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★コーシーの判定法(N-ε論法)の証明問題について★
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(1) まず、任意に|x|<r、となるrを固定する。 このrに対して、r<2k(r)+2、となるk(r)をとる。 この両辺の比をR=r/(2k(r)+2)、とおく。 x^{2k}/(2k)! =x^{2k(r)}/(2k(r))!×x^{2k-2k(r)}/(2k)(2k-2)...(2k(r)+2) <CR^{2k-2k(r)} =CR^{2k} 記号のが増えるのを抑えるために同じCを用いた最後のCはC=CR^{-2k(r)}。 もちろん、Cもrに依存するからC=C(r)とかくべき。 |Σ[0,n]x^{2k}/(2k)!-Σ[0,m]x^{2k}/(2k)!| =|Σ[m,n]x^{2k}/(2k)!| =Σ[m,n]|r^{2k}/(2k) <Σ[m,n]CR^{2k} =CR^{2m}(1-R^{2n-2m+2})/(1-R^2) R<1よりこの極限は0に収束する。 (2) R=r/(2k(r)+1) x^{2k+1}/(2k+1)! =x^{2k(r)-1}/(2k(r)-1)!×x^{2k+1-(2k(r)-1)}/(2k+1)(2k-1)...(2k(r)+1) <CR^{2k-2k(r)+2} あとは(1)と同様。 極限値のヒントは e^x=Σ[0,∞]x^n/n! に対して、x=1,-1の場合について計算する。
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