鍋の素材で料理の味は大いに変わります。
金属には、それぞれに熱伝導の差があります。
鍋のような板状ものに特定の場所に熱すると、熱はその物体を均一温度にする働きをする、その働きの抵抗率を熱伝導率という、電気抵抗と同じ値である、銅やアルミように電線に使うような抵抗の少ない素材は燃料の経済性だけでなく鍋の温度が均一に上がる特性があります。
例えば、銅のフライパンで錦糸卵を作ると鍋の側も綺麗に仕上がります。
鉄のフライパンは中央部分の鍋側が少しの油断で斑模様になる可能性が高い、弱火のガスの熱が拡がらないで局所だけにとどまるからです。
物体の一部分を熱すると、その熱は物体の末端まで広がって行く先が無くなると元の戻ろうとするが熱抵抗が多い物体の中では熱の広がり小さいので、その部分に熱が蓄積されます。
煮物、揚げ物でも、鉄やステンレスのように熱伝導の悪い素材の鍋は中の温度が均一にならないという欠点があります。
その対策に厚い材料を使い、中華鍋のように鍋全体に火炎が廻るように球面のように造ったりしています。
ある程度料理を経験すると違えが判るようになります。
お礼
回答ありがとうございます。すごく分かりやすい説明でこれからの鍋選びと料理にすごく楽しみです。