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「蝋梅や時計にとほき炬燵の間」の「に」の働き

 日本語を勉強中の中国人です。室生とみ子さんの「蝋梅や時計にとほき炬燵の間」という俳句の中の「に」はどういう働きでしょうか。 どうも文がつながっていないような気がして、読解できません。どなたか教えていただけないでしょうか。    また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.4

「時刻を知りたくても、時計のある場所「に」行くのは遠い。炬燵を出るのはめんどうだ」 が第1義であり、 「こうして、時間を忘れて静かな環境を楽しみたい」 が第2義です。

awayuki_cn
質問者

お礼

 ご親切に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

回答No.3

 東洋人として漢詩や漢文もいいですが、日本人として俳句はとてもいいです。  俳句の意味はお分かりになっているのですか?  階前梧葉已秋声ではなく、  庭前(ていぜん=庭先)の蝋梅がのう!時計に遠く(時のせわしさを忘れさせる姿だのう)柱時計の振り子が時を刻むコタツの部屋には縁側廊下と障子を隔ててべつせかいだなぁ  と私は読んだけど。  あぁ質問ですか。  室生さんはどうよんだでしょうね。  「に」は場所や位置をしめす、助詞でしょう。「むけて」とか「からは」とかいうような意味でしょう。  この「に」は難しいので、むしろ俳句全体から詠み人がどういう状況を観ているかのことから、決まってくると存じますが。  淡雪さんの日本語はいいと存じます。

awayuki_cn
質問者

お礼

 krya1998さん、いつもありがとうございます。ご説明は大変参考になりました。本当にありがとうございました。

  • bgm38489
  • ベストアンサー率29% (633/2168)
回答No.2

一般に時計に遠いというと、時計を置いてある場所に行くには遠いということを表します。 しかし、俳句としてとらえると、時計が時を刻んでいることなど忘れてしまったということでしょうね。空間的には、時計は炬燵の間にあるのかもしれないけど、精神的には遠くにあるようなものだ、といった解釈ができます。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。いい解釈ですね。とても参考になりました。本当にありがとうございました。

  • cxe28284
  • ベストアンサー率21% (932/4336)
回答No.1

俳句は文語で独特の言葉の組み立てがあります。またあとで回答がつくと思います。 蝋梅が咲き始めたのが見える炬燵の間でのんびりしていると時間を忘れる。 時計は別の部屋にかかっていて時計には遠い炬燵の間で時間を忘れ蝋梅の咲き始めたのを知る。 格助詞のにの使い方としては目的地、目的、を表している。椅子に座る。上に伸びる 天井に届く (サイト現代日本語文法解説、格助詞の{に}より) 但し時計に遠いは現代文ではあまり使わない云い方だと思います。 時計には遠い場所、時計が無い部屋とかいうとおもいます。

awayuki_cn
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございます。わかるようになりました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。