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DPCと診療行為について
現在、気胸のため入院中です。この際、普段はなかなか診てもらっていない、調子が悪い身体の他の部分を検査して戴こうとお願いしました。 ところが主治医が仰るには、DPCの制度の下では、加療中以外の診療行為は診療報酬に加点出来ないので、一旦退院してからでないと無理と言われました。 本当にそうなのでしょうか? だとすると、例えば入院中に肺炎を併発した場合、病院は診療報酬を請求出来ないのでしょうか?
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> DPCの制度の下では、加療中以外の診療行為は診療報酬に加点出来ない 加療中とは限りませんが主たる傷病で診療報酬がきまりますので、必ずしもこの時点で必要の無い行為を行えば病院が赤字負担することになります そのため、入院中に必要性がなく外来でも可能な行為は退院後に行う方向となります もし肺炎を併発して検査~治療の必要な場合は当然診療されますが、気胸としての費用より肺炎としての費用の方が低い場合は気胸の範疇としての診療報酬です ただし、同じ傷病でも手術などの行為の有無で診療報酬は異なります 結局、ついでに検査といったものは健康保険で支払うほど保険に余裕がないことの結果です
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- mtmonkey
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患者としては「何故(お金も払うのに検査を)してくれないのか?」と不信感を抱きます。 とのことですが、医療機関の対応としては「料金を明確にするために一旦退院して(または退院扱い)から検査いたします」 となります。 もう少し融通をきかせてもいいじゃないか!という意見ももっともで、それを今まで医療機関はやってきたのですが、国や保険支払機関や患者団体からの(半ば強制的な)要望により、このように透明、明確、わかりやすい医療になったそうです。
お礼
有難うございました。制度導入の背景も良く分かりました。
- mtmonkey
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DPCは病院をレストランに例えるとして、いままでの支払方式が腕のよいコックが客の状態をみて料理をそれぞれいくらと出していた方式から、予めメニューを決めておいてそのメニューどおりの料金と内容で提供しようとする国と保険支払機関、患者側からの要望による制度です。 これにより病院の在院日数は減るので回転がよくなり、無駄な検査や投薬はなくなるので経営状態もよくなり、増え続ける医療費も抑えることができ、さらに患者の求める透明な医療を受けることができるそうです。 よって「普段みていないような検査」は「無駄な検査」「医療機関が儲けるためにする検査」としてみなされ基本的には除外されます。 これが国や患者団体のいう「患者のための制度」の実態です。
お礼
有難うございます。確かに有用な制度である反面、非常に硬直的ですね。 患者としては「何故(お金も払うのに検査を)してくれないのか?」と不信感を抱きます。
お礼
なるほどですね、良く分かりました。有難うございます。 DPCの趣旨は理解出来ますが、やはり一長一短があるということでしょうか。