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なぜ、「円安」が政策として取り上げられないのでしょうか?
- なぜ、「円安」が政策として取り上げられないのでしょうか?経済対策の一つとして期待された円安誘導が政党からの表明がない状況です。
- 円安誘導は日本の経済再生に役立つと考えられています。特に中小企業では円安によって利益率が改善し、経済の活性化につながると主張されています。
- また、円安によって自動車メーカーの利益が増えることでアメリカの車の需要も高まり、アメリカ国内の経済活性化にも寄与する可能性があると指摘されています。
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1ドル85円程度で推移しており、かなりの円高と言えますよね。 現在では為替市場で行われる取引の大半が実需を伴わない投機取引となっており、為替レートは当事国の中央銀行の金融政策が大きく影響します。円ドルですと、日本銀行の金融政策がFRBより緩和傾向だと円安、引き締め傾向だと円高になります。 ところで、2008年秋のリーマンショック以降、FRBは量的緩和で資金供給を倍増させているのに対し、日本銀行はほとんど増やしていません。したがって急激な円高になったわけです。しかしながら、FRBもいつまでも量的緩和を続けるわけにはいかないので、来年あたりには出口戦略について言及すると見られており、その後は円安に反転すると思われます。 円安については、みんなの党の渡辺代表がHPで少し言及していたと思います。また、先の参議院選挙のときでは、日本銀行法改正法案を提出する用意があるとも言っていました。それはテレビで見ていたのですが、あまり大々的に言っているという感じではなかったです。 政治家が金融政策についてあまり言わないのは、金融政策は日銀の専管事項であるとか、中央銀行の独立性を損なうとかいった批判があるからではないかと思います。
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- chubou3
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>「円安」が日本の経済立て直しに有効な手段だと考えています。なぜ、政策として取り上げられないのでしょうか? その通りです。 では何故選挙の政策として上がらないかというと為替相場に影響するからです。 例えば、○○党が円安を公約として与党になったとします。 為替レートはどうなるでしょう? 外国人は縁を売り極端な円安になりますね。 私はそれでもいいと思いますが、FXをしている人たちはそうはいきません。 公表してしまうと政治がある特定の経済活動に対して一方向の圧力を加える事になり、不味くなります。 円高誘導を柔らかく言っているのがインフレターゲットです。 インフレターゲットの%が一番大きい党を応援すれば良いと思います。 個人的には円安になれば農業も工業も潤うと思います。 日本は金融国家は無理なので、円安政策がベストだと私も思います。 また、アメリカから為替を固定化すれば、関税を掛ける問題も出てきます。 しかし、現在中国が固定化しているので、「何で中国が良くて日本が駄目なんだ」といえば文句言えないと思います。 これらのことを解っているのか解っていないのか解りませんが、政治家がわかっていないとすると政治家の資格は無いですね。 まぁ一般人が他の回答レベルなので、政治家も同じレベルだと思います。
お礼
お返事が遅くなり申し訳ありません。同じように疑問をもたれている方がいることが分かり、多少ほっとしています。一般人が「当然やるべきことが何故出来ない、やれないんだ!」との疑問を書き込み教えてもらえるこの掲示板はありがたいですが、また逆に無力感も感じてしまいます。もう書き込みを辞めるつもりでいたのですが、また、円高が進み株価が下がったので、やりきれない思いで書き込んでいます。 参考に野村證券のチャートを載せておきます。野村に口座のある方しか見れないと思いますが、他のところのチャートでも確認できると思います。下記のチャートのように、2004年以降は円安と株価は、ほとんど同じような動きをしています。「株価が良くなる=景気が良くなる」と考えると、株価が上がる->円安になるとは考えられません。やはり、円安->株価上昇という事実を示しているのが下記のチャートではないかと思います。 株価月足りチャート: https://ot1.qweb.ne.jp/3b60b05be5ef68b826b72b6090f5f383c5cc600b/docs/index.html?TARGET_PAGE=31101 円ドルレート・月足りチャート: https://ot1.qweb.ne.jp/3b60b05be5ef68b826b72b6090f5f383c5cc600b/qsearch.exe?F=view/forexchart&KEY9=XJPY/8&CTYPE=3 上記のチャートは実体経済の結果を示しています。したがって、意図的な「円安誘導」がそのまま「株価上昇」につながる保証はありません。経済はそんな単純なものではないと思います。しかし、参考のために、韓国ウォンのレートも載せておきます。韓国のサムスンが爆発的な利益を上げ始めた時期とウォン安がリンクしていることをしっかり見てください。もし、韓国が何らかの経済政策を行っているのだとしたら、この結果は韓国の経済政策の勝利を示していると思います。 ウォンドルレート・月足りチャート: https://ot1.qweb.ne.jp/3b60b05be5ef68b826b72b6090f5f383c5cc600b/qsearch.exe?F=view/forexchart&KEY9=XKRWJPY/008&CTYPE=3
- gooid_send
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> 米国債と円安の関係が、よく分からりません。過去に「円安誘導のた > めに米国債を購入していた」ということでしょうか? 私は日本にそ > んな政策があったとは思えません。 円安誘導というのは大量の円を売って大量のドルを買うという事です。 そしてそのドルを寝かせないという名目で米国債を買うのです。だから 日本は大量の米国債を抱えているわけです。
- gooid_send
- ベストアンサー率15% (62/395)
円安誘導などは本当の無駄遣いの最たるもので、円安誘導で積み上がった米国債などを見れば明らかでしょう。 今では売ることも出来ないし、ドル安で棄損してゆくのをただまつだけの状態です。1円の円高で1兆円の損失が出るのが現在の日本です。 円安誘導が有効だったのはせいぜいドル円の為替だけを見ていればよかった90年代までです。
補足
米国債と円安の関係が、よく分からりません。過去に「円安誘導のために米国債を購入していた」ということでしょうか? 私は日本にそんな政策があったとは思えません。イラク戦争の時を見ても分かるように、アメリカは日本を自分の財布としてか見ていないと思います。米国債を買ったのもアメリカにお小遣いを渡してるようなものです。(家庭で言えば、家計を預かるお母さんが「しょうがないわねぇ~」といいながらお父さんにお小遣いを渡してるイメージです。) 非常に過激な表現ですが、日本とアメリカの経済関係で感じてる個人的なイメージです。具体的な証拠もありません。不快に感じられた方がおられましたらお詫びします。 私は、繰り返しになりますが、韓国のウォン安に政策的なものを感じています。サムスンの世界的成功は、新興国に対する営業や、その国の需要に合わせた製品開発の努力の結果だと思います。努力せずに成功はないと思います。しかし、その一方でウォン安がその努力の結果を、利益という果実を、日本の家電メーカー全ての利益を上回るものにしているのも事実だと思います。 韓国を「自国の通貨の評価を低めに設定することにより成功した例」と考えるのは間違ってるのでしょうか?
