。 「三日の手紙」は、すでにお答えにあるように、三日に投稿した手紙、三日に届いた手紙などを指します。 たとえば、別々の日の消印であっても、三日に届いた手紙を全て「三日の手紙」と表現することもあります。 ただ、ビジネスの場面などでは、「こちらが三日に届いた分の手紙です」などのように正確に表現するほうが好ましいでしょう。 2. 「四月一日付けで採用する」も、「書類上の処理として四月一日で採用する」という意味です。 正式に社員として会社に登録されるのが四月一日である、という意味になります。 三月30日と31日に会社を手伝っていても、その期間は社員として仕事したことにはなりません。 逆に、4月1日から4月5日まで私用で出勤できなくても、その期間は社員の扱いになります。 種々の保険や給料・手当てなどの計算上、必要になってくるでしょう。 「四月一日に(にて)採用する」も同じような意味ですが、やや正確性に欠ける表現です。 単に「四月一日から働いてもらいます」という意味になってしまうため、採用される側としては少し不安を感じる表現になります。 「書類上の手続きもすっかり完了しています」という意味で、「付け」をつけたほうが適切な表現だと言えるでしょう。 ◇ >「三日付けの手紙」と「四月一日付けで採用する」とのような用例がありました。 →a.「三日付けの手紙」と「四月一日付けで採用する」と【いう】ような用例がありました。 →b.c.「三日付けの手紙」【】「四月一日付けで採用する」との【】用例がありました。 : a. ここは「との」を使わずに、「というような用例」とするのが自然です。 「との」は改まった表現をしたい場合の言葉です。 用例に関する表現としては、「との」は、どちらかというとそぐいません。 改まった意図で「との」を使いたい場合もあると思います。 その場合は、下記のb.c.にご留意なさった上でお使いになると良いでしょう。 b. 「との」は「という」という意味ですが、 「というような」という意図で、「とのような」という表現はできません。 「との」の後には『明確な内容』が必要になります。 「ような」という曖昧な表現は一緒に使うことができません。 「会長が明日お見えになる、との電話が先ほどございました」 などのように使います。 c. 同様に、「との」を使う場合、 ・「〇〇」と「△△」との用例がありました。 ・「北海道は観光客が少なくなっている」と「北海道の知事が上海で観光誘致の RR を行なった」との報道がされた。 のように「と」で連結した表現も適切ではありません。 ・「〇〇」「△△」との用例がありました。 ・「北海道は観光客が少なくなっている」「北海道の知事が上海で観光誘致の RR を行なった」との報道がされた。 などのように、「と」を使わず並列にした表現が自然です。 ただ、前述しましたように、「用例」の場合は基本的には「という用例」「といった用例」のように表現するほうが自然です。 リスさん、とってもかわいいですね。^^;
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- hakobulu
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#3です。 >>・「〇〇」「△△」との用例がありました。 「〇〇」と「△△」の間に「、」がいらないのでしょうか。 : そうですね。 どちらでも良いと思います。 ・〇〇、△△との用例がありました。 の場合は必須ですが、「」で囲われている場合は特に問題ないでしょう。 >・「北海道は観光客が少なくなっている」「北海道の知事が上海で観光誘致の RR を行なった」との報道がされた。 「RR」はどういう言葉の略称でしょうか。 : 「ラッコとリス」をまとめて言う時の表現です。 北海道にはラッコもリスもいるので来て下さいね、と知事は言ったのでしょう。 ・・・というのは嘘で~す。^^; タイプミスで、正しくは「PR」です。-_-
お礼
再びありがとうございます。よくわかりました。北海道の知事よりも熱心ですね^^。
- Segenswind
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この場合の「~~付(け)」とは、「書類や手続上の日付が~~日」という意味です。 日常の会話ではあまり使いません。 例えば「三日付の手紙」であれば、手紙に書かれている日付が三日であることを意味します。 対して「三日の手紙」の場合は文脈によって、三日に書かれた手紙、三日にポスト投函された手紙、三日に届いた手紙など、様々な意味になります。もちろん、「三日の手紙」で「三日付の手紙」を指す場合もあります。 「四月一日付で採用する」は、「四月一日から会社や学校に籍が置かれる」という意味です。 実際に採用の決定をしたり、契約を結んだり、出勤・登校を始めたりする日は別の日かも知れませんが、法律や契約の上では四月一日に組織の一員となり、種々の権利や義務が発生することになります。 「四月一日に採用する」の場合は、「採用する」という行為が四月一日だったことを指すので、通常は「四月一日に採用の決定をする」ことと考えて良いでしょう。 文脈によっては、例えば過去の職歴を述べている場合など、「二〇〇〇年の四月一日に採用されました」で「二〇〇〇年の四月一日付で採用されました」を意味する、ということも考えられます。 なお「にて」は比較的古い言葉です。ビジネス文書や、特に改まったような場面を除いてほとんど使いません。 意味は、現代語の「で」とほぼ同じ意味と考えて構いません。 ですので、「四月一日に採用する」とは言いますが、「〈誤〉四月一日にて採用する」とは言いません。 また逆に、「四月一日付で(にて)採用する」とは言いますが、「〈誤〉四月一日付に採用する」とは言いません。 「四月一日付」は実際の行為とは無関係な、単なる日付ですので、時を表す「に」が付けられないからです。 「本日付で、ご連絡いただいたご住所へ登録を変更させていただきます。」であれば、今日から、書類やデータ管理の上で新しい住所として取り扱う、ということになります。 例えば、登録住所宛てに郵便を送る場合、昨日までの分については、古い住所に送ってしまった恐れがあるということです。 以上、ご参考になりましたら。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。よくわかりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんにちは! まず、「付け」という言葉は、中学生までの子供は使わない大人の言葉です。 しかも、事務的な場合にだけ使う、非常に硬い言葉です。 今回の例は、登録ですよね。 ほかには、 ・会社や役所の人事異動・入社・退職 ・通知書 ・資格の発効・失効 ・将棋や囲碁の昇段・昇級 などです。 >>>辞書でも調べました。「三日付けの手紙」と「四月一日付けで採用する」とのような用例がありました。 「四月一日付けで採用する」は、入社のことですからOKです。 しかし、たとえ辞書に書いてあるとしても、普通は「三日付けの手紙」という言い方はしないのが普通です。 事務的な文書が送られてきたのであればOKですが。 >>>「三日の手紙」と「四月一日に(にて)採用する」との違いは何でしょうか。 意味は同じですが、上にも書いたとおり、「付け」は子供は使わない非常に硬い言葉です。 >>>また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。 まるで日本人のようです。
お礼
さのりさん、ご親切に教えていただきありがとうございます。わかるようになりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。よく理解できるようになりました。まだすっきりしていないところがありますが、もう一度教えていただけないでしょうか。 >リスさん、とってもかわいいですね。^^; お伝えします^^。また、いつも読んでいる北海道を紹介する雑誌に北海道の知事が上海で観光誘致をされたことも拝見しました。北海道からの笑顔がたくさん載せられました。人々はメッセージを手に持っています。その中で、特に「空はひとつ 大地はひとつ 心はひとつ」というメッセージが気に入ります。
補足
>・「〇〇」「△△」との用例がありました。 「〇〇」と「△△」の間に「、」がいらないのでしょうか。 >・「北海道は観光客が少なくなっている」「北海道の知事が上海で観光誘致の RR を行なった」との報道がされた。 「RR」はどういう言葉の略称でしょうか。