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昨今の「電磁波」論議の趨勢は?
電磁波(家電や送電線の低周波/携帯等のマイクロ波)は健康に悪影響をもたらすのか。 現在の国内外の論調はもうそろそろどうなってきているのですか? 以前の質問はカテゴリ違いだったかもしれないです。
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電磁波のエネルギーにより、生体内の温度が上がるのは事実です。 携帯電話による頭部加熱のデータなんかは、携帯電話会社から公開されています。 が、「上がるといえば上がるね」という程度の話であって、それが健康にどの程度影響するかといえば確たるデータは無いわけです。統計を取るのに十分な量の人体実験をするわけにもいきませんしね。 なので、WHOから出ている「さすがにヤバイだろう」というデータから、10倍以上のマージンを取って規制値を決めて規制しています。 じゃあ、宇宙線とかどうするの? 電気使うのやめる? とか、そういう議論になってきて非現実的なので、厳しい基準値を決めておいて、それ以下であれば問題無いだろうという考えですね。 じゃあ、証明してみろと言われても、前述のように難しいわけです。 無いことを証明するのは「悪魔の証明」といって、とても困難です。結局は、確実に人体へ影響するレベルから下げていって、万人に安全な点を見つけるしかないわけですが、統計的に有意な実験をするためには、多人数の犠牲が必要となります。 なお、市民団体とかが言っているのは、学術的根拠の無い感情論なので、トレンドは把握してません。 対策用の便利グッズが各種売られてますが、全部嘘だと思って差し支えないです。 家電からの放射を抑えるグッズとかね。大抵、書いてあることが破綻してます。
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#1のお答えで大体済んでいますが、考え方として、こういうのもあります。 地球の磁場はあまり安定していません。 磁場の極、つまり方位磁針が指す北極や南極は動き回り、生物が発生した後で過去何回も磁場がない状態が実現したのです。 磁場がないと極地でオーロラは出ず、太陽風と呼ばれる荷電粒子が直接地球全体に降り注ぎます。 宇宙線なんていう程度のものではありません、桁違いです。 荷電を帯びた粒子は大気上層で窒素や酸素と反応し莫大な電磁波を振らせます。 でも我々の祖先は生き延びてきたのですから、我々の遺伝子の中にはその様な状態に対応する「何か」が組み込まれていると考えるのが合理的でしょう。 電磁波はあんまり無い方が良いかと思います。電波暗室の中で即死することはないですから必要という分けではないようです。