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宮崎県口蹄疫問題の感染ルートと調査状況
- 宮崎県口蹄疫問題でのウイルス感染ルートの解明は重要。中国や韓国からのウイルス流入も懸念される。
- 農林水産省や宮崎県は感染ルートの調査や研究を進め、現場での原因も把握している。
- 解明されなければ今後も同様の被害が発生し、加害者の賠償金も巨額になる恐れがある。民主党政権の危機管理能力が問われた事例。
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先月末頃の新聞報道では、宮崎県の1軒の水牛農家が最初に感染したことが判明したと農水省が発表したそうですね。 水牛はモッツァレラチーズを作るために飼っていたそうで、へぇ、国産の水牛のお乳から作るモッツァレラチーズなんてのがあるんだ、と思ったので記憶してます。 でも、なぜその最初の1軒に発生したのか、どこからそこへ感染したのかは不明だと発表したそうです。 そこのところを是非解明して欲しいものですよね。おっしゃる通りそこが大事ですよね。 現場ではわかってるんですかねぇ。 ウィルスの遺伝子型が中国・韓国・東南アジアの型と同じ系統だというのは、もう少し前の報道でやってましたね。 韓国で今年初に大流行したのは、最初に発生した村の農業団体がその直前に、中国の感染地域に研修旅行をしていたのが原因と見られていると、韓国国内ニュースでやってました。 難しいかもしれませんが、ウィルスの遺伝子解析とかをもっとやるとか、いろいろな方法で頑張ってやっていただきたいですね。 日本の畜産全体の大問題ですから、こういう必要なところには税金を使って感染ルートをできるだけ解明してもらいたいです。私も口蹄疫問題は半分しか終わってないと思います。
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Jagar39です。 補足のリンク先の「噂」ですが、別に地元でしか知られていないわけではなく、この業界では何かが起きると必ず発生する「根も葉もない噂」に過ぎません。こちらの方でもほぼ同じ噂を聞くことはあります。 まあ、件の牧場が以前からあまり良くない噂を聞くのも事実ですが、だからといって根拠もないのに全て彼らのせいにするわけにもいかないでしょうよ。 ・輸入稲ワラは宮崎だけでなく全国的に使われています。 国内産の稲ワラは非常に高いので、10年前の宮崎での口蹄疫の発生時に中国産稲ワラが感染源として疑われた(確定はしてませんが)後も、まだ使っている農家は数多くあります。むろん輸入時に加熱処理されているので、今回は稲ワラは感染源としては疑われていません。 ・稲ワラを飼料として多用するのは肥育後期の牛であり、今回の流行で初期に多く発生した繁殖農家ではあまり使われていません。稲ワラより安い粗飼料がありますから。 ・都農町や川南町は「海沿い」ではありますが、「湊の近く」ではありませんよ。 というより中国産稲ワラを輸入してきても、宮崎には水揚げしないと思うのですが・・・博多あたりでしょ、普通。 まして都農町から始まって徐々に南下していった今回の流行拡大の様相は、「噂」ではまったく説明不可能なんですけどね。 ちなみに、このヨタ話、報道はされてませんよね。リンク先でこの噂を書いた人も「報道はされない」と書いてますし。 週刊誌ならこの程度の少し考えればいくつも理屈に合わないことが出てくる程度の話でも書くでしょうが・・・ 普段から嫌われている某牧場が、ここぞとばかりに袋だたきに合っている、という図式です。 今回の口蹄疫に限らず、鳥インフルエンザや豚コレラなど、大きな伝染病が発生するたびに繰り返される現象です。 きちんとした検証に基づく話でない限り、相手にしない方が良いでしょう。
Jagar39です。 >すべてが解明されなければ、もう、酪農をする人は、いなくなるでしょう。 そんなことはないですよ。前回の口蹄疫でも最近何度か起きている高病原性鳥インフルエンザでも、世界中で起きているそれらの伝染病でも、「すべてが解明」されたことなど一度もありませんが、だからといってそれを理由に畜産を辞める人などいません。 鳥インフルエンザは渡り鳥がウイルスを持ち運ぶことか判っており、口蹄疫は風で伝播することが判っています。これらは人類がどうやっても克服することは不可能な問題です。仮に今回の口蹄疫の「感染経路」が解明されて、その原因に完璧な対策が施されたとしても、次は違う原因でウイルスの侵入を許すでしょう。それこそ韓国から風でウイルスが飛んでくる可能性もゼロではないのです。 >宮崎県は、国際貿易で有名な県でもないし、中国や韓国に距離的に近い県でもないです。 観光客は多いですよ。私が現地に行っている時もシーガイア等には管区や中国からの観光客が大勢いましたし。