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漫画 JIN仁 の医療について
漫画JIN の大ファンです。 ぼくは医療について全くの無知です。 漫画では、今から138年前の江戸時代でペニシリンの精製や、手術などを当たり前に行っていますが、本当に可能なのでしょうか?
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ペニシリンは作れると思う。 PDFの直リンは禁止なので「ペニシリン 単離」で検索すると論文が出てくるけど http://green.search.goo.ne.jp/search?MT=%a5%da%a5%cb%a5%b7%a5%ea%a5%f3%a1%a1%c3%b1%ce%a5&from=stickeco&PT=stickeco 十分な薬学知識があれば江戸時代に入手できるものでできそうな気がする。 ただおそらく初期のものしか作れないだろうから、大腸菌などグラム陰性菌にはほとんど利かない薬効の低いものだと思う。 漫画でもその点がたびたび出てきて、吉原の遊女は結局亡くなってしまっているし、現代のような著しい効果はないと思う。 医療器具も当時の腕のよい職人に見本を渡せば作ってくれますし、戦時の野戦病院程度のことはできたのではないかと想像します。 http://okwave.jp/qa/q5410808.html
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- bardfish
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そのことについては作品中で解説に近い説明がされていたはずです。 連載当初からかかさず読んでいましたが、江戸時代の描写や医術については専門家が監修していたと記憶しています。 もちろん、漫画作品としての演出もあるでしょうがデタラメばかりではありません。 ※ページ隅の注釈もよく読んでみましょう。 ペニシリンの薬効を調べる方法は現代でもほぼ同じ手法で培地(細菌が繁殖する栄養(作中では芋の煮汁だったはずですが)を寒天で固めたもの)を使用しています。細菌の繁殖を早めるためにヒーターボックスを使用しているという違いはありますけどね。 高濃度ペニシリンの生成で出てくるクロマトグラフィーは実在する技法です。手法もほぼ同じ。 注射針の製造にしても当時の鍛冶屋は高度な技術を持っていたとされているため不可能ではないでしょう。作中で佐分利医師が初登場したとき似たような医療器具を代用しましたよね?あの程度のものは日本でも作れたはずです。現代の製法は(基本的に)細めのパイプを伸ばしていって糸のように細い中空針をつくっています。 中空のパイプも鉄砲鍛冶が作れます。 メスやハサミなんかは刀鍛冶の本分でしょう。 量産できる工業力がなかっただけ。