- ベストアンサー
会社内の仕事とは?
- 会社内での仕事についての質問です。学生の立場からは想像できないため、具体的な内容や部署について知りたいです。
- 一般的な会社内の仕事について、部署や作業内容が漠然としているため、詳しい情報を知りたいです。
- 「会社」という言葉の意味は分かるが、具体的にどのような仕事が行われているのかがわからないため、教えて欲しい。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
良い質問ですね! (池上彰さんのつもり(笑)) 民間企業は営利を求めて活動していると言うのは物事の一面ですが、もっと本質を言うと、需要と供給のギャップを埋めようとしていると考えた方が良いですね。 需要と供給のギャップを埋めることを上手にやると利益がでて、下手をすると倒産すると考えておけば間違いありません。 大きな会社の一社員であれば、まるで公務員の様に仕事をしているかもしれませんが、上記の点において公務員と会社員は本質的に異なるわけです。 さて、需要と供給のギャップを具体的に考えてみましょう。 日本でガソリン自動車を使う人がいる(需要)が、日本で原油が産出しない(供給)ので、石油会社がそのギャップを埋める。上手くやれば利益がでる。 横浜に住んでる人が東京で仕事したい(需要)、そこで東急電鉄が東横線を走らす(供給)と、ビジネスになる。上手くやれば利益が出る。 掃除して家庭内を清潔に保ちたいが自分でやりたくない(需要)ので、掃除婦を派遣する(供給)と、商売になる。上手くやれば人材派遣会社として巨額のビジネスが実現する。などなど。 さて、需要と供給のギャップが大きいほどビジネスになりますので、意図的に需要を創造しようとすることもあります。 例えば、日本では家族の数よりも住宅の数が多いのですが、それでは住宅供給という商売が成り立たちません。そこで、毎晩TVコマーシャルをして、新しい住宅の需要を喚起する。必要の無い物でも人工的に需要を創造できればビジネスが成り立つことになりますね。 で、本論ですが、会社の中では、基本的に以下の仕事をしています。 1.需要を創造する。需要を顕在化する、需要を具体的な要求に落とし込む====マーケティングの仕事 2.供給を創造する。供給を増加する。供給の質を改善する。====商品開発、製造部門の仕事 3.需要と供給を結びつけ、契約をする====営業の仕事 4.契約した商品を届ける====物流の仕事 5.上記の仕事をする人を採用し、管理し、教育し、退職させる====人事・労務の仕事 6.上記の仕事をするための資金を調達し、金利を払い、返済する====財務の仕事 7.日常の金勘定を記録し、銀行から引き出したり、振り込んだりする====経理の仕事 8.上記の仕事を進めるうえで法律を守らせたり、法律違反した場合の損失を最小化する===法務の仕事 9.仕事の効率を向上させるためにコンピュータの利用を促進する====情報システムの仕事 10.会社の仕事をひろく社会に知らせ、理解・支持を得ようとする====広報の仕事 まあ、このような部門に分かれて、それぞれの会社の立ち位置で、需要と供給を結び付けようとしているわけです。 需要と供給のギャップが大きいほど、その間を埋める仕事が色々と必要になりますので、大きな会社では多用な仕事が発生しますね。数名しかいない零細企業でも、基本は上記の仕事が有りますので、社長さんが一人何役もやっているのです。
お礼
お返事遅くなってすみません;; しばらくパソコンが壊れて使えない状態が続いておりました。 細かくてわかりやすい回答ありがとうございます。 謎が多い会社という形態の正体が少しですが分かりました。 これを踏まえて将来のことなどをじっくり考えようと思います。