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ピンクと桃色は同じなんですか?
ピンクと桃色は同じなんですか?
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日本人が一般生活の中で、ピンクと桃色(桃花色)を区別して用いているかといえば、大雑把に色を表現する場合、区別していないとおもいます。 また、ですから添付した色見本(bは例外ピーチ、桃の果肉色)をみて、これがピンクでこれが桃色と言い当てられる日本人は、色を職業として識別する必要がある人くらいだと思います。 もともと、ピンクは英語圏で生まれた言葉で、英語圏の文化・習慣と密接に関わっています。 ピンクは、「なでしこ」色を示唆したイメージで、一説として語源は「pinking」ハサミで花を摘むという行為から派生しているともいわれます。 ですから、この色見本(bは例外)を英語圏の人が見れば、色を職業で厳密に区別している人以外のほとんどの人は、「pink(ピンク)」とこたえるでしょう。 一方、英語圏以外の西洋人は、この色見本の色を見たとき、「ばら色」と答えるそうです。 日本では、きっとピンクと殆どの人が答えるでしょうが、中には桃色と答える人もいるはずです。 それは、一般生活でピンクと桃色は厳密に区別しないでも問題がないと多くの人が考えそれを容認しているからで、あの色見本を見ても「あれは、ももいろでなく、ピンクだ」と主張する人は、職業的に色を厳密に区別することを日常としていて、その「考え方」を基準(土台)にして会話しているのだと思います。 ということで、色を細かく厳密に区別すると言う基準があって、それぞれの色を「色の三原色の混ぜる分量」などで数字で表現しています。 デザイナーや印刷屋さんはこれをつかって、色を厳密に区別しています。 ピンクは厳密に基準をもうけて、下のように数字で表記しています。 16進表記では、#F8ABA6 RGB表記では、(247, 171, 166) CMYK表記では、(0, 40, 25, 0) HSV表記では、(4°, 33%, 97%) マンセル値では、4.3R 7.6/6.8 一般生活の中では、このような表現はしませんよね。数字で表現すれば、「桃色」はまったく違う「数字」で表現されます。 そういう意味では、二つの色は全く違う色ということになります。 でもそれは、専門分野での話であって、一般生活に置いてはちょっと違うと思います。 ピンクと桃色を一般的には同じというイメージを国民全体で共有していますが、その言葉を聞いて思い浮かべる色のイメージはそれぞれ違っています。 そして、その相手とのイメージの違いがあるということを自覚することすら困難です。 何も定量的な基準がない場合、人々は、自分のイメージするピンクは、相手のイメージするピンクと同じ色だと思い込んでいる場合が多く、同様に、自分のイメージする桃色も相手のイメージする桃色と同じ色と誤解している。 このように色の認識は、主観的なものであるためはっきり区別するために数字で表す基準が必要となったわけです。 「ピンクと桃色は同じなんですか?」 私の結論:ピンクと桃色は同じであるという認識を一般的に共有している。しかし、色を認識することは主観的イメージで、それは人とはちがうということを認識していないと「ピンクと桃色は厳密にはちがう」という認識の違いで思わぬトラブルになる。 参考資料:wiki http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E8%89%B2
お礼
皆さんありがとうございました。厳密には違う色だけど、日常的には区別しない、ということですね。