- poolisher
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為替介入なんて一時的なカンフル剤です。 為替を構造的に捉えようとする時点で間違っています。 為替というのは結果を映す鏡でしかありません。 鏡に化粧しても本人の痘痕は消えないでしょう。
補足
一時的なカンフル剤でも効果があるならやるべきではないでしょうか? それとも根本的な治療法、手術方法があるのでしょうか? 間違ってたら教えてください。本来なら、中国の元は切り上げられるはずです。それだけの経済力をすでに中国は持っていると思います。しかし、政策的に中国は元を他の国にが期待するより安い状態に維持しています。回答いただいた鏡の例えで言えば、「中国は鏡自体を(経済の実態が映らないように)ゆがませてる」ように思います。 そうか! 為替に経済の実態が正しく反映されないことが問題なのですね。日本の経常赤字、国債の残高からすれば、当然それが為替に反映され円安になると思います。アメリカの様に国債を海外にばらまけばドル安に結び付くのでしょうが、日本の様に国内の金融機関で国債を買い支えると、見かけ上対外的な借金はないので円安にならない、経済の実態が為替に反映されない、そんな流れの様な気がします。 今の日本の経済状態なら、それが反映されて本来なら円安になるはずです。単純に「円安政策」ではなく、日本の経済の実態が為替に反映されるような、それを阻害している原因を取り除くことが、根本的な対策につながるんですね。まだ、具体的な方法は分かりませんが、どちらに向かえばいいかという方向は見えてきた気がします。
- Anti-Giants
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考えられる理由をいくつかあげてみます。 (1)しかるべき機関に、円安誘導するだけの能力がない。 (2)円高で恩恵を受けている人たちからの圧力。 (3)大々的に円安政策をとると、外国と摩擦が生じるから。 >>「円安で経済を再生する」アイデアの元は、韓国のウォン安です。韓国の家電メーカーの躍進はすさまじいです。日本の家電業界は海外では韓国に敗退したと言えると思います。でも、同じ条件下で自動車メーカーは負けていません。この違いはどこにあるのでしょうか? サムスンなどは、韓国政府からかなりの優遇措置をえています。また、日本のように、メーカーが乱立しないような政策をとっています。今の韓国の状況は、一昔前の日本と似ています。ただ、日本と同じく、資源のない韓国ですから、ウォン安は、それだけ、資源輸入にコストがかかります。 また、韓国は日本以上に格差社会です。それは、サムスンに対するように、特定企業を優遇すれば国家間競争には勝てるかもしれませんが、そのひずみは国内に影を落とします。 経済って、ほんと複雑ですから、ちょいとニュースを聞きかじった私の知識では、この程度のことしか言えません。
お礼
韓国で出来て日本で出来ないということは、やっぱり(1)が原因なんでしょうね。昔の田中角栄さんみたいに強力なリーダー・シップの取れる方がいれば、やれるんでしょうね。 あんまり、強引でも困りますが...
お礼
回答ありがとうございます。FRBの量的緩和が世界的なドル安を招き、結果として円高になっているわけなんですね。そうすると、韓国のウォン安は、やはり何らかの量的緩和が韓国で行われているからなのでしょうか? それと「日銀の専管事項」というお話が出てきたので、本題からは外れますが少し質問させてください。日銀は、為替介入を行いますよね? そうすると、当然為替損益が出ると思います。利益が出た場合、国庫に返納されるのでしょか? また、損金が出た時は、税金で補填するのでしょうか? まさか、各国の中央銀行で口裏を合わせて、+/-がゼロになるようにしているわけではないですよね? 民間の企業でも為替の変動で、100億単位の損益が発生します。中央銀行ならばもっと規模が大きいと思います。為替で民間企業に大きな損が出た時は新聞に大きく載るのに、直接為替に介入していて影響が一番大きいはずの日銀が取り上げられないのを、いつも不思議に思っています。分かる範囲で結構ですので、教えていただけたらと思います。 素朴な疑問で申し訳ありません。