彼の地からの観光客は日本中どこでも大勢いますけど。 国交断絶でもしなければ、観光客や工業製品といった「畜産関連」以外の経路をすべて遮断することは不可能です。本当に国交断絶してすべての経路を遮断しても、「風」や「渡り鳥」という経路は遮断できないのですが。 >素人でも考えることは、「牛などの餌が、中国産ではなかったか」ということです。 素人さんが考えるようなことは、とうの昔に考えられています。 10年前にやはり宮崎で口蹄疫が出た時は中国産の稲ワラが疑われました。確定ではないですが、「疑わしい感染経路」の1つには挙げられていました。 以後、中国産稲ワラのシェア自体が激減しましたし、加熱処理も義務づけられているので、今回の口蹄疫に関して中国産稲ワラが感染経路である可能性は極めて低い、とされています。 ちなみにその他の飼料については、中国産のシェアは低いです。 私の前の回答でリンクした疫学調査チームの検討会概要に書かれていることなのですが、読まれてないのですか?? なお、 >「加害者の賠償金が巨額になるから」と言って そんなことは誰一人言っていません。「加害者」が仮に判明したところで、それが「故意」にウイルスを持ち込んだ(つまりバイオテロ)でない限り、賠償金などは発生しません。 質問者さんも、「職場にインフルエンザを持ち込んだ最初の1人」になったことは、おそらく生涯で数回はあるでしょうが、罹患して休むハメになった人の休業補償などを請求されたことがありますか? >「わからない」では、すまないです。 何をどう力んでも、判らないものは判らないです。 可能性を考慮しなければならない範囲が広すぎます。韓国あるいは香港からの観光客、それらの国に仕事や観光で行った日本人、韓国あるいは香港製の農業生産物や場合によっては工業製品までを含めた輸入物までが可能性を否定できませんから。検証どころか把握することさえ不可能でしょう。 もうひとつは、後からどれだけ調べても「証拠」が見つからないからです。ヒトが運んだにしろ飼料や輸入物に付着してきたにしろ、それを検出することなどまず不可能ですから。 今後の疫学チームの調査で、疑わしい要因はいくつか挙げられるかもしれません。でも、確定的な感染ルートの解明は今回もできないでしょう。 いくつかの候補は挙げられ、その中にこれまで重点的に対策が施されていなかったものがあれば対策されるようになるでしょうが、韓国や香港と国交断絶までして考え得るすべての要因を排除しても、まだ「風」や「渡り鳥」は残る、ということははっきり判っています。 なら、発生した時の迅速な対応によって被害を最小限に抑えることができる体制を整える方にヒトと予算を傾注する方がよほど大事だと思うのですけどね。 疫学調査が不要だと思っているわけではありません。 むしろ発生してからの「感染拡大」の要因は、可能な限り綿密な調査をして要因を洗い出すべき、だと思っています。これは今後の防疫対策にダイレクトに生きる問題ですから。
補足
地元の方からの、情報提供がありました。 報道もされているようですね。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1043788560
家畜衛生分野の獣医師です。ウイルスにも専門知識を有しています。 まず、「終結宣言」はまだ出されていません。順調にいけば8月下旬頃になる、という報道がされていましたよね。現在は「非常事態宣言の解除」がされてに過ぎません。 また、疫学的な問題(感染源はどこか?等)が解決しなくても終結宣言は出ますし清浄国復帰もできます。「現在発生していない」ということと「そもそも感染源が判らない」という問題は別だからです。 なので終結宣言と感染源の解明はまったく別の問題です。 ただ、質問者さんも公務員だったから現場の様子が想像つく、というのもよく判りません。私も現地に派遣されて7日間ほど殺処分に従事しましたが、まさに家畜防疫が職務の我々ですら、現地の様子は想像を絶するものだったのですが・・・ 今回の疫学調査の結果については、以下に公開されています。元公務員でしたら辿り着けるはずの情報です。 http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/kentou4.pdf 結論から言うと、「そもそもの感染源」は判りません。というより過去の伝染病でそもそもの感染源が判明したケースなど、本当に稀です。現場でもそんなの判りませんよ。 遺伝子解析の結果から、宮崎の口蹄疫は今年になって韓国や香港で発生した口蹄疫ウイルスと非常に近縁であることが判っています。そんなの調べるまでもなく、関係者はほぼ全員、この結果を確信していたのですが。 それは「韓国あるいは香港からウイルスが来た」ことを意味しますが、「何によって来た」のかはおそらく永遠の謎でしょう。 