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縦書きはなぜ右から左へ書くのでしょうか?
- 縦書きの理由としては、中国の影響が大きいと考えられます。漢字の書き順が左から右なのに、改行が右から左になるのは不自然に感じられますが、これは習慣的なものであり、文字の配置を考えた際の都合もあります。
- 縦書きは、漢字の書き順が左から右、上から下という順番であるため、そのまま改行すると左から右に書く方が自然であると考えられます。しかし、実際には漢字の縦書きは右から左に改行することが一般的です。
- 日本においては、縦書きは主に書道や古典的な文書において使用されているため、中国の影響が大きいのかもしれません。また、縦書きでは前の行の頭の部分が右手で隠れるという問題も解消されます。
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中国語版のウィキペディアを見てみました。 そこには、縦書きを右から左へ書く理由は 「右から左へと書く方式は、竹簡に書くときに右手で筆を持ち、左手で竹簡をもって、竹簡を並べやすい順序で並べていく方式に主に由来すると推測される。」 とありました。 竹簡についてはこちらをご覧ください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E7%B0%A1 1本の竹簡に文字は1行しか書けません。 で、複数本の竹簡に文書を書くときに竹簡を左手で待つのであれば、書き終わった竹簡は順に左へと並べていく方が確かに並べやすそうです。 ただ、それは最初の竹簡を筆写者の正面に置いた場合に言えることで、最初の竹簡を筆写者の左斜め前に置けば書き終わった竹簡を右へ並べていくことも難しくないという反論もできそうです。 目からウロコのような興味深いご質問でしたのでちょっと調べてみました。 ご参考になれば幸いです。
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- Tacosan
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#2 ではかなり端折ったんですが, 巻物に書くときに 「右手で筆を持ち, 左手に『巻かれたままの (何も書かれていない) 巻物』を持って書く」 という話を聞いたことがあります. このようにすると, 必然的に右から左に書くことになります. 「書くべき対象を左で持ったときに, どちらに送った方が書きやすいか」ということが関係しそうな気はします. で以下は本題とは関係ないのですが気になったので突っ込ませてください. 「アルファベットの横書きは左から右」と書かれていますが, 一般に「アルファベット」というと広い範囲の言語にわたり, その中には「右から左に書く」ものもあります. 例えばイスラエルの公用語であるヘブライ語は右から左に書きますし, そのアラビア語も右から左の順に文字を並べていきます. さらにいうとアルファベットはもともとフェニキア文字に由来するという説が有力ですが, フェニキア語とヘブライ語は近縁なのでひょっとするとフェニキア語も右から左に書いていたかもしれません (ここは私の推測です). もしそうなら, 「もともとアルファベットは右から左に書かれていた」ということさえできてしまいます. ちなみに横書きの言語では「左→右」「右→左」「1行ごとに交互」の 3種類が存在します (した). ただ, 行送りについては全て「上から下」だったかな.
お礼
有難うございました。 西洋の文字でも右から書くのがあるのですね。 たしかに、アラビア文字は右からだというのは聞いた覚えがあります。 でも、右利きの人が横方向に書くのに右からというのは、書き難い事はないのでしょうか? 私が、「漢字の縦書きはなぜ右から?」という疑問を感じたように、「アラビア文字はなぜ右から?」と疑問を感じる人がいたりして ・・・ ちょっと気になってしまいました。 それと巻物に書く時の動作は理解しました。この場合、左手で紙をコントロールできるので右から書いた方が合理的だと思います。 ただ、漢字発祥の時代には紙の巻物がまだ存在していなかったのではと思うのですが ・・・
- Segenswind
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単純に、縦書きで左→右だと、左手で紙(木・竹 etc.)が押さえられないからではないでしょうか。 墨で、左端に縦一行書くと、もう左手を置く場所がなくなります。 横書きの場合は、左下が空いているので何ら問題ありませんが。 また、毛筆の場合、筆の持ち手は紙に触れませんので、右手で汚すこともありません。
お礼
有難うございました。 紙の左端に縦1行を書く時、たしかに左手の置き場所が無くなってしまいますね。 ただ、文鎮はそのためにあるような感じがするのですが ・・・ 例えば左から始めても右から始めても、文鎮で紙の上を押さえ、そして左手で紙の下を軽く押さえるようにすれば、紙はピンと張った状態になって綺麗に書けるような感じがしています。 ただ、魏志倭人伝の時代から文鎮があったのか? と聞かれると困るのですが。
- ahkrkr
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漢字の起源は甲骨文字だと思います。甲骨文字の時代から縦書きで、右から左に書いていたのかどうか分かりませんが、そうだとして、 骨や甲羅などに文字を刻もうとすると左手で強く押さえながら右手で刻んでいく必要があります。甲骨文字は吉兆を占う神聖な文字ですから、刻んだ文字の上に左手を置いて押さえつけるのは抵抗があったと思います。そうでなくても刻んだ文字の上を押さえつければ文字が欠けてしまう可能性もあります。このため左手は骨や甲羅のまだ刻まれていない部分を押さえることになり、自然と右から左に刻んでいくことになったったのではないかと思います。 全くの思いつきで根拠はありません。
お礼
有難うございました。 たしかにそうですねえ。 文字を刻んだ甲羅の部分は強度が落ちているので、手で押さえると割れてしまう恐れがあると思います。 もしかしたら、新しい仮説になるかも知れませんね。
- try50
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長文の巻物を読むお侍さんの姿から想像するに、まず豪快に巻物を畳の上の左手方向に広げて、右手で巻物をたぐり引いて読んでいると思いませんか。もし左から右書きの巻物だとその逆になり、右手で手繰り寄せるとなると眼前でしわとなるので、左手で手繰り寄せる必要となります。つまり長文の巻物を読むときの右利きの読み手の利便性を重視しているのではと推測いたします。
お礼
有難うございました。 なるほど、両手に巻物を持って手繰り寄せる動作が理由になっていると考えられるのですね。 その場合、たしかに右から左の方が合理的でしょうね。 ただ、もっと古い書物の段階で既に右縦書きになっていたと思うのですが ・・・
- Tacosan
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「巻物に書いていたから」って話は聞いたことがある.
お礼
有難うございました。 たしかに巻物も右から左という方向になっていますね。 源氏絵巻物などもそうなっていると思います。 「では、なぜそうなったか? 逆方向の方が右手の動きから考えて自然なはず」 と考えると、疑問が解消されません。
- DIooggooID
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縦書き、横書きに関わらず、右から左です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%A6%E6%9B%B8%E3%81%8D%E3%81%A8%E6%A8%AA%E6%9B%B8%E3%81%8D
お礼
早速のお答え、有難うございました。 wikipedia の解説は分かったのですが、どういった経緯で「右縦書き」になったのかが、まだ分かりません。 教科書でみた魏志倭人伝などの中国の古文書が右縦書きになっていたので、日本もそれに倣ったと思うのですが、なぜ中国でそのようなスタイルになったのでしょうか? 例えば中国では当時、左利きの人が多くて、しかも漢字の書き順も右から左に書いていたのなら理解できるのですが ・・・
お礼
有難うございました。 なるほど、竹簡の置き方が元になったと考えられるのですね。 左手に持った竹簡を横方向に並べるとすると、右 → 左の方が自然なのでしょうね。 でも、左 → 右でも良いかな ・・・ ウ~ム、悩ましいです。 トランプの7並べは左が1で、右端が13のキングになると思います。(これは参考にならないかな) アルファベットの横書きは左から右なので、やはり左から始めるのが人間にとって自然な動きになるような感じがしてなりません。 お答え頂いておきながら、すみません。