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赤軍のメンバーはどうしてリンチをやったのか

私は1972年生まれです。先日、1972年の主な事件という本を読んでいると浅間山荘事件があり、そこから赤軍についてネットなどで、調べると凄惨なリンチがあったことが分かりました。 ここでお聞きします。 少数で家族以上の絆で行動をしなければならない同士と呼び合うメンバー間で、あんなにむごいリンチ事件が起きたのでしょうか? 全く不可解です。 ぜひお教えくださいませ。

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  • k_k13
  • ベストアンサー率42% (168/400)
回答No.2

街中で武力闘争だとかぬかしてアパートに隠れてコソコソしていた時と異なり、山籠もりは完全に社会との断然をもたらします その結果、武力闘争思想が暴走を始めます 街中にいた頃は身内への制裁はまぁ甘いもの(共産思想書籍の書き取りなど) でしたが、山籠もりからは軍隊化を言い訳に肉体的体罰が始まります そうしますと締め付けをキツくする上層部にたいして当然の様に集団内での恋愛関係のこじれ、共産思想より恋愛関係を優先する者、キツい山籠もりのストレスから脱走を試みる者、山籠もりに至るまでの実績の無い武力活動を振り返って限界を悟る者等からの不満が現れはじめます ただでさえストレスを抱えた少人数で日陰者の集団ですから、結果として懲罰行為の暴走を招きます ある脱走失敗者を懲罰と称して殺害してからは完全に歯止めがかからなくなり、あのような事件に至ります このように分解して分析すれば、きっかけは小集団と山籠もりという二点に集約されるのではないでしょうか? モラルのおかしい小集団が社会から隔絶された山籠もりをしたことで、「歪んでいく集団」がおかしいと気付くことが出来なくなっていったのではないでしょうか? これは先ほど書いたサークルや宗教団体にも言えますよね そういえば某相撲部屋の可愛がり事件も類似例ではないでしょうか? このような限定条件下でのストレスがもたらす事件は結構あるものですよ ですので実は(ゲリラグループという点は抜きにして)このような事例は大して珍しい事件ではないでしょう

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回答No.7

自分が死んでもまぁ良いか・・ と言うのが日本人。判りますか? ◎たとえば、いじめ問題が在ります。 家族にも言わずに自殺する心境とは 死んだら良いかな?死ぬのも良いかな? この辺でまぁ良いか・・死ねば判って くれるかも?私死にます判ってください。 という感じが日本人の特徴です。 生存意思が強いとこう成りません。 邪魔者を殺してでも生き抜きます。 生存の意思が必要なほど厳しい状況に 赤軍集団が追い詰められたので殺人に 走ったのです。 似ている事に被災者が集団でペット連れ 被災者を避難所の片隅に追いやる行為が 在ります。別棟に追い出した例も在る。 もう少し厳しくなれば殺人が起きます。 日本的慣習が殺人を止めています。 知り合いが大勢死んだ。私が死んでも まぁ良いかぁ~これが日本の慣習ですね。

dela
質問者

お礼

まぁ良いかぁ~これが日本の慣習ですね。 この言葉がただただ響きます。 ありがとうございました。

  • DieMeute
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回答No.6

1986年に東京高等裁判所で永田洋子被告への判決の主文の通りではないかと・・・ 主文には・・ 「総括にかけられたのは森、永田の意にそぐわなかったり、批判的な態度を取った者であり、さらに女性は容姿とか頭が良いとかを売り物にしているとされた者だった・・これらの者に反感や不快、対抗意識ないし嫉妬などの個人的感情を絡めて追及した永田被告の思い上がりによるもの・・」 とあります。 赤軍派や京浜安保などの組織が統合されて連合赤軍ができたわけですが、内情は雑多な寄せ集め集団でした。 参加している者も全てが強固な意思を持ち革命に身を投じていたわけではありません。脱落者も少なからず出ています。 また、連合赤軍が結成される以前から、警察の厳しい追及に多くの仲間やアジトを摘発されていたり、その摘発されるに至ったのは脱落した仲間の警察への自白からではないかという問題もありました。 山でリンチ殺人が行われる4ヶ月前に、最初の殺人として向山茂徳さんと早岐やす子さんが殺害されていますが、この二人も最初は山地の拠点にいました。しかし逃亡し家に戻ってしまい、この二人の口から山岳での拠点の位置が警察へ洩れる事を恐れたため、殺害してしまいます。 あさま山荘で逮捕された坂口弘が「あさま山荘1972」という手記の中で記述していますが、この早岐さんの殺害以後、みんなの精神状態がガラッと変わり、崩壊現象が現れたそうです。隙を見て山地の拠点から脱走する者が出たり、出獄して合流して来た者も殺害の事実を知ると逃走してしまったそうです。 そして森恒夫が総括での殴打を言い出します。 「これまでの総括の要求の限界を乗り越え、真の総括をさせるために殴る。殴る事は指導である。殴って気絶させる。気絶から覚めた時には別の人間に生まれ変わって共産主義を受け入れる筈である」と。 色々理屈っぽい事言ってますが、要は暴力で仲間を支配しようというわけです。そして離脱、逃亡を抑えようとしたわけです。 また、自分たちの組織での地位、指導体制を強固に維持しようという思惑があったとも言われています。 ちなみに本来の総括とは、過去の闘いの姿勢を振り返り、自分の誤りや不完全な点を仲間の前で披瀝して自己批判をし、仲間からも指摘してもらいながら革命の戦士として戦い抜く覚悟を固めるというものだったのですが・・・ 結局、逃亡、脱落の恐れがあったり、指導者の森恒夫や永田洋子の気に入らない人が総括にかけられていきます。 永田洋子と森恒夫は恋人関係になっていたので、永田洋子から森さんに色目を使ったとという理由で総括にかけられた女性もいました。 殴る事を命じられた者達も命令に背けば、今度は自分達が総括にかけられると殴るしかなく、また手加減しようものなら覚悟が足りない、自覚が足りないと総括にかけられる恐れがあったので、手加減なしに殴ります。 そして総括にかけられた者は死んでいきました。 結局、仲間同士の固い結束とか、絆などというものはなく、疑心暗鬼に陥り、また自己の権力、歪んだ感情のままに行動した指導グループにより総括という名のリンチが行われ、死者が出る事態となりました。

