- ベストアンサー
ETXでDeepSkyを撮影する方法について
- ETXを使ったDeepSkyの撮影方法と注意点について詳しく説明します。
- ETX-90PEの所有者がDeepSkyの撮影を試みる方法について解説します。
- Weasnerさんのホームページで掲載されているETXを使用したDeepSkyの写真の撮影方法について紹介します。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
かなり本格的な、装備ですね。あとGPDクラスの赤道儀(EM200あたりが理想ですが)と写真用鏡筒があれば、十分DeepSkyの撮影ができます。私としてはこれを進めますが、それでは回答にならないので、一般的なDeepSkyの撮影について紹介します。 ETX-90PEは使ったことがありませんので、あしからず。 前回の極軸合わせで回答しきれなかった分です。ETX-90PEで正確に極軸を合わせる方法はこれしかありません。 http://www.asahi-net.or.jp/~dy7s-ynym/myhp1511.htm 十字線入りのアイピースでなく、DSIでもかまいません。十字線が表示できます。 本格的に撮影するなら、カメラは白黒を使います。三色に分けるフィルターがない分、感度は3倍以上です。私は、DSIは、はじめカラーを持っていたのですが、白黒を手に入れてからはカラーは使っていません。 白黒で十枚以上撮影しコンポジット合成を行います。そうすると、ランダムに発生するノイズを抑えることができ、露出時間を延ばす効果があります。WeasnerさんのM57は、15秒の露出で多数撮影したものうち、程度のいいもの12枚を使っています。 それから、CCDなどは、ダークノイズといって、長時間露出すると目立つノイズが発生します。温度と露出時間が同じなら、ほぼ同じノイズになります。同じ条件で光を当てないで写した、ダークフレームというのを撮影すれば、ノイズだけの画像が得られます。引き算すれば、ノイズはきれいになくなります。長秒時ノイズリダクションです。デジカメにはついている機能ですが、これを使うと撮影時間が倍になってしまいます。ダークフレームは、条件ごとに1枚あればいいのですから、天体写真では最後にレンズにふたをして数枚撮影します。天体専用の冷却CCDカメラは、温度制御ができますから事前に撮りためときます。コンポジットは、この処理の後です。 まず、このようにして質のいい白黒画像にします。 次にカラー化ですが、赤・緑・青の三色に分解するフィルターを使って三色ごとに撮影したものを合成します。RGB法といいます。色画像は、白黒場像ほどの品質は要りません。ビニングと言って4つの画素を1画素として撮影することもあります。画素数は1/4になりますが、感度は4倍になります。枚数も白黒画像ほどは要りません。 人間の目は、色情報に鈍感なのです。画像ファイルの圧縮にもこのことが使われています。 最後に、白黒画像とカラー画像を合成して出来上がりです。 面倒なようですが、星雲の写真はコンポジット合成するのが普通です。ひと手間かふた手間増えるだけです。撮影時間もカラーカメラよりも短いくらいです。 レデューサーは、焦点距離を短くするものです。これだけでも長くなるので省略しますが、星雲の撮影にはあったほうがいい、専用のものなら接眼部にねじ込むか差し込むだけです。 Weasnerさんのホームページに掲載されている写真を拝見すると、淡く広がった天体よりもクローズアップするような天体向きのようです。私は、普通レデューサーを使ってますがM51やM57を撮るときはレデューサーなしです。それでもトリミングします。トリミングするくらいなら、DSIで撮影するのはいかがでしょうか。欲を言えばDSI2PROです。今は、アメリカから個人輸入する以外入手方法がありません。 将来、赤道儀を導入してもガイド用として重宝します。 現状を知らないので推測ですが、一眼レフは重量オーバーかもしてません。 とりとめのない回答でしたが、 極軸合わせをきちんとしてできるだけ流れないようにする。 数多く撮影し、程度のいいものを数多くコンポジットする。 画像処理に手を抜かない。 というのがDeepSkyの撮影の基本です。私の場合、1枚の写真を撮るのに露出時間が1時間を割ることはまずありません。画像処理に数時間かけることもあります。
その他の回答 (2)
- equinox2
- ベストアンサー率48% (321/660)
