功績を「立てる」。功績が「大きい、際立つ」
功績(効績とも)は社会や集団に尽くした立派な働きとしての「手柄、功・勲(いさお)し、功労」の事ですから、縁語(連語)関係からすれば単に「上げる」よりは「挙げる」の方が、更にはっきり言えば「あげる」では足りず、「立てる、残す」などの方が馴染みやすいでしょう。そういう意味では、功績は自分が何か成したといった言い回し自体が不自然で、そもそもその集団から自ずと「称えられる」類のものなのかも知れません。
類似の熟語で「あげる」を使う例としては、次のような例が考えれますが、「上げる⇔下げる・落とす」とすれば「成績」が自然で、他の場合は、「伸ばす・積む・得る・残す」といった別の言い回しにした方が伝わりやすいのではないでしょうか。
成績を「上げる、納める」。成績が「上がる、上昇する、芳(かんば)しくなる」
業績を「上げる、伸ばす、残す」。業績が「上がる、上向く、急伸する」
実績を「上げる、積む、伸ばす」。実績が「上がる、ある、ものを言う」
成果を「上げる、残す、得る、出す、納める」。成果が「挙がる」
治績を「挙げる、残す」。治績が「上がる」
好成績を「挙げる(上げる)、立てる」
勝ち星を「挙げる、稼ぐ、拾う」。勝ち星が「増える」
お礼
色々調べて下さってありがとうございました。 「挙げる」「上げる」が多いですね。