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自閉症のお子様(疑いのある方も)お持ちの保護者の方へのアドバイス
- 自閉症の疑いのあるお子様をお持ちの保護者の方へ、療育についての流れや専門の先生の初診時期、疑いありの場合の療育受診の希望について解説します。
- 療育に通う際のタイミングや頻度について、早期通所とはどのような状態から始めるべきか、また療育に通うことの意義についてお伝えします。
- 自閉症のお子様の発達や行動についての特徴や注意点について、具体的な事例を交えて紹介します。また、保護者の方が日常生活で困っていることや聞きたいことにもお答えします。
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私の子は自閉症で重度の知的障害です。小4頃まで多動もありました。療育センターには2歳から通い、その後診断を受けています。 現在は特別支援学校の中学部に通っています。 ご質問に関してですが…… (地域によって多少の違いはあるかも知れません) (1) 先ずは療育センターへ問い合わせて面談してもらい、施設の利用を含めて相談してみてください。2歳のお子さんであれば、相談時期として「早過ぎる」ことはないです。 軽度でも重度でも(障害とも健常とも曖昧な状態でも)、不安や心配は同じように苦しく辛いものです。 療育センターに通い適切な指導を受けることも大切ですが、些細なことでも相談に乗ってくれますから、それによって与えられる安心感は大きいものになります。 時期的にどうか、子供の症状は利用するレベルなのか、と考える必要はありません。 相談すると、想像以上に選択肢が用意されていると思います。 その中からお子さんの状況にあった対応を選択してください(選びようのないこともあるのですが……。うちの息子には『療育センターに通わない』という選択肢がありませんでした) ※長男の時は保健師を通して療育センターの心理士に面談したのですが、次男の発達相談を受けてもらった時は自分で療育センターに問い合わせました。地域によって手続き方法に違いがあるかも知れません。 (保健所か療育センターに「相談したい」と問い合わせれば、詳しく説明してくれると思います) (2) 3歳までに受診するのが一般的です。 (療育センターに医師が出張して診察してくれる『特別外来』もあります。センターを通して予約するものと思います) 自閉症の診断では『概ね3歳までに特徴が表れていること』を重視されるようです。また、診断書があれば特別児童手当の申請も出来ます。 息子の初診は2歳3ヶ月。特児は翌月分から支給されました。 療育手帳も3歳前に交付されています。 (3) 療育センターへの通所(入園)は児童相談所の措置になります。必要であれば捻じ込まれますが、それ以外では利用者が多い場合は決定が遅れることもあるようです。勿論、希望しても入園できない可能性もあります。 この措置には専門医の診断は不要で、児相の担当者との面談で決定します。 (措置の対象は年少前からです) (4) 『母子でコミュニケーションがとれない』というのは十分に「日常生活に支障が出ている」と言えます。原因が何であれ、育児に不安を抱えての毎日は負担ですよね。 「疑いがあれば早めに」対応する方が望ましいです。 (ただし、療育センターに通うだけが『対応』ではありません。家庭での指導が主になることもあります) 必要であれば、言語療法士や作業療法士の指導も受けられます。保育園・幼稚園に通いながら指導を受けに来ているお子さんも沢山いました。 どのような対応がお子さんにとって適切なのか、療育センターともよく相談されて決めていくのがいいと思います。
その他の回答 (1)
重度の自閉症と発達遅延の中学生の息子をもっています。 一番の方がとても丁寧に分かりやすく回答されていますので、あくまでもつけたしで。 始めの診察は1歳半から3歳くらいだと思いますが、まれに軽度の方や、自閉症傾向の方は小学校に入ってから気づいて診察に来る場合もあります。 診察を受けたときに、医者が必要だと思えば訓練に通うこともあります。(言語訓練ST、作業療法OTなど) 措置保育ですが、定員に余裕があれば、軽いお子さんでも入れると思います。 ただ、質問者様のお子さんの場合、他の子と一緒にいても苦痛ではないんですよね。 でしたら、普通の保育園に通った方が、ずっとお子さんにとってはいいのではないかと思います。 普通の子とすごすことで、お子さんが得ることはとても多いはずですよ。 措置保育ですが、流れとしては普通の保育園と同じ。 手遊び歌をしたり、工作をしたり。 散歩にいったり、外遊びしたり、給食を食べたり。 保育士と一緒に言語療法士や心理士などがたまに保育にまじるくらいです。 あとは、視覚支援で、スケジュールを写真にしてあったり、お片づけの棚に品物の写真を貼ってあり、分かりやすくしてあります。 ご家庭での療育ですが、基本は普通の子育てです。 お子さんが分かりにくいことを、分かりやすく工夫してあげることで、伸ばしてあげます。 服の後ろ前や靴の左右が分かりにくかったら、目印をつけてあげたり、言葉で理解が難しければ、絵カードや写真でカードを作って見せてあげる。 「いや」と言えるのは大切な発達の一つです。 うちの息子は小学5年生まで「いや」が言えず、ただ泣くばかりでした。 学校の先生は「いや」と言わせるために、嫌いなことをわざとさせようとして、「いや」と書いたカードを本人に声に出して読ませる、という方法をとっていました。 「選ぶ」ということもできなくて、おかし売り場に連れて行っても、ぼんやり立っているだけでした。 そういう時は、好きなおやつときらいなおやつをみせて、「どっちにする?」と言って、選ぶ練習をしていましたよ。 お子さんの様子を読んでみると、それほど深刻な状態ではなさそうですが、診察は受けておいた方がいいと思います。 診察をうけて、「心配ない」と言われればお母さんが安心するでしょうし、「すこし傾向があるので、こういうことに気をつけて」と言われれば、気をつけて工夫していけばいいんですよ。 ちなみに、娘(普通の子)の同級生に、高機能自閉症の子がいますが、普通クラスにいて、算数が得意です。 たまに言葉の理解がむずかしかったり、行動がおかしかったりしますが、周りの子はわかっていて、フォローしてあげていますよ。 自閉症ですが、人なつっこい子です。 ですから、あまり悩まずに、笑顔でそだててあげてくださいね。
お礼
お返事ありがとうございます。回答者様のお返事も、たいへん詳しく、分かりやすかったです。 また、今後前向きに希望を持ちやすいように書いて下さり、お陰様で明るい気持ちになれました。 ベストアンサーを選べない気持ちの時は、先に頂いた方に決めようと思います。感謝の気持ちの強さは一緒です。 回答者様、娘さんにとり、これからたくさんいいことありますように、祈っています。ありがとうございました。
お礼
お返事ありがとうございます。 ここに来ると、皆さん、顔も知らない他人のことにもかかわらず、相手の身になって親身に答えて下さり、救われております。 ご自身の育児も大変な中、ありがとうございます。 療育へ問合せるまでの流れ、療育というものの考え方、詳しく分かりやすかったです。 母としてできるだけのことをがんばっていきたいと思います。回答者様、息子さんにとり、今までがんばってきた分、これからたくさんいいことがありますように祈っています。ありがとうございました。