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【医療統計】プラセボ含の状態で全体の傾向はわかる?
医療統計に関する質問です。 頭痛持ち400人をA,Bの2つのグループに分けます(Aグループ300人,Bグループ100人)。 Aグループには頭痛薬入りの水((1)),Bグループにはただの水((2))を飲んでもらいます。 それぞれの人はどの水を飲んでいるのかは分かりません。 頭痛持ち400人は1日1回(1)もしくは(2)のいずれかを1週間飲み続けます。 また各日,「頭痛がある」「頭痛がない」を日誌に記載してもらいます。 これを1週間繰り返します。 1週間後に,頭痛の程度を「ない」「ほとんどない」「少しある」「ある」の4択で選択してもらいます。 結果として以下のことがわかっているとします。 (I)1週間後の頭痛が「ない」と答えた人の割合(頭痛消失率)は,30%(120人)である。 (II)頭痛薬入りの水を飲んで3日目までの日誌が全て「頭痛なし」だった人は,全体の40%である。 また,以下を仮定します。 (III)頭痛消失率は,(1)>(2)である。 このとき,統計学的に以下を検討することは可能でしょうか。 「頭痛薬入りの水を飲んで3日目までの有効性は,頭痛薬入りの水を飲んで1週間後の有効性を反映するかどうか」。 (または,3日目までのデータによって1週間後のデータの傾向を予測できるかどうか) (I)(III)から,(2)グループの頭痛消失率は0%以上30%未満,また(1)グループの頭痛消失率は30%より大きく40%以下であることが分かります・・・ ・・・きっと,(1),(2)グループそれぞれにおいて,日誌と1週間後の頭痛消失の「一致率」が鍵かと思いますが,厳密なことを言わず,傾向を考える方法だけでも教えて頂ければ幸いです。
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- aokisika
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まず、この実験で使われている「頭痛薬」と呼ばれるモノは、「頭痛をなくす効果がある薬」ではなく、「頭痛をなくす効果があるかどうかを調べたい薬」です。 つまり、効果があるかないか、「わかっていない薬」なのです。 この「頭痛をなくす効果があるかどうかを調べたい薬」が含まれる水を飲んで、「頭痛が消失した」と答えた人の中で、プラセボによるものが何人いるかわかりません。もしかしたら、全員がプラセボかもしれません。なにしろこの薬は「効果がある薬」ではなく、「効果があるかどうか調べたい薬」なのであって、もしかしたら全く効果がないモノなのかもしれないからです。 この実験では何もわかりません。