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為替レート・変動相場制が理解できない
テレビのニュースでよく耳にする為替レートについて教えてください。 為替レートが変動する原因がよくわからないです。 「その通貨を利用する国内の物価」の変動から、 等価値の交換を行うために為替レートがあるとかいったものではないのでしょうか? どこかの誰かがレートを操作している動きあるというような点がよくわからない中核です。 どうして操作するの?されるの? インフレしてる通貨が安くなりそうという程度しか関連する内容の理解がない模様です。 金利がレートに影響を起こすとか、そもそも通貨を売買する市場とか理解の難度が大きい。 Wikipediaで、為替レート・変動相場制・付近のリンクを見てもチンプンカンプンで、勉強中です。 どうして毎秒毎秒ちょろちょろとレートが動くのか…、 銀行・投機家が、 本来の通貨の価値を意図的に操作して、 貿易で必要となる通貨の両替の一部を吸っているとか、素人から巻き上げているとか、 そんなシステムがどうして必要なのだろうと、そういった程度の想像しか出来ないレベルです。
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NO3です、補足します。 >投機家によって、意図的に為替レートがコントロールされているような気がしてならなく・・・・ この点は気にしなくても良い問題です。 市場規模で言えば数十兆円から時には100兆円を超す取引にもなると言われています。 ここまで市場規模が大きいと個々の投機家だけでコントロールするのは事実上不可能です。 また、外国為替は効率的な市場と言われるほどなので、現時点で分かっている情報は織り込まれており、そこから先は分からないのです。 ですから、投機家は自分の相場観を基に取引をしている筈です、相場観に基づいて有利だと思われるポジションを取るのです。 その相場観が当たるかどうかはやってみないと分からないのです。 また、投機家が莫大な利益を出せる点ですが、為替の場合は誰かが利益を得れば、誰かが損をします。 通貨についてはメジャー通貨であれば買占めできるほど少ないものではなくて、事実上、いくらでも買えるだけの量があるのです。 それだけ市場規模が大きいからです。 それからヘッジファンドなどは低コストでいくらでも資金調達ができますが、レバレッジをかけ過ぎると損失が出た場合は壊滅的なダメージを被ります。 今回のリーマンショックの時はこのパターンで、レバレッジをかけ過ぎて莫大な損失を被って破綻しました。 少なくとも、投機家が意図的に為替をコントロールして、莫大な利益を確実に出せる事は事実上不可能ですし、プロ同士がやりあうのですから、勝てるかどうかは50:50と考えて良いでしょう。 ただし、個人投資家レベルではバイアスがかかって、相場に対して偏った見方をする人が多くいます。 例えば、現在のブラジルレアルや豪ドルなどの通貨のように「高金利だから有利だ」と言ってこれらの通貨を買う人が後を絶ちません。 実際に、FXでも投資信託の通貨選択型でも同じことが言えます。 この相場に対して偏った見方に対して攻撃をして、個人投資家から利益を分捕る事は可能です。 今のブラジルレアルや豪ドルは非常に強い状態になっており、何らかの理由で相場が下落したら個人投資家は壊滅的なダメージを被るでしょう。 これがいわゆる「バブル」と言われる物です。 ヘッジファンド同士ではプロ同士なので、勝てるかどうかは何とも言えないですが、個人投資家とプロでは知識レベルや機動力が違いますから、結局は「大衆が常に損をする」って言う事になるでしょう。 「投資信託」のカテでは通貨選択型のQ&Aが沢山あるので参考にしてください、また、現在の豪ドル相場は1976年11月以来の強い通貨になっており(実質実効為替レートでみれば)、これが10年後にどうなるのかを見守ってみてください。 最後に投機が市場を安定化させる件ですが、私はこの件は?です。 投機家の登場によって為替レートはより大きく動くようになります。 ここに書かれた事は鵜呑みにせず、質問者様の方でも調べて最終的な判断は自己責任でお願いします。
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- qazwsx21
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モノの値段が上下するのと同じで、買いと売りのバランスで価格(為替レート)が決まります。
- NEWINN
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為替変動する要因は大きく分けて実需と投機があります。 実需は純粋に需要と供給の関係や海外旅行、企業が輸出や輸入で為替が動く要因です。 現在では実需は投機に比べて割合が下がってきたので、短期的な動きは投機の方が大きくなります。 投機とは為替変動や金利差などを利用してお金儲けの為の取引を指します。 注意してほしいのは金利は為替とセットで取引しているので、金利差狙いも為替変動リスクを取っている場合が多い点です。 また、グローバルな金利差の取引として住宅ローンや事業用資金を海外通貨で借りるなども投機的な要因です。 短期的には金利が上昇傾向にある通貨は、投資家が高い金利目的にその通貨が買われる傾向にあり、短期的な為替変動では金利差などは投機的な為替変動要因になります。 ただし、高金利通貨はインフレ率が高くなる傾向にあり、長期的には高金利国の物価が大きく上昇する事で輸出が減り、輸入が増えて経常収支が悪化して為替レートは長期的には下落していきます。 例えば、日本の金利が0%で米国の金利が10%、インフレ率が0%、10%と言う状態が10年も続いたらどうでしょうか? 仮に現在の為替を1$=80円と仮定して日本車が80万円、米国車が1万ドルとしましょう。 この場合は、どちらの車を買っても値段は同じなので、消費者はどちらか一方的な買いには繋がらないでしょう。 しかし、10年後は日本車が80万円、米国車が2.5937万ドルと言う状況では1$=80円を維持できるでしょうか? この場合は日本車の方が安いので米国消費者は日本車を買うでしょうし、日本の消費者も日本車を買うでしょう。 その結果、米ドルを円に換えて日本車を買うので「円を買ってドルを売る」動きが強まり、1$=30.84円で落ち着く筈です。 これは明らかに実需による「円買いドル売り」によるものです。 実需の動きは目に見えないので分かりにくいですが、長期では今でも実需に注目する事は為替変動を理解する上では重要です。
