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電力削減目標について

ISO14001事務局をしていて、最近認証取得をしました。半導体製造業です。誰か具体的な事を教えていただきたいのですが。 我が社では目的・目標の一つとして、おきまりですが、電力消費量の削減を掲げております。生産数量の兼ね合いがあり、現場には多数の生産設備があるので、原単位(生産個数)で追跡しています。省エネと言うことで、弊社が取り組んでいるのは、こまめな消灯、空調設定温度について、無駄なパソコンの電源OFF等々ですが、なかなか活動がうまくいかないのが現状です。それは、 1)製造現場では製品の為に温湿度管理しており、空調温度を変更できない。 2)現場以外での電力消費量は微々たるものであり、どうしても生産数量によって左右されてしまう。(原単位ですから) 3)それにより、特に変わった事もしていないのに今月は生産数量が多かったから/少なかったから、省エネが達成できた/出来なかったという現象が生まれる。 4)各製造フロア、事務室等には電力メーター等は無く、自分達の消費電力を把握できない。(これを全フロアに設置すると莫大な金額が掛かる。と思う) 5)つまり、従業員一人一人の身近なテーマとしてなかなか捉えづらい。という悩みがあります。もし宜しければ具体例などあればお教え願いたいのですが、宜しく御願いします。

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  • konoji
  • ベストアンサー率41% (60/146)
回答No.1

半導体製造業ということですが、お気持ちおよび状況よくわかります。 実際にこのての相談をいろんな工場から受ける立場の者です。 この手の話はどこの工場も製造現場と推進側の(通常総務など)との衝突や意見の食い違いをよくみかけます。 工場やISOの規定のありかたによっても測定や評価の方法が変わりますのであくまでも参考ということで 。 さて、、 >こまめな消灯、空調設定温度、無駄なパソコンの電源OFF等々 既に推進されていると思いますが、上記の数値というのはじつは殆ど微々たる数字では無いですか? 効果が殆ど数値で確認できないとか? 考えてみても蛍光灯は一本で数十ワット程度、かたや、数キロVA、数十kVAの機械がブンブン横で唸っている。 蛍光灯を昼休みに一生懸命消しても、たかだか数百ワット程度、、、話になりません。 工場内も一定のクリーン度を常に保たねばならず、空調を切るというのはご法度 それにあわせてエアーコンプレッサー(空調でなくエアー源側)の消費電力は一台動かしても10台うごかしても変わらないとか、、現場としてはジレンマだらけだとおもいます。 ・原単位(生産個数)で追跡しています ・生産数量が多かったから/少なかったから、省エネが達成できた/出来なかったという現象が生まれる。 ・電力メーター等は無く、自分達の消費電力を把握できない。 ・身近なテーマとしてなかなか捉えづらい ////// まず、状況から察するにトータルの消費電力に関しては掌握されている様ですね。逆に個別の消費電力に関しては殆どわからない、、という感じでしょうか。 こういった場合、消費電力の消費源に関する掌握の基本に立ち返った方が結果的に目標に具体性と、妥当性、結果に対する評価の妥当性が出ます。 たとえば、一言で消費電力といいますが、そのうち動力系でそのくらいでしょうか?電灯系でどのくらいでしょうか? 動力系のうち、機械側が使用する量は? 空調系は? コンプレッサーなどの他の機械は? それらの朝夕の時間毎の変動は? 週単位では? まず、これらの実態がどうなのか?というスタートラインに立ち返ってください。 そこで問題になるのが >全フロアに設置すると莫大な金額が掛かる 認識を変えてください、非常に安価で可能ですよ。 今ではiso14000を推進する会社がふえ 安価な小型の簡易電力モニターが数万から程度であります。 たとえば、高機能(動力、電灯同時測定、多回路測定タイプ)でも2~30万程度です。 *一台で12回路とか測定ができデーターキープができる。 これを盤でもいいですし、機械系統毎でもいいですから一週間単位でとりつけ(線をはさむだけです)測定してみてはいかがでしょうか? この手の電力系はメモリーを持ってますので、定時毎に目視観測でもいいですし、パソコンにデーターのダウンロードもできます。 一週間分のデーターぐらいは簡単に蓄積できます。 PDCAのサイクルはご存知かと思いますが 最初のPの部分を打ちたてるための基礎データが漠然としていると後のDCAが漠然とした物になります。 まずは、実態をつかむこと、次にその中から悪さ加減を抽出し低減可能な項目を見つけ出すこと そして、可能である内容に対して低減目標を定めること。あとはその結果の評価と継続、定着です。 参考に上記で紹介した簡易電力モニターの会社のURLを紹介します。 (日置電機):単回路用、安価 http://www.hioki.co.jp/jp/product/power/index.html (松下産業機器):多系統、多回路用 http://www.mie.panasonic.co.jp/epsd/index_fr.html http://www.mie.panasonic.co.jp/epsd/epsd_3.html これが見えると、たとえばライン編成換えとか電力系統の見直しの必要性が見えてきます たとえば、この機械はなんでこんなところから電気をひぱってきているんだ?みたいな内容のものがあるかもしれません。 また、電灯、動力毎で効果がはっきり見えてきます。 とにかく工場の場合グロスで考えるとどうしても稼動時間=消費電力の構図になってしまいますので、これでは悪さ加減が把握できないことを皆の認識とし定着させることが大事です。 もう一度言いますが、まずは実態を掌握する。 これが基本です。 頑張ってください。

