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ファンド商品について・・・
三菱東京UFJにて購入した「グローバルボンド」という投資信託なんですが、自分で購入した訳ではなく、亡くなった家族より相続したもので、今後継続しようかどうか迷っています。 こういった金融商品に関する知識が皆無なので「どういった商品か」「今後の見通しはどうなりそうなのか」が全く把握できておりません。そこでお詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ともご教授頂きたく思っております。 あまりにも漠然とした質問で申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。
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おそらく下記の商品のことを言われていると思います。違ったらごめんなさい。 【グローバルボンド】 http://www.am.mufg.jp/fund/top/532601.html この商品ですが世界主要国の国債で運用されている毎月分配金が出る投資信託です。と言ってもなんのこっちゃわからないですよね。 まず”国債で運用”ですが、各国政府がお金を借りるため何年間お金を貸してくださいという意味で債券なるものを発行します。国が発行する債券だから国債です。債券は保有していると定期的に利息がもらえます。そこで金融機関はお金を出してくれる人(投資家)を募集し債券を購入します。債券保有中に利息をもらいそのまま運用もしくは投資家に分配、債券の期限(満期)が来たら購入額を国から返してもらいます(違う場合もありますがだいたいこんな感じ)。 次に”毎月分配金が出る”ですが、債券保有中に発生する利息を出資してくれた人に分配する処理を毎月行いますということです。まあ利息以上の金額を分配してしまうこともありますが…。 最後に”投資信託”ですが、これはここまで書いてきたように、株式や債券など商品を購入するため、お金を集めて購入・運用、その際に出た利益を出資者に還元、金融機関(運営者)はその見返りに運用額から手数料を得るという仕組みの商品です。 あとこの投資信託の投資対象は信用力が高くかつ利回りが高い国債です。信用力とはお金をその国に貸しても返してくれる…だから信用できるということを表現したもの。利回りはお金を貸すに当たりこのぐらいの金利を貰わないと貸せないという値です。通常、信用力が低いと利回りが高く、信用力が高いと利回りは低くなります。なのでこの商品は結構矛盾したことを言っており、そのせいか保有している国債は資源国オーストラリアと先進国イギリスという状態です。 さて今後の見通しはどうなるか…ですが当面上がりにくく、下がりやすいのではないかと個人的には思います。理由としては毎月分配金が出ること、信託報酬が発生することと当面債券が目減りしやすいことです。 まず分配金ですが、分配金が出る以上運用している投資信託は分配金として出ていく分が目減りします。運用額が増えにくいので資産運用としてみるとあまりよろしくないかと。 次に信託報酬ですが、何かといいますと上記で説明してますが運用時にかかる手数料です。この投資信託では運用額に年1.155%を乗じた額を手数料として徴収します。1年運用して上昇も下落もしてなくてもこの率だけ引かれてしまいます。個人的に債券主体の投資信託の手数料としてはさほど安くないと思います。 最後に債券が目減りしやすいというのは、現状不景気で債券の価値は高めです。今後景気が良くなる場合、債券の利回りは上がり、価値が下がります。債券の価値が下がれば当然、債券を主体にしているこの投資信託にも影響が出ます。もちろん必ずそうなるわけではなく、可能性が高いということなのですが。 なお現金化した際に利益が出ていれば、利益分から税金が引かれます。詳細は証券会社に質問すればわかるかと思います。以上参考になれば幸いです。