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なぜ車を持ちたがらないのか(若い子)
都会なら、まだ説明(というか言い訳)ができますが、実は地方でも結構そういう話を聞きます。 やはりお金に窮しているからでしょうか? 適正な時期にマイカーを所有していないと、社会人としてのアイデンティテイ形成にも悪影響が出る気がするんですが・・・。
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No13で回答した者です。No13ではクルマ離れに関して書きましたが、今までの全てのお礼欄を読ませて頂き、アイデンティティの部分に関して書きます。 質問者様は「社会人としてのアイデンティテイ」と書かれていますが、今までのお礼欄を読ませて頂いている限りは、アイデンティティ(=自己確信)というような意味よりかは、ステイタス(=社会的地位)という意味合いを仰りたいのかな、と思いました。自分の中だけで完結する哲学的な意味合いよりも、常に社会に関わり生活していく上での「社会的地位」に関して『形成にも悪影響が出る気がするんですが・・・』と仰りたいのかな、という意味です。 アイデンティティに関しては本当に自己完結の話なので、それこそ各人の価値観により様々なので、第三者が論じるのは不可能に近いのでは無いか?と言うのが率直な感想です。しかしステイタスの場合は、社会の中での地位(金持ちとか貧乏とかそういう意味ではなく、周囲の人と円滑に関わりあえる環境を自ら整えているか、というような意味)に関しては、第三者でもそれなりに論じれると思いますので、それに関して書きます。 近未来(=今の20歳前後の若者が将来結婚して家族を持つ時代)がどうかは分かりませんが、最低でも現代では、結婚して子供を持った途端に、クルマの存在は必須に近い感じがしています。現に私の妻の結婚以来ペーパードライバーだったものが、結婚して四年目に子供が生まれて、少し大きくなり幼稚園等に通い出すような年齢になった途端に、クルマが必須となり「訓練」の状態(=私が横で一々指導している状態)から始め、それを乗り越え、今では普通に乗れるようになりました。それほど「クルマが必須」という状態に感じたのだと思います。 私は駅(主要路線)まで徒歩15分程度のマンションに住んでいますので、自分が駅に行くだけならクルマは無くても何とかなりますが、何故必須かと言えば、行き先に公共交通機関が無いケースが多いからです。幼稚園という公共的な施設でさえ、バスが無いか、あっても本数が少なく実質的に機能していない箇所など山ほどあります(大阪市内近郊の話です)。日常的な通学は幼稚園バスに乗ったとしても、ちょっとでもイレギュラーな状況になった途端にクルマが必須となります。更に子供の成長に合わせて「豊かさ」を享受する為の施設なり自然なりを訪れようとすれば、本当に「必須」というレベルです。なのでマンション自体も、徒歩圏に主要路線の駅があるにも関わらず、駐車枠は住居数100%となっています。そしてほぼ100%が常時埋まっています。 そして、子供が三歳にもなれば地域にママ友さん達のコミュニティが出来て、それらの会合で子供を連れて誰かのクルマに乗り合って出かける機会も頻繁に出て来ます。クルマを持っていない方(もしくは運転できない方)は常に「誰かに乗せて貰っている」という状態になりますが、周囲の誰かがクルマを出して、運転して、出掛けている以上、普通の感覚なら劣等感のようなものを感じると思います。それでも子供のことを考えると、出掛けないという選択はし辛いのが現状のように思います(繰り返しますが近未来は分かりません)。 なので現在の我が家では、自分のMT車の他に、妻がママ友さん&子供達を乗せて走るように、セカンドカーとしてミニバンも所持しています。 既出の回答に若者の意見として「親のクルマを借りる」とありましたが、自分が歳を取り親も定年退職してからも親のクルマを借りる訳にはいかないと率直に思います。逆に、自分がセカンドカーを所持して、親に「必要な時は使って」というのが私の考える「いい大人」です。母親が大病を患い専門的な病院(クルマで片道二時間)に定期的に通いますが、70歳近いお年寄りに「電車とバスを乗り継いで」などとは間違っても言えません。 そして単価の安い自営業ながら、セカンドカーの維持費を捻出する為に、寝食を忘れて働くのは、世帯主である自分の「義務」とさえ思います。 以上が私自身が考えるクルマに関する「ステイタス」ですが、たまたま私は裕福で無い家庭に生まれたのでクルマに限らず例えば住居に関しても同様にしていますし、若い時分からそういう将来を思い描きながら仕事のスキルを積んで来ましたが、現代では「親が一定以上に裕福」という方が大多数な訳ですから、そういう考え方の若者が非常に少ないのは、ある意味当然とも思うし、それが時代の流れ(=国が豊かになった)なのだと思いますし、そういう考えや苦労を今の若い人に押し付けようとも思いません。しかし私にとっては以上はステイタス以外の何物でも無いと思います。 以上のような側面も、現代人がクルマ(=もの凄く維持費が高い実用品)に関して距離を置いている遠因かなと思っています。
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- Tacosan
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#2 でもちょっと触れられてるけど, 「適正な時期にマイカーを所有していないと、社会人としてのアイデンティテイ形成にも悪影響が出る」という理由が全くわからん. 「自家用車」と「社会人としてのアイデンティティ」との間に, どんな関係があるというのか.
