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映画で内臓の輪郭が表示される機関銃は実在か
シュワルツェネッガーの映画「イレイザー」で使っている、、 射撃対象の人間の内臓の輪郭が表示され、 心臓の拡張と収縮が動的にわかる 機関銃は実在のものですか、映画内の作り物ですか。
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透視スコープについては、壁の向こうにいる人間の位置をぼやっと見つける技術はあります。 もっと近くでないとダメですけど、あんな鮮明なのは全然無理です。 あらかじめガンマ線かX線源をあちこちに仕掛けておいて、透視装置側からコントロールしているのかもしれません。 もしくは、透視装置自体は建物にあって、銃に付けたスコープは表示するだけの機能なら可能かもしれません。 いずれにしても、あんな高性能な透視スコープは実在しません。 銃自体は、レールガンと呼ばれるもので、実在します。 ただし、持ち歩くのは無理です。 レールガンは一瞬にして大電力を放出する必要があることから、電源にコンデンサーの一種キャパシターを使います。 これがデカ過ぎて如何に元カリフォルニア州知事の腕力でも持ち上げられないでしょう。 たとえば戦車にレールガンをつけたら、戦車本体よりでかい電源が必要です。 これの解決方として考えられているのが、爆薬発電機です。 1回の使用で壊れるものはEMP爆弾の電源に使いますが、複数回使用可能なMHD発電型はレールガンへの応用が検討されています。 レールガンを一発撃つごとに、スティンガーミサイルを発射するような炎を吹き出すことになって周囲に人がいないか注意し、室内とか狭いところでは、自分自身が焼け死なないように気をつける必要があります。
お礼
早速の詳しいご解説に感謝します。 なお、「コンデンサーの一種キャパシター」については 前者が準和製英語、後者が正しい英語ということで、 まったく同義語です。