こんにちは
流石に"関東"で、というのは有り得ないと思いますが・・・(^^ゞ
広島県以外で、爆心地からどのくらい離れた場所で"閃光"や"爆発音"
を体験したか?という調査、研究が過去なされたかどうか?は残念
ながら知りません。
以前目にした新聞か何かで、松山に住んでいた方が昭和20年の8月6日
の朝に、遠く離れた(70~80Kmくらい離れていると思います)広島の
方の空に"閃光"を目撃し、しばらくして"かなり大きい爆発音のような
ものが聞こえてきた"との内容の記事を目にしたことがありますが、
他にも多くの人(松山近辺の方々)がはっきりとそのような体験をした、
という内容では無かったと記憶しております。
もう少し近くの岩国、江田島、宮島、呉、などの隣接地区(概ね爆心
より20~30Km圏内)からは、閃光、爆発音、衝撃波、を感じた、と
証言する人は多数おり、軽微ながらも被害の事例もあったようです。
さて、戦後広島市が実施した被害調査報告「広島原爆戦災誌(昭和
46年9月発刊)」の中の"広島市内各地区の被爆状況"によれば、爆心
から10Km程度離れた、広島市沖の瀬戸内海に浮かぶ小島「似島」で
は、爆風による被害が次のように報告されています。
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似島町は炸裂時の爆風圧によって、家屋が破壊倒壊するということは
ほとんどなかったが、島内総戸数の大半の家で、建物の窓ガラスなど
が、強い震動と爆風によって破壊された。
しいて被害状況を言えば、半壊1% 、小破50% 、無傷49% 、となろう。
また、火災の発生もなく、市中の処々で見られた降雨もなかった。
その時、屋外にいた者は、露出部分に、熱風のような異状な熱さを感じ
たが、これによる火傷の症状にまでなった者はなかった。また、ガラス
の破片などで負傷した者もなかった。
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かなり大型の通常爆弾でもその被害半径は、せいぜい数百メートル圏内
です。
ところが原爆は(爆心から)10Kmも離れていながら、この被害ですから
桁違いな威力がうかがい知れますね。
お礼
ありがとうございます!! 80キロ先まで聞こえるっていうのはすごい威力ですね。 とても役に立ちました!