直接の回答ではありませんが、No1.様の回答と同様に、どの画像のあたりかを指示された ほうがよいと思います。 私もETXユーザ(自動導入できない初期のETX)ですが、撮影での撮影は惑星ですら 満足できる結果にはなりませんでした。 その後、ビクセンのSP赤道儀をヤフオクで入手し、それに載せていましたが ベランダからの観望・撮影しかしないので、横浜からは惑星しか写せません。 DeepSkyについては、SPに載せてもやったことがありませんが、長焦点でプラを 多用された鏡筒では、一眼での直焦は荷が重く、軽い冷却CCDなどが良いと 思います。 #DSIで撮影しスタックした画像が多いようですが、私はDSIは経験はありません・・ 同一径程度の長焦点アクロやニュートンと比べても、惑星の画像は見劣りするので ETX鏡筒の出番はかなり少ないです。 レデューサーについては、今の市販品ではないですが、ETXのフォトポートにつけてみたり アクロレンズやクローズアップで試したことはありますが、F10⇒F3.3のような 効果はありません。 #ビクセンのNST36.4(販売中止)につけてテストしていました・・
お礼
アドバイスをいただきありがとうございます。 資金不足で赤道儀が買えないのが残念です。 一度買ったのですが不良品でしたのでこれから資金を貯めることにします。 レデューサーでETXの焦点距離を短くできればよいのですが、レデューサーを付けると画像が悪化して実用的ではないようです。 ETXに限らず望遠はそのままの状態で使うときに一番よい画像が得られるように設計されているようで、レデューサーをつけて極単に焦点距離を短くすると多くの弊害があるようです。 この度はありがとうございました。
- nananotanu
- ベストアンサー率31% (714/2263)
>ただ、Weasnerさんのホームページは英文なのでどのような工夫をしてETXでDeepSkyを撮影されているのか私には理解できません。 ホームページ翻訳サービスを使ってみましたがおかしな日本語になってしまい英語より分かり辛くなってしまいます。 当該部分を和訳するように依頼した方が回答が集まりやすいのでは?
お礼
アドバイスありがとうございます。 自分でも答えにくい質問だと思いながら、だらだらと書いてしまいました。 文章力や質問したいことをきちんと頭の中で整理できるようになりたいです。 この度はありがとうございました。
お礼
再度丁寧なアドバイスをいただきましてありがとうございます。 ドリフト法が自力でできれば良いのですが、私の頭では混乱しそうなので「極軸セッティング支援ソフト」を入手してしまいました。といっても、天候や体調不良のため実践できずにいますが・・。 笠○のx0.5レデューサーと延長筒、ビクセ○のバローレンズを持っています。 ビクセ○のバローレンズにはTネジが付いていて一眼デジカメを取り付けられるので、レンズを笠○のレデューサーのものと交換して使用できないか試してみようと思っています。 取り付け自体は可能でしたが実際の観測や撮影はまだ行っておりません ただ、笠○のレデューサーをホームページで調べてみたらあまり良い評判はありませんでした。 http://www.scopestuff.com/ss_fr1a.htm で購入できるAntares社の1.25"サイズ(31.7mm)のx0.5 Focal Reducerは評判が良かったです。 白黒のDSIも欲しいですが、RGB法が私にできるか自信がありませんので、まず赤道儀を購入する資金を貯めるのが先と思っております。 一眼デジカメはKissDNで比較的軽量ですので軽いレンズなら問題なく使えますが、~300mmのズーム式望遠レンズを伸ばしきって使のは難しそうです。 ちなみに、何パターンかの露出時間を想定してダークは撮ってあります。ただし、DSIもKissDNも冷却仕様ではなく、ダークも夏場の室温で撮ったものですので、現地で撮影後に撮り直したほうが良いと思っております。 ということで、今の私にできることは以下のことだと思っております。(アドバイスいただいたことと全く同じです。) 1 極軸合わせをきっちりとして追尾制度をできるだけ良くすること 2 短時間露出の画像をコンポジットすることによって追尾精度の悪さをカバーすること 3 画像処理に手間をかけて少しでも画像をきれいに見せること 4 赤道儀と明るい鏡筒(できればオートガイド可)を買えるだけの予算を貯めること この度はご親切にありがとうございました。
補足
お礼に書くのを忘れてしまいましたが、 >WeasnerさんのM57は、15秒の露出で多数撮影したものうち、程度のいいもの12枚を使っています。 >Weasnerさんのホームページに掲載されている写真を拝見すると、淡く広がった天体よりもクローズアップするような天体向きのようです。 との情報はとても参考になりました。 DSIでの撮影は一眼デジカメよりも短時間ですみますが、画角が小さいため大きな星雲は全体が写せません。ETX-90PEは焦点距離が長いのでなおさらです。 「クローズアップするような天体向き」とこのとで、Weasnerさんの撮影方法や対象についておおよその見当がつきました。 カメラレンズでは広がった対象を、DSIではクローズアップするような対象を狙ってみたいと思います。