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剣術について

最近剣術に興味を持ち、いつか習いたいと思っています。 私は幼い頃から新撰組に憧れていて、 すこしでも近づきたいと数年間剣道をしていました。 来年高校生になるのですが、 高校生になってからは行動範囲も増えるので、この機会に剣術を習ってみたいと思っています。 関東に有名な、天然理心流の道場があると聞いて調べてみました。 やるからにはやりぬきたいので、全ての稽古日に通いたいと思っています。 栃木県に住んでいるのですが、通えるでしょうか? 体力が落ちてしまってほとんどないのですがついていけるでしょうか? また、剣術についてできる限りのことを教えてください。 よろしくお願いします。

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回答No.1

極めて個人的な見解ですので、果たして、お伝えすることが可能か否か、甚だ心許ないのですが、字数制限内で精一杯、申し上げます。 例えば、近藤勇の「龍飛(りゅうひ)」、流派によっては「龍尾(りゅうび)」とも言いますが、あれは、殺戮現場の目撃談が、今日、出版物になって残っておりますが、それによりますと、まず、敵を発見するや、刀を先に抜き放ち無防備に見せた左肩を前にして、突進します。右手で持った刀は、右の体側にダラリと下げたまま、相手に向かって、刀を隠した格好で走るわけですね。そうしますと、敵は、近藤の左首筋を狙った袈裟斬りを仕掛けます。近藤は、右手の太刀にて、それを下からハネ挙げます。まあ、ハネ挙げるというより、柄側を上にし、切っ先を左肩前に置くことでの受け流しと言った方が分かりやすいでしょうか。これは、空手の右の上段受けの形でもあります。軌道は、ちょっと違いますが、完了姿勢は同じです。その後、即、切っ先が背面から右サイドに振られるや、左手も柄を握り、右足を踏み込んで、近藤も袈裟斬りへと応じるのですね。勿論、敵の左首筋を狙っています。 また、「眉つば」という言葉、ご存知でしょうか。これは、顔の眉に刀のツバを付ける構えのことを意味しておりまして、この構えは、どういう場合に用いられたかと申しますと、「ちょっと、不思議な剣法で(ヘンな構えで)、何流なのか分からないな」という時、使われました。どうも剣筋が判然としない相手の場合、一番、無難な構えとして定着したわけで、この構えとは、両手で柄を握って切っ先を相手の眼に向けたまま眉にツバを添えるような構えなのです。時々、テレビの時代劇にも出てきます。上段構えにしては、少々、不自然ですが、自分の右手の甲部はコメカミ付近に位置しています。どうでしょうか、切っ先で相手を牽制しつつ、左首筋への袈裟斬りには、切っ先を左に振るだけで対応できますね。つまり、「眉ツバ構え」も「龍飛」と理合は同じなのです。 もうひとつ、調子に乗って付け加えれば、「お女中」の「懐剣」の基本技について。あれ、太刀に対応するには、余りに非力な武器にしか思えませんが、実は、そうでもないんです。あれ、右手で懐剣袋を解く紐を引きますから、左手で握ります。そして、右手は「姫」をお守りするべく、右の長袖で隠すように、後ろ手にして構えます。で、やはり、「女子の分際で面倒なり」と、手っ取り早く、やはり袈裟斬りに来られましたら、空手の左上段受けの形にて、顔面前ではなく、左の首筋から左肩にかけてをカバーするように懐剣刃を上に向けて据えます。非力ならば、左前腕に懐剣の峰を乗せる形にします。そうしますと、袈裟斬りの太刀筋は、「お女中」の左サイドに流れ落ちていきます。ですので、即、懐剣の切っ先を敵のコメカミに向けて突き出します。切っ先は、太刀の勢いに耐えていますから、自然に、懐剣の切っ先はハネ上がるわけです。ハネ上がったら手首を回転させれば良いのです。または、太刀の重量がそんなに負担にならずに、つまり、ハネ挙げずに済むようでしたら、そのまま、敵の頸動脈を狙って、首筋に切っ先を走らせます。空振りしてしまったり、あるいは、思いの外、敵の踏み込みが鋭くて、間合いが無ければ、右腰に柄を据え、柄尻に右手を添えて、体ごと敵にぶつかっていきます。正確に言えば、右腰をぶつけて行って、柄尻の右手で押し込みます。勿論、懐剣の握りは、全行程、逆手です。 因みに、胴を払いに来た場合の対応は、胸前に逆手に構えた懐剣を、そのまま、下におろして、右脇腹に懐剣を添えます。空手で言えば、「掌底(しょうてい)払い」の形になりましょうか。横胴の太刀が懐剣の刃上を通り過ぎたら、即、右手を柄尻に添えて、上記同様の、腰ダメの突きになります。横胴の太刀の重さに耐えていますから、太刀筋が通り過ぎれば、自然に、切っ先はハネ上がって、敵の胴に向けられます。その際、通常、刃は上向きです。 それと、古代の鎌状に逆反りした剣を用いるという古代剣法も、結構、面白いですよ。初級の型に「龍飛」と似たような理屈のものありますしね。今日、そういう剣法を伝授してくれる道場もあります。 でも、「剣術」と言っても、本当の斬り合いできませんので、真の理合が理解できるまでには、時間かかります。斬り合うことの意味、なかなか、平和な日本では、理解し難いということです。ですので、合気道とか、空手とか、そういうものの中に、実は、「剣術」の理合の流用という形が多いものですから、そちらを学ばれて、「剣」では、どういう動きになるのか、と、考えるのも楽しいですよ。

date0803
質問者

お礼

よく調べているうちに、天然理心流はもう途絶えてしまったことがわかりました。 残念ですが、他の道場を探すことにします……。 合気道などについても調べてみようと思います。 剣術のことについて詳しく教えてくださりありがとうございました。

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