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ばかれでなく
ばかれでなく 今の身の上が曖昧な女の後腐れを嫌うばかれでなく、夕暮の汽車の窓ガラスに写る女の顔のように非現実的な見方をしていたのかもしれない。 小説の一節に「ばかれ」と書いてあるんですがミスプリントですか。「ばかり」だと思います。それとも実際に存在する言い方ですか。教えてください。
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「百度文庫」というページにありますね。 川端康成の「雪国」 http://wenku.baidu.com/view/b0ab113567ec102de2bd89f2.html 同じページにはもう一カ所「一年半ばかれで旦那が死んだと」という表現もあります。 新潮社版『川端康成全集 第十巻』の「雪國」を見ましたが、2カ所とも「ばかり」になっています。 おそらく、タイプミスでしょう。 どれが元かは分かりませんが、あと2つのサイトでも同じ表現の「雪国」が掲載されていて、同じように「ばかれ」になっています。 http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4SUNC_jaJP387JP387&q=%e4%bb%8a%e3%81%ae%e8%ba%ab%e3%81%ae%e4%b8%8a%e3%81%8c%e6%9b%96%e6%98%a7%e3%81%aa%e5%a5%b3%e3%81%ae%e5%be%8c%e8%85%90%e3%82%8c%e3%82%92%e5%ab%8c%e3%81%86%e3%81%b0%e3%81%8b%e3%82%8c%e3%81%a7%e3%81%aa%e3%81%8f 質問者がごらんになったプリントは、上のどれかのサイトの「雪国」を利用して作成されたものなのだと思います。 川端康成は1972年に亡くなったので、死後50年は経過していなくて、まだ著作権が切れていないはずですね。 だから「青空文庫」にはまだ収録されていないようです。 じゃあ、何で上記のサイトに載ってるんだろう。
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- bakansky
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誤植だと思われます。そのような表現があると仮定しても、現代の小説が、そこまで分りにくい表現を用いるとは考えにくいということと、「ばかり」 であるとして、何の違和感もないという理由から。
お礼
なるほど誤植ですね。ご回答ありがとうございます。
お礼
おっしゃる通り川端康成の「雪国」を拝読しています。ミスプリントでなくても「ばかれ」という言い方は現在使われていないようですね。丁寧な御返事ありがとうございます。