まず、「気体に見える」理由について。
湯気は水蒸気が冷やされて水滴になったものです。
その水滴は細かく正真正銘の気体の空気中に分散しています。
bururutti-2さんが捉えている「湯気」というものは、
「湯気としての細かな水滴が空気中に分散しているその姿」です。
砂は固体ですが、風に煽られ空気中に舞い上がった(分散した)「砂ぼこり」が「気体」のように見えるのもおなじです。
そして「湯気」が白い理由は、2点あります。
1点目は、湯気つまり水に色がないことです。
というか、無色の物体は全て白く見えることがあります。
氷や水といった状態でも無色かつ透明ですし、大きな塩の結晶だってガラスだって無色かつ透明です。
(なお、無色と透明とは別の事柄です)
それらの表面はどうなっているでしょうか。実になめらかではありませんか?
さて、ガラスを割ったときのことを考えてみましょう。
細かなガラスの破片は白く見えますね。
これは、ガラスの表面がなめらかではなくなったため、光の反射が乱れていることによります。
これは細かな塩の粒やかき氷、そして湯気といったものが白く見えるのと全く同じ理由です。
2点目には、差し込む光が特定の光に偏っていないことが上げられます。
赤い光を当てれば、水滴自身に色はありませんから赤く見えます。
もちろんこれは当然のようにお感じになることかも知れませんが。
お礼
「光が乱反射すると白に見える要因」というのは自分自身知りたい所だけど、本題の質問と変わってしまいそうなので後で改めて質問してみます。 回答ありがとうございました。
補足
>「散乱(さんらん)とは、光などの波や粒子が >ターゲット(湯気)に侵入し通過する際にターゲット構成分子と相互作用して方向を変えられること。」と >書き換えれば判りやすいでしょう。 つまり、「光が分子に当たって、光の進行方向が変わる」ということでしょうか? それだと光の屈折とあまり変わらないような・・・