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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ずっと疑問だったのですが、絵画を見て素晴らしい!と思うのは、どの部分か)

絵画を素晴らしいと思う部分はどこか

このQ&Aのポイント
  • 絵画を見て素晴らしい!と思うのは、どの部分か
  • 絵画に全く詳しくない私が、個展に行ってみた感想とは?
  • 絵画の魅力や素晴らしさについて疑問を持つ人もいるかもしれない

質問者が選んだベストアンサー

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  • eroero1919
  • ベストアンサー率27% (3007/11113)
回答No.5

私もそんなに絵画に詳しいわけではないですが、海外旅行に行くときは美術館には必ず立ち寄ります。 思うに、抽象画というのはもう「分かる」と「分からない」しかないと思います。そもそもプロの画壇でも評価が分かれる作品も少なくありません。デッサンが狂いまくっているルソーのような「素朴派」を全く評価しない人たちもいます。日本では印象派は人気ですが、欧米では日本ほど人気はありません。 美醜というのは極めて個人的な価値観なので、「好き」「嫌い」があるのは当然だと思います。同じ女優さんを見て「理想の女性」という人もいれば「美人だとは思わない」という人がいます。 私はフェルメールが好きなのですが、その理由は光の使い方の巧みさです。光の使い方の巧みさというとレンブラントが有名ですが、私はフェルメールのほうが好きで、これはもう好き好きとしかいいようがありません。 ピカソがああいう作風になったというのは、彼の生涯の作品をたどっていくと分かります。彼の中学生くらいの絵を見るとですね、もうその時点で充分プロ級なんです。10代半ばくらいで技法を極めてしまったのですよ。だから、もう普通に描いても本人がつまらなくて青色にこだわってみたり色々自分の芸術を爆発させようと試行錯誤してああいう作風になったのです。昔、彼が作品を作る過程の映画を見たことがあるのですが、最初は普通にちゃんと描くんです。それから、ゴチャゴチャと壊していくんですね。あれは到底凡才には真似ができないことですよ。 またモナリザについては、あれは私も好きな作品ではないですが、あの作品の素晴らしさは「究極の写実主義」です。どこまでもリアルに描こうとしたのですね。写真がない時代に、どこまで本物に近づけるかに挑戦した作品だったと思います。だからあの作品は全て「数学的に正しい」んだそうです。レオナルド・ダ・ビンチという人は芸術家というより理系の設計家というべきでしょうね。 レオナルドの作品のすごさを知るには、イタリアのどこかに彼が弟子時代に描いた天使の絵ってのがあるんですよ。で、それを見るとレオナルドが描いた天使だけが異常に素晴らしいんです・笑。もう素人が一目見てわかります。上手いし、美しい。そこだけがまるで光を当てたように素晴らしくて、師匠の絵が完全に食われているんですね・笑。なんでも、レオナルドの絵を見て師匠は引退を決意したなんてエピソードも残っているそうです。 芸術の理解というのは感性に関わる部分なので、客観的評価っつーのは無理ですね。芸術における客観評価というのは主観評価の集合体に過ぎないと思います。また、多くの作品を知り知識を持つことによって味が分かるというところもあると思います。 葛飾北斎の富嶽三十六景といえば、あの大きな波間に船が揺れる「神奈川沖波裏」を見たことがあると思いますが、あの作品のすごいところは一見荒唐無稽に描いているような波の表現が、実はハイスピードカメラで波を写すと実に正しいという「芸術家としての眼力のすごさ」(写真もない時代に彼の目は波の瞬間を正しく捉えていた)と、デフォルメを加えつつ絶妙なところに富士山を配したところです。私は写真が趣味なのですが、魚眼レンズという特殊なレンズを使ってハイスピードで撮影するとあんな感じの作品になります。つまり北斎は「魚眼レンズの眼」も持っていたということにもなります。何も知識がなければ「すごい迫力だな」「富士山、ちっさ!」で終わるところですが、写真の知識があるとあの作品のすごさがよく理解できます。

noname#134423
質問者

お礼

ありがとうございます。 すごくお詳しいのですね。尊敬します。たまに絵画展みたいな物を覗いてみると、立ち止まってじーっと見つめいる方は一体何を思っているのだろう?と思っていましたが、圧巻される方もいれば、写真の様な鮮明さに心奪われる方もいるのですね。 なんとなくではありますが、理解できました。でも、結局私には絵画は理解出来ませんが…。(笑) 詳しく教えてくださりありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • tttyyyuio
  • ベストアンサー率6% (13/196)
回答No.4

絵の価値を判断するのは恐らく、一般人ではない上に 良い悪いという曖昧で単純な理由ではなく もっとたくさんの価値判断の基準を持っているから いきなり見せられてもわけのわからない絵が描かれているのだと思います。

noname#134423
質問者

お礼

ありがとうございます。 沢山の価値判断。良いと言う人もいればそうでない人もいて、でも有名になると言う事は、それだけの要素があるのですよね。特にそう評価した人はみんな同じ部分に共感しているのかなとも思っていましたし、それだけ値がつくのはなぜなんだろう?と疑問だったのです。 私にはきっと絵画は理解できないままなんだろうと思います。 ありがとうございました

