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賽の神

地元のどんと焼きの際、農家の人が管理している“賽の神”をお借りして祀ってましたが、そもそもこの 賽(さい)の神様ってどういう歴史ものなのか… どなたか教えて下さい 石を三段に重ねたものでした よろしくお願いします

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  • michael-m
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回答No.1

賽の神は元々村の入口にあって、災いが村に入らないように防ぐ為の神様です。 「賽」は「要塞」の「賽(塞)」でもあった訳です。また道祖神ともほぼ等しいと考えてもいいかもしれません。 そして無事に一年の収穫を得て、それを神様に捧げて御祭をしました。この事から次第に収穫神、田畑の守り神という事になっていったのです。 当初は村人が交代でお世話をしていました。しかし水争いや村同士のいざこざ、或いは悪戯から度々賽の神は打ち壊されたり、盗まれたりと言う事がありました。 某地方では近隣の賽の神(道祖神)を奪い集めて、多くの道祖神が残っているという所もあります。 その所為かどうかは判りませんが、時代に御神体を各家に順送りに回して、当番の家が一年間、或いは決まった期間お世話するという風習が始まりました。 更にこれには、祭礼の際に宮出しした御神体が一晩宿泊する「御旅所(おたびしょ)」という風習も関係していると思われます。御旅所は予め名主などの家が決まっており、仮祭壇を設けて一晩お祭りする、或いは現代では休憩所となっています。 神社によっては代々御旅所を務めている旧家や神社がある地域も有ります。 賽の神は地域によって御神体そのものではなく、木札だったり、石だったりするところもあります。 持ち回りの順や方法、時期や祭事、おもてなしの次第などは地域によってバラバラなので、古老に聞いて、ご自身の地域に合わせてください。

KB78
質問者

お礼

お礼が遅くなりました 詳しく教えていただきありがとうございました

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