お礼
つまりマイカーって個人資産ですよね。つまり社会人としての信用を証明する一つの財産な訳です。 適切な時期に一人暮らし(親離れ)を経験するべきだとも思うし、同じようにマイカーを所有する経験も積んでおくべきではないかな~と思うです。 持ってない子が、持ってる子にコンプレックスを感じるのは、当然の理屈だと推察しています。・・・が、今の子は個性重視というか、それでコンプレックスを感じないものなんですかねぇ。(それとも誤魔化してる?)
- cliomaxi
- ベストアンサー率33% (2921/8736)
>社会人としてのアイデンティテイ形成にも悪影響が出る気がするんですが・・・。 それは30代より上の世代の理論でしょ。 現代の若者は車にアイデンティティもステイタスも感じませんから。 お金に窮していると言うより無駄な銭食い虫の車に金をかけるより他にもっと楽しい事があると言う事です。 必要ならレンタカーで充分。 今時車を持っていない事をとやかく言う方が前時代的と言われてしまいますよ。 ※車好きからすると寂しい限りです。
お礼
なるほど。確かに30代の私がそこに固執している点は否めません。 昔は車を持っていればステータスでした。学生の頃は特に。 現代は、それすらも否定するのですか・・・。う~~ん。でも実際、移動に困ると思うんですけどねぇ。外にそもそも出たがらない?
- IDii24
- ベストアンサー率24% (1597/6506)
高校までは車無しで生活していますよね。だから同じような生活が続いていると云うだけです。 つまり働いて無理して車を買うという目標みたいなものを拒否しているのです。いままで通りでいいじゃないかと。つまり生活を変えたくない、努力は嫌い。変化を望まない。大人を拒否する、現代病と云ってもいいかもしれません。
お礼
すばらしい洞察力です。大変説得力があります。 実際、そんな彼らから努力や精進というスタンスを見出すのは、容易ではありませんね。
お礼
毎度ありがとうございます。こんなに回答が来ると思っておりませんでしたが、おかげでかなり自分の中で発展がありました。 アイデンティティについて補足ですが、人間は他社との関係性において自我を形成しうるので、ステイタスもアイデンティティの一部に強く寄与します。社会人が会社での肩書きを持って自分を評価されうるように。 あるマンガの「会社の看板が無ければ、キサマなど何者でも無い」というセリフが私には色濃く残っています。今ならその意味をよく理解できます。 車はむしろますます必須です。私は客商売を営んでいますが、駐車場を新設しました。無ければ商売になりません。もちろん運転してくるのは、近所のママさんたちです。治安が悪化したせいで、ママカーがますます求められるようにもなりましたし。もちろんおっしゃるステータスは厳然と存在します。特に格差が顕著に出ていると思えます。 親が裕福!子は就職難!なるほど、これで親が貧乏な上に学費の負担も強いていては、マイカーなんて言える訳ありませんよね。 あ、もしかして若者なりに行き着いた悟りが「清貧」なんでしょうか?マイカーを欲しがらないというスタンスが、どこかストイックでカッコイイと。 ただニートよろしく「清貧」って免罪符にもなるんですよね。自分の能力に由来する認めたくない事実(つまり自身は有能なのに景気の影響で収入は少ない)を、消化する為に。自分に対して言い訳めいて聞こえるのは、それが理由ですね! ただそういった清貧が正当化されるもんだから、余計に消費が落ち込む訳なんですが、それを彼らに言い攻め寄るのはさすがに酷な話です。 まとめると以下の順で作用しているのではないでしょうか? 1.車内以上のコミュニティ空間・手段が確立された(携帯・ネット) 2.車自体の魅力が無くなった(余剰・熟成) 3.金が無い(清貧=消費(出費)に対する盲目的な否定→レンタル・所有権の意義が希薄・デジタル?) 4.行動が合理的であるかどうかが重要(対価に見合わない出費や行動は最初から控える・ドライブ=時間の浪費) ケータイ・ネットが車に取って代わったなんて、あまりにも大胆な仮説だとは承知していますが・・・。う~~ん。
補足
多数の回答誠にありがとうございました。改めて皆様にお礼申し上げます。