こんにちは!
58歳の男性です。釣り人でもあります。
料理のコツは,なんか一工夫ないかな?という気持ちを忘れないことです。
例えば,サツマイモの天婦羅を作るとき,サツマイモをどのように切りますか?
たぶん,輪切りにするのではないでしょうか。大多数の人が輪切りにするからです。
でも,なんか一工夫ないか?という気持ちがあると,サイコロ大に切ってみます。
切るのにちょっとだけ手間がかかりますが,これは美味しいものを作るための努力です。
揚げるのは,普通の天婦羅と同じ要領です。サイコロ大に切ったサツマイモをかき揚げのような感じにして揚げます。
どんな食感だと思いますか。ビールのつまみになると思いますか。きっと,ご主人様が「あれっ!」と驚く食感で,「こりゃ,ビールのつまみになるよ」と喜ぶと思います。
<料理がおいしいと思う時って,どんなところがおいしいですか?
サツマイモをご飯のおかずだけじゃなくて,ビールの美味しいつまみにできないかな?という食べる人の視点に立って考えると良いでしょう。
<また,うまみはどうやったら出せると思いますか。
(1)コンブを上手に使う。例えば,スパーからタンメンを買ってきてこれを作るとき,コンブとキャベツ少しだけ煮て,その煮汁を捨てないで,そこにスーパーで売っているタンメンのスープを入れて,ついでにそのコンブとキャベツを載せてラーメンにすると,うまみのあるラーメンになります。
(2)醤油だけでなく,「しょっつる」を薄めて使うと,深い味になります。「しょっつる」は魚醤です。
<料理上手になるには,何をすることだと思いますか?
それは,魚と野菜に関する知識を持つことです。肉は誰が料理しても大きな差がでません。
例えば,スパーで売っているマグロを食べている人がいたとして,この人がマグロの水揚げ地(三崎,焼津など)に行って,冷凍マグロで充分ですから,買って食べたとします。値段はほぼ同じでした。どちらが美味しいと思いますか?
スパーのマグロは,水揚げ地では零下60度で凍ってます。仲買人の冷凍倉庫も零下60度。しかし,スーパーの冷凍庫はせいぜい零下30度。中には解凍したのを再冷凍したものもあります。家庭の冷凍庫では零下20度です。一方,産地で買ったマグロは零下50から60度の特殊な冷凍庫から買ってきます。あとは解凍して再冷凍しないことです。ネットでも三崎とかで通販しているので一度食べてみると,その美味しさの差が分かります。実際には,私もスーパーのマグロを食べざるを得ませんが,冷凍,再冷凍,解凍技術の知識があるかないかは大きいです。スーパーのマグロの安いものでもズケ丼にして食べると美味しいですよ。
ブリの幼魚のワカシ(地方によって呼び名が違います)などはスーパーで1匹200から300円で売っています。1匹買ってきて,3枚におろして刺身にして盛り付けを工夫すると,安くて美味しい刺身が食べられます。自分で3枚におろせるよう勉強したほうがお徳です。アラ汁も作れますから。鮨が嫌いな人は少ないと思います。ワカシのニギリも美味しいです。活きのよいイワシで作ったニギリ,イワシやアジのニギリやタタキも美味しいです。是非,3枚おろしを覚えましょう。
蛇足を2点ほど。
1 ご飯はたまに土鍋で炊いてみましょう。キャンプで食べた飯盒のご飯のように美味しいです。なお,ご飯は冷凍しておいた ほうが美味しくなります。
2 獲りたての野菜はスーパーの物に比べると実に美味しいです。収穫してからの時間によって味が違うからです。新鮮な野 菜を売っていて,しかも安いところを探しましょう。プランターでキュウリや二十日大根くらいは作れます。自分がたんせい こめて作った野菜ほど美味しいものはありません。
3 干物は天日干しのが美味しいです。開いて,ごくうすく塩を魚体に塗って(レシピでは塩水に漬けることになっていますが,今の時期の魚は冬場に向かって海水温が低下してきているため油の乗りが良いので,直接,塩を塗ったほうが美味しいです),割り箸かなんかに乗せて,ザルかぶして3から4時間ほど天日干し,あとは日陰で干して完成です。午後から干し始めて,翌日の朝に取り込んでそのまま朝食のおかずと言う一夜干しがお勧めです。特に風の強い日は美味しい寒風干しの
チャンスです。
最後に。。。心をこめて料理を作ったら,自分で自分を誉めてあげましょう!誰も誉めてくれかなったとしても,自分で誉めてあげましょう。そうすると,なぜか,なぜか,人に優しくなれます。
今後も,料理を楽しみながら作ってください。
お礼
自分ではまあまあだと思うのですが、 夫から「お店では出せない味」と言われます。 以前と違って、いい本も情報も手に入らず、何も実現できないため、 せめて料理だけでもおいしいものを作ってあげたいのですが。 食べて不味い時点で「どのようにすればまずくなくなるのか?」が、自分で判るですか…。 それは全然わからないですね…。 母もお義母さんも遠いので、ちょっと行けないですね。 お金がなくて、レストランと料理学校に行くのは、難しそうです。 茶碗蒸しはやわらかくなめらかな舌触りがおいしい、 サラダや野菜炒めはシャキシャキがおいしい、 酢の物はさっぱりがおいしい、 ビーフシチューはこってりがおいしいんですね。 うーん。 どうやればそのように作れるのでしょうか…。 「素材の持ち味を活かした料理」、作ってみたいですね。 でも、外食などでおいしいものを食べた経験があまりないので、 どんなものかよくわかりません。 若い頃、お金の投資先を間違えたかもしれません。 「うまみ」は 主に植物からでるうまみの「グルタミン酸」 動物からでるうまみの「イノシン酸」 干し椎茸などからでる「グアニル酸」 貝類に含まれる「コハク酸」 ですね。 混ぜるといいんですね。 でも干ししいたけと貝は高くて買えないですね。 うまみの出し方を教えてくださってどうもありがとうございます。 野菜だけじゃなくて、肉も使い混ぜた方がいいんですね。 高いけど、干ししいたけと昆布とかつおぶしを買おうか考えています。 いろいろご親切にありがとうございました。