- roughrice
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>為替レートが変動する原因がよくわからない 変動のメカニズムが不明ということでしょうか。 例えば、 質問者さんが、アメリカの商品を買うために、1000ドル必要だとします。 つまり、1000ドル分の「ドル通貨」を「円通貨」で買うわけです。 今現在、90円で1ドル買えるレートだとします。 逆に言えば、1ドルを90円で売りたい人が存在するということです。 ところが、 1ドルを90円で売りたい人は、700ドル分しか売出ししていません。 そこで、レートを91円にしてみます。 すると、少しでも高く売りたい人が存在しますから、 91円なら売ってもいいと言う人がいて、900ドル分売り出されました。 しかし、あと100ドル足りませんので、 もう1円上げてみます。 レートは92円です。 すると、 92円で売っても言いと言う人が、出てきて、 1000ドル分売り出されました。 これで、 質問者さんは、1000ドル分の「ドル通貨」を 92円で買えました。 要は、 買いたい数量が多ければレートは上昇し、 売りたい数量が多ければレートは下がる という、至極当たり前のことが行われているわけです。 この様に、 交換する数量を一致させるために、 価格が調整されるのです。 以上のような調整が、 瞬間瞬間に行われ、積み重なっています。 質問者さんが仰っている「金利」などは、 通貨を交換する「動機」です。 ドルの金利が上がり、ドルを欲しい人が増加すると、 ドル買いしたい数量も増えます。 このドル買い数量をこなすためには、新たにドルを売っても良い人を呼び込む必要があります。売りたい人は「高く売りたい」ので、価格を上方向へ調整すると、ドルを売りたい人が増えていくわけです。 メカニズムと動機や事情を分けてお考えると理解しやすいかもしれません。
お礼
レスありがとうございます。 >92円で売っても言いと言う人が、出てきて、 この点については初めて理解しました。 90円×7 および 91円×2は、銀行などの取り分になるのかな。 FXなどだと、大量の買い/売りにおいては、上記のようになって残念な結果になるのかな。うーむ。 実際にどの程度が、買える状態/売れる状態にあるかが見えない(まだ見つけていない)のでイメージが付きません。 実際に生産物の売買でなくて、それを売買する権利の売買のような雰囲気で、私の頭では理解が追いつかないです。 >通貨を交換する「動機」です。 ここの複雑さが、理解を困難にしています。 金利だけでなく、その国の生産物の価値なんかもありそうな。 でも中東産油国の通貨は安定しないイメージなのでほしくないような。 説明のひとつとして、非常に参考になりました。 ありがとうございます。
- aokii
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そんなシステムがどうして必要なのかというと、株と同じで、お金を借りたい人がいて、働かずして儲けようという人がいっぱいいるからでしょうか。 あなたが、預金していて、利息がもらえるのもそんなシステムのおかげです。
お礼
レスありがとうございます。 >その結果、~、1$=30.84円で落ち着く筈です。 この結果だけは何となくわかります。 >日本の金利が0%で米国の金利が10%、インフレ率が0%、10% 金利がインフレと直接は結びついていないようなので、この部分が理解が難しいです。 >「実需」 「実需」が為替レートを作る根本の流れで、 「投機」がそれを安定化する流動的で比較的小さな資金の流れ、 というのであれば、これからいろいろ資料を読むことによって理解が出来そうな気がします。 ただ、「投機の資本」>「実需の資本」で、 投機家によって、意図的に為替レートがコントロールされているような気がしてならなく、 もしこれがある程度正しいなら、そのような不健全な状態がなぜ放置されるのでしょうか。 投機家は危険な側面もあるが、いないと安定化も出来ないから、とか? 私の考えが、気のせいであるのならば、これ以上考える必要が無いので、助かりますが。 いろいろなリンクを追ううちに、「日銀砲」という言葉を見ましたが、 投機家を為替市場から退場させるために行ったというような記載がありました。 投機家の買占めによって、どうしてコントロールできるのか、どうしても理解しがたいです。 どうして投機家はそんなに資本をもっているのでしょうか。 投機という行為で莫大な利益が出るという点が、もっとも理解できないです。 投機が市場を安定化させる目的で必要とした →投機家が何らかの方法(調査、分析、何でも構わない)で資本を増やす →投資家の資本が市場をコントロールするほど大きくなったものが現れる この考え方の流れが短絡していますか? それとも初めから為替をコントロールできる量の資本を用意してから参入するのでしょうか。 (銀行、ヘッジファンドなど) うーん、まだまだ勉強が必要そうです。 ありがとうございます。