韓国と日本が、どれだけ人やモノの行き来があるかご存じですか?私は知りませんけど・・・ 韓国からの観光客、日本から韓国に行った観光客、韓国からの農産物や場合によっては工業製品、それら全てが「韓国から日本にウイルスを持ち運んできた」可能性が否定できないわけです。それらほとんど無限の候補から絞り込むことなど、まず不可能です。 また、それら全てに対して(全ても何も把握することさえ困難ですが)対策を講じることも不可能でしょう。 ちなみに発生国からは生きた家畜は輸入停止措置を講じます。また豚肉などの畜産物の輸入も停止しています。もちろん現在は日本も世界中から輸入停止措置を受けているのですが。 韓国の口蹄疫は中国が供給源です。鳥インフルエンザも同じ状況です。 まあ、ヒトの安全についてですら無頓着(よく言えばおおらか)なお国柄ですから、家畜の伝染病防疫をまともに実施することは期待薄でしょう。 ちなみに空気感染する、というのは事実です。 口蹄疫ウイルスは陸上で60km、海上で250kmもの間を飛んで伝搬する、と言われています。もちろんこれば最大値なので、実際には気温や湿度、日照時間などの様々な要素が影響するので、そんなには飛ばないのですが。 なのでヒトやモノの動きを全てストップしたとしても(そんなこと絶対に不可能ですが)、韓国から日本に「風に乗ってウイルスが飛んでくる」ことは理論的にはあり得るのです。 10年ほど前にイギリスで発生した時は、ドーバー海峡を越えてフランスやベルギーでも発生してしまいました。これは空気感染が有力視されています。 実際、口蹄疫は「世界中で発生している」と言って過言ではない状況なのですが、発生すれば即座に殺処分によって清浄化しているので「世界中で蔓延している」ことは食い止められている、というわけです。 今回の宮崎の場合も空気感染はあったと思うのですが、それほど長い距離は飛べなかったようです。気温が高く日照時間が長い季節でしたから、空気中のウイルスの生存時間が短かったのでしょう。 また、渡り鳥などがウイルスを持ち運ぶ可能性もあります。鳥はこのウイルスに感染はしませんが、体に付着させたウイルスを日本に持ち運ぶことは、可能性としてはゼロではありません。 というわけで、今回の感染源が特定されることはないでしょうし、特定されたところで有効な対策が建てられるとも限らない、という話です。
補足
すべてが解明されなければ、もう、酪農をする人は、いなくなるでしょう。 宮崎県は、国際貿易で有名な県でもないし、中国や韓国に距離的に近い県でもないです。 九州の、四国に向かって土地が広がっている県です。 素人でも考えることは、「牛などの餌が、中国産ではなかったか」ということです。 「餌は、農協で購入しているんじゃないか」ということです。 中国の工場の立ち入り調査が必要でしょう。 「わからない」では、すまないです。
- Willyt
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感染経路はともかく、感染元はウィルスのDNA鑑定を行なえばはっきりしますから、これはもう済ませているのでしょう。その感染元は韓国ではないことはほぼ確実で、中国ということなのでしょう。中国は香港を含めて口蹄疫が頻発しており、抑え込みに失敗しています。 しかし、広い国土で移動を管理することは至難のわざですから、各国が不可抗力と諦めているのではないでしょうか。これを刺激して中国との関係を損なうのは得策ではないという政治的判断も働いているのでしょう。 ウィルスによる感染症の多くが中国の奥地が感染源であることははっきりしているので、人間や鳥のインフルエンザを含めてウィルスを中国内で抑え込む対策を国際協力で実現することを検討する時期が来ているのは確かですね。咎めるのではなく協力するということでやって行けば中国政府の乗って来る可能性が高いですね。
補足
中国は、世界第二の経済大国です。 近く、日本に、ODAの援助もしてくれる予定です。 中国の巨大な経済力で、ウイルスくらい封じ込めたらいいんじゃないでしょうか? 日本の中国進出企業も、みんな、ひどい目に遭っているわけですから、この上、何の援助でしょうか?
ウイルスの感染ルートで解明で、口蹄疫問題が 解決するほど簡単ではありませんが・・・・ 相手は空気感染するウィルスですよ。
補足
空気感染ということは、「中国と日本は、空がつながっている」ということでしょうか? では、世界中で、なぜ、口蹄疫が蔓延しないんですか?
公務員の方は新聞、ニュースはご覧にならないのでしょうか ご質問の内容はすべて解決したので終結宣言されました 危機管理能力を言う前に、しっかりとした情報を入手すべきでしょう。
お礼
すべてを解決しないと、もう、酪農をやる人はいなくなるでしょう。