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開閉器(電気)について

開閉器とは何かをネットで調べていたら、次のような説明が出てきました。 開閉器とは平常時の負荷電流を開閉でき、 かつ電路の短絡状態における異常電流も投入できる装置。 平常時の負荷電流を開閉できるというのは理解できました。 でも次の短絡状態における異常電流も投入できるという説明がわかりません。 異常電流は遮断しなければならないものではないのでしょうか、 それをわざわざ投入するなんて意味がわかりません。 開閉器に異常電流を投入するわけですよね。そうして短絡事故を防ぐわけですよね。 ということは開閉器があれば遮断機はいらないのですか? だれか教えてください。よろしくお願いします。

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  • aruhai
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回答No.4

・開閉器は基本的に負荷電流を開閉(投入、開放)が出来ます。 ・遮断器は事故電流の遮断が出来ます。 小さな電流は開閉器でも開閉できますが、大きな電流(例えば1000A以上電流)は投入できても、開放(機械的にブレード、接触子は離れますが、大きな電流のよりアークが継続してブレード、接触子を溶断します。 アークが繋がった状態で事故電流が継続します。)出来ません。開閉器を投入の場合には大きな電流は流れますが、ブレード接触子が繋がった状態となります。(ブレード接触子が溶断しません。但し、短時間耐電流以上となると熱エネルギーにより溶断) 問題は開放(切り)の時ですのでアークを遮断する遮断器 ABB(空気遮断器)高圧力のエアーによりアークを吹き飛ばす。(昔のCB) MBB(磁器遮断器)磁力によりアーク径路を延ばし遮断。(昔のCB) OCB(油入遮断器)電気絶縁油中においてアークを消弧。(昔のCB) VCB(真空遮断器)真空中のバルブ内でアークを消弧。(現行の6kV VCB) GCB(ガス遮断器)SF6ガス中においてアークを消弧。(昔の超高圧などでは2気圧方式など有り。) 大きな電流を如何に切るか、アークを遮断するかが重要問題です。 開閉器は大きな異常電流も投入できますが、その後の対応は上位にある遮断器による遮断(電流を切る)が必要となります。 説明文はあくまで開閉器の電気的能力を説明していますので、事故電流の入り(投入)を推奨してはおりません。 機器の費用(金額)、断路機能、がありますので適材適所で使用が必要と思います。

noname#192943
質問者

お礼

とても詳しくご回答いただきましてありがとうございます。 〉説明文はあくまで開閉器の電気的能力を説明していますので、事故電流の入り(投入)を推奨してはおりません。 開閉器では異常電流を遮断できないので遮断機が必要なんですね。

その他の回答 (3)

  • U-Seven
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回答No.3

>開閉器とは何か 質問文から推測しますと断路器をイメージされているようですが、開閉器とは総称です。 遮断器・断路器・コンタクタやMCCBなど、トグルスイッチや壁に埋め込んである室内灯のスイッチも含まれます。 あくまでも総称なので機能については個別の機器について調べる必要が有ります。 ただし「負荷開閉器」という名称の機器は存在します。 負荷開閉器は断路器をパワーアップして負荷電流の開閉を可能とした物です。 (ただしあまり能力はない、変圧器一次に付けて無負荷励磁電流を開閉する程度) パワーヒューズと組み合わせて遮断機能を付加した物も有ります。 開閉器という名称ですと、説明を書いている人がどの機器をイメージしているか不明なので適切な説明は得られないと思います。

noname#192943
質問者

お礼

室内灯のスイッチまで開閉器というんですね とても参考になりました。ご回答ありがとうございました。

  • ooi_ocha
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回答No.2

 6kVの短絡事故を30年前に見ましたが、想像を絶する状況 でした。そのときは勘違いで生きている母線の断路器を開いた ケースでしたが、3相短絡に移行して、キュービクル全てが焼損 していました。碍子は溶けていました。キュービクル側板に直径 50センチメートルくらいの穴が空いていました。よく人身事故に ならなかったなと思いました。電気は怖いです。  需要設備でも開閉器以降の系統で短絡があり、そのまま投入し た場合、もし遮断器がない場合、過電流で開閉器自体が溶けた りします。そのまま黒赤白の1相が溶けるとスパークが飛び3相 短絡に移行して、キュービクル自体が電気火災に見舞われます。 多分もの凄い事故になると思います。

noname#192943
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます! 6kVの短絡事故でキュービクル全てが焼損するんですね。 なるほど、過電流で開閉器自体が溶けることもあるんですね。 貴重なお話をありがとうございました。

  • ooi_ocha
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回答No.1

 開閉器は事故電流を遮断することが出来ないと言うことです。 <正常時>  定格容量以下の負荷電流は入・切可能 <事故時>  開閉器以降の系統に短絡などが存在していたとき、偶然投入したと 仮定した場合に  短時間定格以下ならば、正常に投入できる。が遮断は出来ないため、 遮断器と組み合わせるか、電力フューズと組み合わせる使い方になる。  短時間定格以上の電流が流れると、開閉器はすっ飛んでしまうし、 短時間定格以下の電流の場合でも、遮断出来なければ、すっ飛んでしまう。

noname#192943
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます! この文章から行くと短時間定格以上の電流が流れた場合、開閉器に電流が投入されると壊れるという訳ですね。短時間定格以下でも遮断機あるいはフューズと併用しないといけない。 一つわからないのは 〈短時間定格以下の電流の場合でも、遮断出来なければ、すっ飛んでしまう。〉 と書いてありますが、すっ飛ぶのは開閉器なのですか?開閉器ではなく、機械の方ですよね?

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