  • refre
  • ベストアンサー率21% (21/97)
回答No.3

質問者はん、おもろいこと言うな。 という、わても質問者はんとほとんど同じ考えやった。 「そやそや、わかる」と頷く感じで読ませてもうろうたで。 聞いた話やから確証はないけどな、ひとつ紹介しよか。 昔は質問者はんが言うように実物にどれだけ近づけて描けるかいうのが絵の大きなポイントやった。 しかしな、それは「実物に近づけて描くテクニック」でしかのうて、結果として同じような絵ばかりになってしもうたようや。 そのうち絵の中に人間の心象や作者のメッセージなんかを織り込むようになったようやな。 例えば喜びや怒りや悲しみを絵を通して鑑賞者に伝えるみたいな感じやね。 始めは写実的な絵を描いとったピカソも後半は訳のわからん図形みたいな作品が多くなったな。 わては全くの素人さかい今でも「子どもの落書きと大同小異やんか」とか思うてしまうこともあるんやけどな。そういうことらしいわ。 書道なんかも同じやろね。 楷書で明瞭な字が上手やと思うけど、書道の大家の作品見てみい。ミミズが這ったような字だったりするやろ。子どもの字より下手くそやんか、とかな。 だけどな、字もそうじゃないんやな。 力強さだったり躍動感やったり、字の中に作者の思いや魂を込めるんやね。 わかりにくうたら悪いが、おおざっぱにはそういうことのようやな。 まあ、質問者はんも歳を重ねるごとにわかってくる思うで。 写実的なものこそ美やと思うならそれで全然構わんのと違うか。 どれが正解とかないと思うよってな。

noname#134423
質問者

お礼

ありがとうございます。 なるほど。確かに書道なども同じ様に『なんて書いてあるの?これがうまいの?』と思った事が多々ありました。 書道なども絵画でも、どれだけその思いを伝えるか、伝わるか、という所がポイントと言われれば、なるほどそうか、と思わずにいられません。 なんか、うん!納得しました。ありがとうございました。

  • marisuka
  • ベストアンサー率38% (657/1686)
回答No.2

えらい失礼な話ですが、有名な人の描いた絵とチンパンジーに描かせた絵とを並べて、どちらが本物でしょう、という実験がありました。絵でも書でも同じです。 味もそうです。みんながおいしいと言えば自分もおいしいと思うか、思わなければいけないのか。おいしいという絶対の基準があるのか。そんなのないですよね。 自分の好みに合う作品が自分にとっていい作品と考えてもいいのではないでしょうか。私はいつもそう思って見ています。好きかそうでないか、です。 たとえば、私としては、 モナリザは上手な絵です。 ピカソはおもしろい絵です。 マグリットは楽しい絵です。 モネは好きな絵です。

noname#134423
質問者

お礼

ありがとうございます。 ちょうどまた質問を立てようと思っていたのですが、ハーゲンダッツはなぜあんなに高いのか?クッキークリームが好きな私ですが、100円の物も味には変わりはないと思えてしまいます。ゴディバのチョコも、普通の市販のチョコの違いが分かりません。 なのに、なぜあんなに高いのか?絵画と同じで分かる人には分かるのでしょうが、高いからと言って良い物とは限らない気がするんですよね…。 また亡くなってから有名になりやすい画家なども、なぜ亡くなってからなのか、その辺りも疑問です。 美味しい物は美味しい。素晴らしい物は素晴らしい。それぞれなのは分かるのですが、有名になったり高価な物はそれなりに、沢山の人が絶賛するからなのですよね? その絶賛するポイントが、私の知識のなさからか理解不能です。が、それも一つの捉え方なのですね。 ありがとうございました。

  • puruquru
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.1

私は絵を描いている者です。絵も、よく見にいきますが、ピカソ的な、一見になを描いているかわからない絵は、私も何がいいのか分からない時もありますし、(皆がいいと言うからいいのかなと思うときもあります)でも中にも、おもしろいなあと思う絵もあります。 ピカソ的な絵は、作者の心の世界を絵にあらわしたものだと思うので(絵はみんなそういうものだと思いますが)質問者様が、よくわからない、何がいいのか分からないという気持ちも、また絵を見る上では良いことなのではないかと思います。それもまた絵を見る上では楽しいことです。 題名というのは、色んな意味があると思います。 自分が描いた絵が、題名によって、また感じが違ってきたり、完成した絵を見て、その時に自分の心に沸いた感情を題名にしてみたり、この絵を描きたい、と思って、題名を先に考えてから、絵を描く場合もあります。 絵には、間違いも正しいもありません。 自分の感じるままを表現するので、見る人も、感じるままに見てくださったらいいと思いますよ。

noname#134423
質問者

お礼

ありがとうございます。 >見る人も、感じるままに見てくださったらいいと思いますよ。 そうですよね。私にはこれまで数少ない絵画を見てきましたが、どれも『ブラボー!』と思えない、むしろ理解不能な物ばかりでした。ただ、それも一つの絵の捉え方として、いつか自分にとって素晴らしいと思える絵画に出会えたらと思います。 正しいも間違いもない。確かに型にはまっていたら、より良い物もできないですよね。なるほどです。 ありがとうございました。

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