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血液製剤
B、C、D肝炎の感染は血液からですよね。血液製剤は加熱製剤を使って不活化すると思いますが、この時の加熱条件はどれほどなのでしょうか?それぞれの肝炎ウイルスの耐熱性は何度何分くらいでしょうか? 先日の経口感染(シカ肉)はE型でしたが、これは63度30分、アサリやムラサキイガイの蒸し料理などでの加熱不足によるA型は98度2分、といった情報を得ることはできましたが、血液感染性の肝炎ウイルスについてはよくわかりません。 どなたか専門家の方、ご教授ください。
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食べ物に火を通すことと血液製剤の加熱処理は少し意味合いが異なります。食品の場合は温度によって蛋白が変性してもかまいませんが、血液製剤が変性するということは、血液製剤としての効果が失われてしまいます。下記のURLにdeep-blueさんのお知りになりたいことが書かれていますので、ご紹介します。
- 参考URL:
- http://www.ketsukyo.or.jp/
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- bmode4
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Window Periodのことはよく判りませんが、日赤の場合は「10人分の血液を混ぜ合わせて検査をした(つまり10倍に薄めた)ことが、検査の精度を落とした原因の一つであった」とのことですので、検査をすり抜ける原因として、ウイルスの数は大きな要因ではないでしょうか。
- bmode4
- ベストアンサー率55% (16/29)
kangaeruさんが「まず血液製剤を作る段階で「ウイルス感染している血液を製剤に使うことはない」と言われていますが、血液製剤に未知のウイルスが混入している可能性否定できません。このことは、生物由来製品の添付文書の使用上の注意に記載されています。 既知のウイルスについても、先月末に日赤が感染血液の遡及調査を行ったように、感染初期(ウインドゥピリオド)には検出されないことが判っています。
お礼
ご回答ありがとうございます。 食品も血液製剤も対数死滅則という同じ原理に基づくものと解釈しておりますが。 レトルト殺菌などでは耐熱性芽胞細菌(ボツリヌスなど)がターゲットのため130℃以上で加熱しますし、牛乳ではUHT殺菌機で最高140℃で殺菌しますので、これらの場合は処理と無処理との間に明らかに風味の差が見られこれはタンパク質をはじめとする食味成分の熱変性に由来することのようです。ただし、血液製剤と異なり加熱による変化は風味についてのそれであり、食品としての機能をゼロにしてしまうようなことは無いので高温短時間処理を行うことが可能です。 ご案内いただいたURLを拝見したところ、「60℃以上、72時間以上の乾燥加熱処理でほとんどのウイルスの不活化が可能」とありました。 古典的ビールの火入れでは、基準温度60℃、Z値約7℃で、F値20-90となるような、つまり60℃なら20分から90分の加熱処理を行います。両者を比べると1時間と72時間とではすさまじい殺菌強度の違いですよね。低温でもこれだけ長時間であれば不活化が可能なんですね。 さて、「先月末に日赤が感染血液の遡及調査を行ったように」とありますが、私は初めて聞きました。調べたらB型肝炎ウイルスによる劇症肝炎で昨年6月にお一人死亡していますね。ウィンドウ期に血清学的に検出されないのであれば、PCRを使ったNATで定常的に検査する、といった体制に変えることはできないのでしょうか?費用や時間の問題ですかね。 ところで「ウィンドウピリオド」のウィンドウとは窓のことですよね。窓期?まだ窓から入っていない時期、とでも言った意味で使われる用語なのでしょうか?
補足
Window Periodって血清学的に感染が検出できない期間かと思ってましたが、ネットで探していたらNATでも血清法より短縮されてはいてもやはり10日~1ヶ月あるんですね。DNAを直接増幅することができない期間とはなんでしょうか?逆にウィンドウピリオドを過ぎるとPCRで検出できるようになるのならば、それはいったいウイルスの何が変わったからなのでしょうか?感染後多少コピー数が増えないとだめなのでしょうか?よくわからないです(?o?)
まず血液製剤を作る段階で ウイルス感染している血液を製剤に使うことはないです。 血液感染性肝炎ウイルスに感染したものを処分する際に不活化するのは 次亜塩素酸がもっとも有効とされています。
補足
どうやら正しくは50人分のようです。