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ガンダムのおでこの機関銃

昔のガンダムでおでこのあたりから機関銃のように弾がでるのを見た記憶がありますが、宇宙で(機関銃がうてたとして)ああいうことをしたらガンダム自身も反動でいろいろ運動すると思いますが、具体的にはどういう運動をするのでしょうか?教えてください。

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  • sailor
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回答No.2

アポジモーターで姿勢制御との話が出ていますが、実際には頭部で起こった反動に対応するためのアポジモーターは見当たりませんし、他のモーターでは重心位置を中心に銃の位置からの反動を打ち消し、そのまま位置を維持することは無理でしょう。大体、あのような形態の機体では姿勢いかんによって反動の方向や応力が大きく変わってしまいますので、砲の真後ろにモーターを備え砲と連動でもさせない限り何処へ行ってしまうか判ったものではないでしょうね。また、アポジモーターと呼ばれるものの推力制御の応答速度が砲の反動に対応できるほど急激に立ち上がるとは思えませんし、停止にしても同様で無理があるでしょう。まぁ、やるとすれば無反動砲のような構造の後部が開放されたロケットランチャーならどうにかなるかもしれませんね。これなら機体自体には殆ど反動はありませんからね、ただし機関砲のような連射は無理ですし、発射しながら機体の方向を変えるなどした場合はそれなりのモーメントがありますから難しいでしょうね。 ちょっと調べてみた限りではガンダムの頭部のバルカン砲を発射した場合、機体のどのアポジモーターを使っても頭部を機体重心を中心にして頭部を後方に押す方向での回転運動が起こってしまいます。これを相殺するには機体自体を重心位置を挟んで下半身側にあるモーター後方に押して後退しなければなりませんが、この機体にはそれに適当と思える位置にモーターが見当たりません。まぁ、SFものの宇宙戦争物は物理的に見ると穴だらけでお話にもならないので、そこは目をつぶって楽しむほうがいいでしょう。十分な重力(十分な質量のある惑星)上でなければ格闘戦など不可能ですしね。パンチを繰り出せばその反動で機体はパンチを出した側の肩が後ろに逃げる方向で機体が回転してしまいますし、キックも同様です。無重力空間では地球上の戦闘は全く非現実的なものになります。また、真空中で戦闘を行い相手が爆発した場合は、その破片は空気との摩擦が無いため、何処まででも爆発のエネルギーを保ったままで飛んできます。下手に相手を砲撃して爆発でもされた、自分も非常に高速で何処までも飛んでくる破片に当り無事では済まないということです。良く機体や戦艦が大爆発という光景が描かれていますが、あれは近くでものすごく強力な破片型手榴弾が爆発したようなもので、砲撃したほうも決して無事では済まないということです。それから、戦闘に至るまでの過程にも大きな問題があります。宇宙空間では地球上のように、機体の能力で速度が決まることは無いのです。発進する母艦となるもの同士の速度に対しての加速や減速の能力が機体の推進力によって得られる結果ですので、戦う相手との速度差がとんでもなく大きくなる可能性があり、レーダーが使えないという設定では相手を見つけた時点で回避不能で衝突したり、互いの速度差が大きすぎるため、パイロットの体がGでひき肉にならないように減速や加速をして戦闘可能になるまでに数時間を要するなんてこともざらでしょうね。また、帰還するにも非常に長い時間がかかる可能性がありますし、速度を合わせるためには非常に大量の燃料が必要になる可能性があります。まぁ、ガンダムにしろ宇宙戦艦ヤマトにしろ、実際には絶対にありえません。 パンチやキックや刀などは体を固定する重力や摩擦があることが前提ですし、反動を伴う砲火類は反動を打ち消す正しいジオメトリに発射体と同様のエネルギー同期して生み出す機構が必要です。そして、戦闘においては相手の戦闘力を奪う事に全力を掛け、決して相手に大爆発などを起こさせてはいけないということです。

arandaspis
質問者

お礼

ありがとうございました。大変興味深く読みました。 SF物語はSF「物語」として楽しみたいとは思いますが、一方でSF物語と現実の差異も楽しみたいと思いました。いろいろと詳しく説明してくださりありがとうございました。自分が何を知りたかったかはっきりしました。ガンダムが直立の姿勢でバルカン砲を撃ち続けると、(スラスタ類が動かないとして)ガンダムの重心はどういう運動をするか?ということが知りたかったんだと自分でわかりました。

その他の回答 (3)

noname#175206
noname#175206
回答No.4

 設定(後追いだったようですが)としては、慣性制御等の超技術ではない、現実の力学に基づくAMBACという制御システムがあったことになっています。ただ、これはこれでもしかするとどこかで科学考証を超えてSF考証なのかもしれません。それはフィクション系のカテで鍬いい方々がおられるでしょう。  ガンダムの頭部にガンダム全身の重心があることは、さすがに考えにくく、やはり腹部あたりでしょうね。  そうすると、頭部バルカン砲の発射がガンダムに与える運動量により、後ろに下がるだけでなく、重心を中心にした回転運動が起こります。要は、ガンダムにとっては、バルカン砲でもスラスターによる推力でも、力学的には同じことです。  まず考えられるのは、バルカン砲から受ける運動量を打ち消すよう、そのの真後ろに、バルカン砲と逆向きの推進力を与えるスラスターで、姿勢制御を行うことです。  さらに、バルカン砲の弾丸をガンダムに固定しない方法もあります。銃は弾の発射する力を支えるから、発射する側が力を受けます。  もし、弾丸を宙に放り出して弾薬に点火すれば、それでも弾は飛んでいきます。後ろには萌えた火薬の残りかす(ガス)と薬きょうが飛んでいきます。弾丸の運動量とほぼ同じ運動量で反対側に富んでいく薬きょうは少々問題です。後ろに被害を与えかねません。  薬きょうを使わない弾丸も、実際に試作されています(薬きょうを運ぶ労力などを減らすためですが)。それを、空中で弾薬に点火すれば、だいぶ問題は少なくなります。  真空の宇宙では、大気中のように火薬の燃えたガスが減速はしませんが、まあまあ大丈夫でしょう。  もし、ガンダムのバルカン砲が、薬きょうが無く、弾丸を後ろも開いた銃身(バレル)内で、レーザーによる加熱などの何らかの方法で発射すれば、ガンダムは力を受けず、姿勢が乱れることもありません。  この他にも、考えられると思いますが、一応ここら辺りで。

arandaspis
質問者

お礼

詳しいご説明ありがとうございました。薬莢を使わない弾丸があるとは知りませんでした。

  • delli7
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回答No.3

SFはSFでも、サイエンスフィクションじゃなくてスペースファンタジーのほうだと思えば許せるのでは^^

arandaspis
質問者

お礼

スペースファンタジーでSFですか!なるほど!すこしおおらかな気持ちが持てそうです。 ありがとうございました。

noname#190252
noname#190252
回答No.1

当然、頭部バルカン砲発射による反動はありますが、全身のアポジモーター、スラスターにより自動姿勢制御を行いますので問題はないです。

arandaspis
質問者

お礼

ありがとうございました。さすがガンダムは設定が良く出来ていますね。