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カップラーメンの容器について
カップラーメンの容器に、スチロール製のものがあります。 そこで、スチロールの中には「スチレン」というものが残留していると思います。 この「スチレン」は、発がん性物質として登録されているとも聞いています。 通常、「スチレン」は、どの程度含有していて、安全性が確保されているのかを教えて下さい。 よろしくお願いします。
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「スチレン」は発がん性物質にも変異原性物質にも分類されておりません。 IARC発がん性リスク一覧(2002)ではグループ2Bの発がん性の疑いがある分類でしたが、EUで実施されたEUリスクアセスメント評価(2007)において発がん性のある分類からは外れております。 なので発がん性に関しては量云々の話ができません(いくらあろうと発がん性は無いですから)。 経口での急性毒性はラットのLC50値で5000mg/kgです。 ラットの体重1kgあたり5000mgの量のスチレンを経口接種したところラットの死亡率が50%て事です。 ヒトの体重に換算すると体重60kgだとして300gですね。 ちなみに食品容器に用いられる発泡スチロールの残留スチレンの基準は2000ppm以下のようです。 まぁ全然オーダーが違うので、余裕で安全って事です。 しかし、最近ではカップラーメン等もこう言ったいちゃもんを回避するために紙など使用してますよね。
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- windwald
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カップ麺の容器の質量はカップヌードルの旧タイプで6gのようです。 http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20080322gr09.htm ここではもう少し大きな容器を仮定し10gの発泡スチロール(正式名:ポリスチレン)容器に スチレンが基準最大限の0.2%含まれているとして、計算してみましょう。 すると、1つのカップに0.02gのスチレンが含まれていることになります。 #2narigonさんによれば、LD50を人間に当てはめると、体重60kgの人間で300gのスチレンを取ることになります。 ということは300gのスチレンを摂取するには、カップ麺の容器を1万5000個食べなければならない計算です。 カップ麺の容器をばりばりと食べるんですよ? スチレンは水溶性の高くない物質ですから、カップ麺を15000食ぶん食べたところで、 含まれているスチレンを全部摂取できるわけではないですし、 そもそも短期間に15000食ものカップ麺いや、カップを食べることなどできません。
2007年のEUの調査機関の報告書では 発ガン物質には該当しないと言ってますね。 「日本スチレン工業会」に飛んで安全性を調べれば 載っています。