kaichin
質問者

お礼

お礼が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。たくさんのアドバイス、本当に有り難う御座いました。認識不足でした。参考になります。色々あたって見たいと思います。 有り難う御座いました。

その他の回答 (4)

  • seapapajp
  • ベストアンサー率27% (43/155)
回答No.5

なかなか電力の削減は難しく、従業員に理解させるのは難しいですね。パソコン等の電力消費を表示する製品をご紹介します。 関西の東光精機株式会社が出している「エコワット」 金額は3000円ぐらいだったと思います。間違っていたらごめんなさい。一般家庭用なので安いです。  その特徴は、液晶で電力量を表示するのですが料金も表示できるのがスゴク、目の前で料金が増えるので意識改革が行えます。参考にしてください。 仕様 ・AC100V50/60Hz ・ACコンセント最大15A ・精度±10%以内 ・寸法:W66×D55×H37(54)

参考URL:
http://www.toko-s.co.jp/eco/ecowat.html
回答No.4

>おきまりですが、電力消費量の削減を お決まりで目的目標にしてしまったことに問題はなかったでしょうか。電力を必ず目的目標にしなければならない理由はありません。改善できる見込みがないことを目的目標に採り上げてはいませんか。 目的目標にしたということは、電力の削減を管理できると判断したということです。しかし、拝読しますと、管理どころか使用量の把握さえ現状では困難なようですね。 著しい環境側面として特定された結果なのかもしれませんが、現に管理できておらず、また、改善活動の目途さえないということは、環境影響評価のしかたがおかしかったのではないでしょうか。 4.3.1を読んでください。”管理でき”と書いてあります。 環境影響評価のやりかたを見直しされてはいかがですか。 それでもやはり著しいとなったのであれば、使用量を把握できるようにすることが当面の目的目標のように思います。使える指標を開発することも必要かもしれませんね。 くれぐれも、できもしないことはPDCA回せませんので目的目標にはなり得ません。

  • itab
  • ベストアンサー率50% (431/861)
回答No.3

ご存じであればご容赦下さい。 下記サイト(省エネルギーセンターのHP)には、多くの工場の省エネ事例が紹介されています。 工場の省エネルギー→工場ビルの省エネ実施事例 とお進み下さい。 一口に電力の省エネといっても、その工場、事業場により様々なやり方があるかと思います。できるだけ多くの情報からkaichinさんの事業場にあった省エネ方策や管理方法をを見いだすのが賢明ではないでしょうか。

参考URL:
http://www.eccj.or.jp/
  • aaa999
  • ベストアンサー率23% (130/557)
回答No.2

先に回答された方に+します。 ISO14001を取得された言う事はQC活動等を実施してコスト低減に努められた事とおもいます。 設備の熱効率を考慮しなくては従業員の意識改革・運用では微々たるコスト低減か効果はないと思います。 生産設備も空調設備も最新型は熱効率は非常に向上していますが設備更新に多額な投資が必要です。 電力会社は深夜料金制度を設けています、そこで工場電力の空調設備を深夜電力に転換する事を考えては如何でしょうか、単純計算で空調設備(冷暖房)の電力料金は1/3(昼間の送風機運転コストは別)になります。 初期投資は少々必要ですが数年でペイできるはずです。 電力会社に相談されては如何ですか。

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