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実験作業の改善
こんにちは。 私は現在派遣社員として化学系の企業に勤め、生化学分野の実験助手の仕事をしています。 その会社の正社員と2人一組で指示を受け、実際の実験のほとんどを 行なっています。 この会社は研究開発部門と製造部門に大きく分かれていますが、常に作業の効率化のための工夫、すなわち「改善」が啓蒙され、私の所属する研究開発部門でも盛んに言われています。1ヶ月に1~2件ほどの改善実施報告書を提出することが義務付けられているのですが、残念ながら私には改善箇所がなかなか思い当たりません。 というのも、この会社自体の歴史が長く、ありとあらゆる工夫がすでになされており、私は入社してまだ半年ですが、作業のしやすさにとても感心してしまいます。 しかしそれでも報告書の締め切りは毎月迫って来るので、深刻に困っています。 研究職に就かれ、かつ実験業務を日常的にされている皆さんは、大小問わず、どのような工夫をされていますか?あるいは「もっと作業をやりやすくするため」にどのような視点をもって実験をしていますか? 具体例など教えていただければなおありがたいです。
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実験助手に派遣されて、すぐに追い返されないということはあなたはある程度役に立っているのです。(失礼) 研究開発部門には理科学機器の分厚いカタログが何社分かあるはずです。この中には新製品や材料の特性その他情報が満載されています。実験室で使用している機器類はこのカタログを活用して調達されているはずですが、中には出入りの工具店やホームセンターで買える物で十分活用できる例があり、コストダウンのネタになります。頭のいい正社員でもDIY苦手な人は工具類の名前や使い方も知らず、恐ろしく不器用で古い作業標準に固執している人もいるでしょう。一般エリア内では自分の工具を使って素早く作業を済ませるなどで作業標準を改定させるなども改善のネタです。 パソコンを使える立場なら、アプリ(主にエクセル)の使い方を極め、DATA取り込みや統計処理、グラフ作成などで頭角をあらわす手もあります。わが社では、派遣社員でも与えられた仕事に真剣に取り組み、常に勉強する前向きな人は正社員として引き抜きます。 以上、技術開発・品質保証などを35年以上続け、今も改善・効率化に取り組む中小企業管理職からのアドバイスです。
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- vonori
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ちょっと辛口です。 思いつかないなら、まだそこまでのスキルが付いていないように思います。 効率化とは何を指しますか? コスト?時間?スペース? 他人の作業を注意深く見て、無理・無駄・ムラを発見できませんか? たとえば、1つの実験をするために、実験室内を何往復もしないと用意できないような配置になっていませんか? 新しい人が入ってきても、熟練した人に近いような作業ができる環境、スペース、教育制度がありますか? 以前のやり方よりも、もっと早くできる方法はありませんか? 数人に同じ行動をしてもらい、時間やコストにバラつきがないシステムになっていますか? 研究部門も工場部門も、基本的に「効率化」という考え方は変わりませんよ。 アプローチ(見かた)を変えれば、意外なところにネタがあります。 カイゼンのお膝元である某自動車会社ですら、問題・対策は山積みです。
お礼
早速の回答をありがとうございます! 実際、未熟さゆえに目の前の実験を間違えないことで精一杯、というのはあります。 確かに実験室内を往復していて面倒なときがありますが、それは生物室(バイオハザード)と一般室とで物品の持込が制限されたていたり、異なる部署の、異なる場所で実験している方々との共用の備品・薬品・設備で自由に配置換えができなかったりでやむを得ない状態です。 また、この場合必要とされている改善は、きわめて個人レベルの小さな工夫で、主に時間の短縮、業務の簡便化が当てはまると思います。 しかも実験操作自体はルーチンなことが多いので、初めの頃はまだ整理整頓的なことで工夫ができたのですが…。「カイゼンに終わりはない」という言葉がなかなか信じられないです。 やはりまだまだ視野が狭いんですね。思い込みもあるでしょうし…。 回答の貴重な内容も参考にさせていただきます。
お礼
回答ありがとうございます。 自分なりの道具を使う…というのは思いも寄らず、 やはり自分の視野が狭いということを再認識しました。 それに、「改善」を上から言われて仕方なくやっているようでは良いアイデアも浮かびませんよね…。 立場は派遣社員でも、その会社(ひいては社会)に利益をもたらそうという気持ちをもっと強く持って、真剣に勉強し、主体的に業務や課題に取り組む必要があると感じました。 何だかとてもやる気が高まりました。ありがとうございます。