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色留袖の使い道

色留袖はどんなときに着るのでしょうか? 結婚式でも親族は黒留袖ですよね。 実際親族の写真で女性が黒留袖以外の和服を着ているのは見た事がありません。 結婚式以外の式典(入学式 卒業式? ほか)なら訪問着 色無地でいいような気がしますし。実はすすめられそうな予感なのですが。何だか「私は色留袖持ってるのよ。どんなもんだ!」という周囲への示威が一番の効用のような・・・ よろしく御願いします。

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  • ベストアンサー
  • bekky1
  • ベストアンサー率31% (2252/7257)
回答No.3

あのね、呉服屋さんの言うことをそのまま信じちゃダメですよ。 たくさん買ってもらうため、着物のTPO(呉服屋作成)がまず先に、ありき・・・です。 留袖が、黒というのは、庶民のものです。 つまりは、庶民が冠婚葬祭用の「晴れ着」を買うことが出来るようになった、時代に まずは、女性が晴れがましい席に出るには、「結婚式」だから、 そのときに初めて世のなかに「黒留袖」なるものが出来ました。 それまでは留袖というのは、「色留袖」しかありません。 なぜなら、「留袖」を着るような身分の女性は宮中では黒はダメだからです。 庶民は汚れないし、男性の紋付に習っての、そして、芸者のすそ模様を転用するに一番柄としても 汎用性が高いからの「黒留袖」 ゆえに、留袖というなら、世のなかにある「枚数」から言うと、「黒ばっかり」という時代がありました。 そのときには、「色留袖」というのは、そういうものもあるのだ、おしゃれ着物?というような認識です。 まずは、庶民に「黒留袖」を買わせようという呉服屋の商魂です。 だから嫁入りしたくは、喪服と、黒留袖の2枚が必需でした。 このとき、当然に「黒留袖は5つ紋付」です。 その後、たくさん着物を作れる「お金持ち庶民」がパーティや、結婚式以外のお祝い事などに 「黒留袖」は一張羅だから何か恥ずかしい・・・のでと、「色留袖」がまた復活。 だからあなたが思うような、「ワタシはもっているのよ!」という感性はある意味、正解です。 思い出していただくとあーそうかということですが、文化勲章など庶民が受賞するときに ご婦人も写真に入りますが、皆さん、色留袖5つ紋付です。 黒はいないし、ちゃんと紋は5つ。 そして、色留袖は紋が自由につけられる、1つ、3つ、5つと。 使用目的に合わせてです。 紋の数も少ないほど、カジュアルになる。 本来、黒留袖も1つ、3つ、5つとありますが、ほとんど5つしかつくりません。 それは、庶民の一張羅だから。 黒でも3つとか、1つとかありましたよ、古いものでは。 ただし、これはかなり、一般人の所有ではないです、芸事の範疇での話し。 着物がイロイロ必要な人がつくるから。 そして、呉服屋さんはいまや、「黒留袖は親族が着るもの、色留袖は・・・」と区別して売りつける。 昔は、ともかく結婚式には既婚者は黒留袖の一枚もなくちゃ恥ずかしいでしょう?・・・といって、 結婚するお嬢さんに一枚親が作るのは親の務めと売りつけたのです。 だから、相当に、どはでな物もあります、ちょいと昔のものは。 こんなの、いつ誰が着るの? 親族? 仲人がこんなのを? 、奥ゆかしく?・・・と今なら思えるような色、柄です。 黒留袖を着るべき人(親、仲人)とされるのはこのあたりでしょうに。 まるで大漁旗のような、はたまた、昔の長距離トラックにあった柄のような、百人一首の柄のような。 実際に、新郎新婦の親になって、仲人になって丁度のときにはとても着られないようなのを 結婚する時に親に作らせた。 ですので、着物を着て生活していた江戸時代、明治からの流れからすると、 色留袖が最初、黒は庶民。 そして、留袖としては同格で、紋の数が問題。 黒は5つしか作らないから、黒が上という認識になってしまったのが、昭和20年以降の呉服屋の創作ルールです。 2枚目の留袖として色留袖を薦めたのが昭和40年ぐらいから。 お仲人さんは色留袖(5つ紋)が・・・と。 だから、紋の数を変えて1つならパーティ、3つまでなら卒業式、5つなら宮中とか結婚式とかです。 いまや、紋が1つでもあれば、色無地で結婚式は親でもなければokですし、 逆に5つも紋があると、色留袖といえども、出番は黒と同じくないです。

naomi2
質問者

お礼

歴史的な事柄にふれた丁重な回答 誠にありがとうございます。このような経緯があるとは知りませんでした。 紋の数でも色々かわるのですね。とっても奥深い世界のようです。また勉強していきたいです。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

No1です。 すみません。 私の知識が間違っていたようです。 留袖はミセスの第一礼装で、お祝いの席に着るものです。ただし結婚式に親族や仲人として参列するときには黒留袖を着用します。また友人や遠縁の人の披露宴や上司の妻として招かれたときには格式のある色留袖が最適です。色留袖は結納や公式のパーティなどにも着られるので、黒留袖とともに揃えておくと重宝色です。 とのことです。  それで着て行かれる方が少ないのですね。 お恥ずかしい回答 お許しください。m(_ _)m

参考URL:
http://www.kenshoen.com/kimono/syurui/tomesode/tomesode.html
naomi2
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。やはりそろえておくと重宝するのですね。今後考えます。

回答No.1

色留袖は黒留袖と同等に扱われます。なので 結婚式に着ていく事が多いです。 ですが 色留袖を持っている人自体が少ないのと、レンタルするなら 別に色留袖でなくてもと思い、着ていく人が少ないのでしょう。 昔は 入学式や結婚式にも留袖を着て行っていましたが、今では留袖自体着て行かれる人はいませんね。 おっしゃるように 訪問着か色無地です。 >何だか「私は色留袖を持っているのよ。どんなもんだ!」という周囲への示威が一番の効用のような・・・ それはどうでしょう?最近レンタルもありますから、そんな風には思わないんじゃないかと思うのですが。 私は、立ち居振る舞いをふくめ、きれいに着こなしている女性を見ると とても素敵に思いますよ。 それにしても 本当に、色留袖は無くなってしまうのではないかと思うほど 着られていませんよねえ。 今まで伝わってきた日本の被服文化ですので 無くなってしまうのは悲しいような気がするのですが・・・。 もし お持ちなのなら 是非 ご親族の結婚式に着て出席されはどうでしょうか? きっと 素敵だと思ってくれますよ。