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アパレル業界の値下げメカニズムとは?
- アパレル業界での一斉値下げのメカニズムについて知りたい。なぜ季節感に関係なく半額以下に値下げするのか疑問。
- 購入したアイテムが一年後にセールで半額以下になっている理由について不思議。
- アパレル業界の値下げメカニズムとはどのようなものなのか詳しく教えてほしい。
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既に明確な回答されている方がいらっしゃるので、一部の補足だけ。 原価が2割~3割程度なのはどのファッション(服)でも大体同じです。 それは日本で作ろうが中国で作ろうが欧州で作ろうが、です。 (最終段階(縫製)だけを中国にして、値段を下げているブランドなんかもあります。) お店に勤めると社内販売なんかで、そのブランドの原価がどのくらいか分かったりもします。 値段には、ブランド価値がプラスされるのもそうですが、 そこに更に保管費や維持費、人件費等がプラスされるので高くなるのは必然です。 このブランド価値を大幅に上げすぎて、衰退していく一部のファッション業界なんかもあったりして。 もしセール時期に大量入荷を見たならば、それはそのブランドの方針からというのも大きいです。 ブランドによっては、セール用に新たに品物を製造するところもあります。 元々の値札に「50%オフ」などのシールが貼ってあるのではなく 値札自体が「セール価格 ~円」となっているブランドにはそういうところが多いです。 (個々の確認はできませんので明確には言えませんが^^;) 最初からセールという名に釣られて買っていくお客さんを目的に普段より薄利多売用に準備します。 (決して販売側の悪意だというわけではなく、利害の一致でそれなりにお客さんが入ります たくさん売れなければ店舗側の思わぬ赤字、たくさん売れれば店舗の勝ち。笑) また、稀にですが、セールの時期に合わせて、各地方に散らばる店舗から 東京等の本店へ売れそうな商品だけ回収されてしまうようなブランドもあります。 そういうブランドの(末端の店舗の)セールは、本当に本当の売れ残り。 また、テレビは確かにあまり値下げはされないかもしれませんが、 オーブンや洗濯機などは見た事がありませんか? 日本は他国に比べて「新商品」を季節ごとレベルで頻繁に出すところが多く、 特にフルモデルチェンジをする直前の型落ちタイプは、半額レベルに落ちる事はよくあります。 たまたまその入れ替え時期に買い求めると、型落ち品は新商品が出た後には売れなくなるため、 店員さんが必死ですすめてきます。 業界によって原価などの違いはありますが、セールで赤字になったら、お店は成り立ちませんから 殆どのセール価格は、原価以上であることは間違いありません。 それでも、原価以下になることだけは、本当にごくごく稀です。 諸々の経費を考えると、安くしても売った方がマシだ~…という理由で格安になっても、です。 定価についてですが、これは販売側の経費や利潤を原価に上乗せして、 その値段でお客さんが付けば、それが定価になります。 例えばTシャツで、誰がどうみても安物なのに何万という値がついても誰も買わないですよね^^; バランスというのなら、セール前のそれが、一般的なお客さんにとっての定価に他なりません。 勿論個人の好みや基準によって、買う買わないの差は出てきますが、それはどのお店でもあります。 男性みたいなので、しMむらは行かれないかもしれませんが、 あそこみたいなお店は特例中の特例で、買い切り(卸し元に返品しない)が経営方針ですので、 売れ残ったらそのまんま店舗に溢れるだけですから、破格の破格まで値段が下がります。 (4,000円くらいのコートが、500円になってることもしばしば。 売れなかったからといって返品はしないので、売れないよりは色々な意味でマシという結論に) ファッション業界の事、あまり詳しく知ると定価で買う気が失せますね…
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- iktmth
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アパレル業界にはいないのですが、原価の何倍もの定価を付けて販売している業界に関わっていました。 (具体的な業界名は控えますが、一般の消費者にとって日常的に買うというものではなく、何十年に1回買うというものです。) >ただの主観なのですが50パーセント下げた辺りが本当の定価。 >もしくは売り手にとってバランスが取れた価格なのではと思います。 おそらく、50%以下が、仕入れ価格だと思います。 仕入れた商品を販売するには、店舗の運営経費、運賃、その他雑費が必要です。 ですから、販売価格には、仕入原価に諸経費をプラスし、さらに利益を上乗せして売っています。 おそらく、50%あたりが、原価と直接的な経費の合計額くらいだと思います。 (家賃、電気代、販売員の給料などの店舗の運営経費や本社経費などの固定費を無視した場合には、バランスが取れた価格といえると思います。) >なぜアパレルは半額まで、もしくはそれ以下に下げることが出来るのでしょうか? アパレルのように、季節的な商品は、そのシーズンが終わると非常に売りにくくなります。また、翌年には、違ったデザインのものに流行が変わっていて、1年後に売れる保障はないです。(逆に、去年と同じデザインのものを店頭に並べていると、客は「去年買った服が今年も売っているので、新しいのを買わなくても去年かったものを着よう。」と思うので、少しでも違うデザインのものばかりにする必要があります。) すると、そのシーズンが終わって売れ残ったものは、廃棄するしかありません。 ですから、安く売ってでも、廃棄するよりは儲けがあるという発想です。 おそらく、仕入れ価格や運賃などの、直接的な原価だけでも回収しようということで値段設定していると思います。 >一年が過ぎアウトレットに入っているG●Pに行くと当時見た(新宿、原宿店)ではラインナップにはなかったブラウン、カーキ、ベージュなどのモデルがセールで半額に大量にありました。 >こちらはどういうことなのでしょうか? メーカーは、いろいろな種類の製品を作ります。 販売店は、その中で自分の店で売れそうなもののみを取り扱います。 アウトレット店は、メーカーの売れ残りなどを扱っていると思いますので、品揃えは豊富になると思います。
補足
ノースフェイスのジャケットなどあまり下がらない商品もありますが、これは大幅に下げなくてもうれるからでしょうね。 お店の人件費や経費などもありませから原価で購入したいとかは思いませんが、すごく気に入って定価で買ったものが二ヵ月後とかに半額とかで売っていると所有する満足度とか下がりますよね。。。
はじめまして、よろしくお願い致します。 元アパレル業界です。(少しだけ) 1)アパレルの原価は、2割程度です。 あとは、デザイナーなどのブランド(付加価値)のみです。 例えば、ワイシャツなど2千円のものは100~200円程度の原価です。 季節外れのものなど、倉庫に積んでおくだけでお金がかかるので損しても売った方が特です。 2)型落ち品(旧製品)は、保管しておくだけでお金がかかるし劣化もします。 原価が2割以下なので、100枚作って20枚で元がとれるのです。 残りの80枚はタダでも良いのです。 在庫をもつより、安く売ってしまうことが業界の決まり? 中国などで製造されているので、かなり安くできるのです。 ご参考まで。
補足
なるほど。原価がすごく安いので在庫するより投売りしたほうがいいのですね。
補足
なるほど。いろいろと参考になりました。 家電とか型落ちや展示品を安くすることはありますが、店内のほとんど値下げとかしないので、アパレルって本当に不思議でした。 私は強くファッションにこだわりがあるわけではないので、これからはセール狙いで買っていこうと思います。 確かにセールですと、「これは!」って物はないかもしれませんが、デニムなど好みの色、スタイルならどれも同じ様なものですしね。 皆さんありがとうございました。