dela
質問者

お礼

あまりにも滑稽ですね。 しかし、内部にいる彼らは実にまじめ。 おかしいものですね。 ありがとうございました。

回答No.5

生存への最終最適手段が 他人を殺す事だからです。 これは生存の基本原理です。 生存を望むから殺人をする。 犯罪者、テロ、戦争の全て がこの生存の基本原理。 ちなみに日本で災害時の殺人 が少ない理由は生存欲求が他 国人より少ないからです。 生存欲求の強い国ほど殺人も多い。 自分が死んでもまぁ良いか・・ と言うのが日本人。判りますか?

dela
質問者

お礼

>自分が死んでもまぁ良いか・・ >と言うのが日本人。判りますか? 本当ですか! それは外国人に比べて日本人に無理心中が多いということも関係はあるのでしょうか?

回答No.4

殆ど知りませんが、全体として以下のような構図があったのではないでしょうか。 「おとぎ話を作ってみました。」 http://okwave.jp/qa/q6419619.html http://okwave.jp/qa/q6665023.html ANo.9 下等なサルの群れは、他者を(非難の対象に、攻撃の対象に、死体に)変えようとするからだと思います。

dela
質問者

お礼

ありがとうございます。 とてもおもしろいですね。 何度も繰り返して読みました! ありがとうございました。

  • k_k13
  • ベストアンサー率42% (168/400)
回答No.3

あ… No.1ですが ×イスラエル教徒 ○イスラム教徒 ですね(汗) 大変失礼しました

  • k_k13
  • ベストアンサー率42% (168/400)
回答No.1

私も特別連合赤軍問題に詳しいわけではありませんが、過去に関連書籍を何冊か読んだ経験から私見を書いてみます ちなみに連合赤軍関連の書籍は結構ありますから読んでみてはいかがですか? 私は人間心理の良い勉強になりました 今でしたら講談社のイブニング誌で[レッド]というタイトルで当時の赤軍メンバーの内情を描いた漫画を連載してます 一応フィクションという体裁ですが、当時のメンバーの取材をしてかなり正確に描いているそうです なかなかに読み応えがありますし、何やら賞も取っています さて私見の限りですが、質問の件については当時の共産主義闘争について色々と問題点はありますが、特に問題だったのは質問さんも引っかかっていた >少数で家族以上の絆で行動をしなければならない同士と呼び合うメンバー間で、あんなにむごいリンチ事件が起きたのでしょうか? この少数で家族的なグループという点に最大の問題があるのではないでしょうか これは現実の家族や少人数の閉鎖的な大学サークル(特に体育会系)、宗教団体などでもちょくちょく見受けられる現象ですが、権力を持つリーダーの極端な思想とそれを支持する集団内での社会モラル崩壊現象と酷似します 例えば、家族揃っての児童・高齢者虐待、某大学アメフト部や某レイプサークル、怪しげな宗教団体などがわかりやすいですね これらと、連合赤軍問題は類似性が高いです 連合赤軍は共産主義の思想団体の中でも武力闘争指向が強い(というよりも、ゲリラ闘争でなければ共産思想を広められないと狂信的に信じていた)派閥でした 現在のタリバーンみたいなものでしょうか? (イスラエル教徒や原理主義者全てが悪ではなく、タリバーンの様な一部過激思想が問題という点で類似します) それ故に他の共産思想団体ともなかなか相容れず、組織的にも孤立傾向にあった集団です さらに連合赤軍内部での恋愛や婚姻関係があったことも人間関係や心理状態の悪化を招いたといえるでしょう この辺りは字数の都合もありますから、何らかの書籍を読んでください 何せ、「権力の象徴である警官殺害に際してその親族まで皆殺しにすべきか」「妻は殺すが子供は見逃す」「なら子供が何才以上なら殺すか?」などと角突き合わせていた連中ですからね… さらには銃器強奪事件や銀行襲撃などを正義の為と称して次々に起こし、軍隊化と摘発逃れの為に山籠もりを始めた頃から集団内がおかしくなります (続きます)

dela
質問者

お礼

ありがとうございます。 意外と身近に起こる可能性もあるということですね。 早速、レッドを読んでみることにします。