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遮断器と断路器の投入順序
いつもお世話になります。 遮断器と断路器を開放する場合、断路器は負荷電流を遮断する 能力が無いので、先に遮断器を開放し、その後断路器を開放すると いう説明を受けたことがあります。 では、逆にこれらを投入する場合、その順序を考慮する必要は あるのでしょうか。また、その理由はどのようなものでしょうか。 負荷電流が流れていない状態から投入するのであれば、 どちらが先でも良いような気がします。 お時間のあるときで結構ですので、回答をいただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
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- sentakuya
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高圧受電と仮定してアドバイスします。 受電用の断路器(DS)と遮断器(CB)は通常1:1です。 これに対して受電CBの下位には複数のフィーダCBがあります。 (例:動力TR1次・照明TR1次・コンデンサ1次など) これをこのフィーダCBも全てOFFしないと無負荷にはなりません。 何故ならTRにも無負荷励磁電流が流れるからです。 このように操作すべきCBなどが多くなり切り忘れ・入り忘れの可能性があるため1:1の受電DSと受電CB間で電気的インターロック回路をシーケンス的に構成するのが通例です。
- KDH
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確実に負荷電流が流れない状態ならば、どちらが先でも問題ないですが、実際には、CBの先にSCが繫がっている場合もあるでしょうし、またCB開放前に低圧側のMCCBを開放し忘れたところに、たまたま大きな負荷設備が起動待ち状態だったとしたら、CBを投入してDSを繋いだ瞬間に一気に電流が流れ、大変なことになりますんで、やはり投入順序も徹底する必要がありますね。
本当に無負荷だったら、どっちが先でも大した問題はないでしょうね。でも万が一のことを考えると、断路器を先に投入すべきでは? もし負荷開閉状態となってしまい、受電の一番頭にある断路器を損傷したら、交換は大ごとになりますよ。なぜなら、その送電線を全部止めないといけなくなるじゃないですか。特高受電だと他の需要家もその送電線にぶら下がっている可能性は大いにあり得ますから、そちらにも迷惑がかかります。需要家内だけで済む話であっても、断路器のトラブル時は交換のための停電範囲が大きくなります。なので、避けられると解っているのに危ないことをするのはやめましょう、と言う結論になると思います。