確かに生卵を敬遠される外国の方は多いとは思いますが、人によっては「ワンダフル!」という方もいらっしゃいます。私の友人のアメリカ人は、すき焼きに生卵が付いていないと機嫌が悪くなると言うほどです。
「日本ではこうやって溶き卵にくぐらせて食べます。お嫌じゃなければチャレンジしてみますか?」ぐらいの気持ちともてなしで、生卵を別の器に盛っておいてはどうでしょうか。
関東風のすき焼きであれば、割り下味の調整が可能ですから、生卵なしでもおいしくいただけるとは思いますが、関西風のすき焼きだと少々味が濃く感じるはずです。
私のおすすめは『大根おろし』です。
京都嵐山にある最高級の日本料理店のすき焼きは『黄身おろし』(大根おろしと卵黄をブレンドした浸けダレ)で食べさせてくれます。
諸外国からの賓客が多いことで知られる料理店ですが、先代のご主人が、外国の方でも抵抗感なく生卵を召し上がっていただきたいからという気持から生まれた手法です。
この食べ方だと、独特の生卵臭が消え、色目も美しいので抵抗感はぐっとなくなります。
それでも食べるか食べないかはあくまでもご本人のお好みでしょうから、どちらにせよ無理強いはいけませんよね。
我が家のすき焼きは、牛肉は直焼き、割り下使用という、関西風の良いところと関東風の良いところがコラボしたようなすき焼きですが、いただくときは必ず『おろし卵』です。(本当は卵黄だけを使った『黄身おろし』でしょうが、卵白が余るともったいないので全卵を使った『おろし卵』にしています)
また生卵が苦手な方も、『大根おろし』にすき焼きの煮汁を少し溶いて、そこに牛肉や野菜を浸して食べると、非常においしく、またヘルシーにいただけます。レモン汁、またはお酢を一滴加えるとさらに味わいが良くなります。それに口の中がさっぱりとするので、すき焼き独特の「のわ~ん」とした妙な満腹感が出ません。
お正月はぜひ「grating Japanese white radish 」をお試しください。
お礼
回答有難うございます。 なるほど おろし玉子 良さそうな気がします、参考になりそうです。 生卵も用意してあとおろし玉子でも出来るようにし、合わない場合はそのまま食べていただくようにしようかと考えました。 その前に機会があればおろし卵を自宅で試してみたいです。