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今朝、兄が軽トラにはねられ、外傷はひどくないのですがフロントガラスに頭
今朝、兄が軽トラにはねられ、外傷はひどくないのですがフロントガラスに頭をぶつけてしまったらしいです。今病院に運ばれて検査しているそうですが、同じことを何度も言ったり昨日遊びに行った記憶がないとかその時のメールをみてすごく混乱しているようです。どうやら高次脳機能障害というやつみたいなのですがこれは治るものなのでしょうか。兄とは離れて暮らしているのでとても不安です。どうか皆さん教えてください、お願いします。
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- sj_tomo
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お兄様の交通事故に関してお見舞いを申し上げます。 頭部を強打して何度も同じことを言ったり、記憶が飛んでしまっているという現象は、脳の機能低下が原因と考えて良いのではないかと思います。 ただし、今朝の事故で、現在はある程度意識が戻っている状態と予想します。 こうした脳機能の低下は、脳の損傷を伴わない脳震盪の状態でも発生することがありますので、現時点で高次脳機能障害と断言することは適切ではありません。 医療現場では、原因の如何に関わらず、脳機能の低下が認められ、人間としての精神活動に影響が出るようであれば、高次脳機能障害と診断されますが、労災保険や交通事故の場合は、外傷性の脳の損傷に起因するものを高次脳機能障害として扱い、外傷性ではないものを非器質性精神障害として区別しています。(以下は交通事故にいわれる高次脳機能障害として説明します。) 脳挫傷等がある場合は、脳の損傷箇所によって特徴的な身体機能障害が表れます(例:側頭葉脳挫傷で聴覚神経を損傷し、聴力の喪失や低下を認める場合は「聴覚障害」、頭の上部の頭頂葉の損傷で手足の不全麻痺が発生する場合を「手足の運動障害」等)が、前頭葉(おでこの内部付近)を損傷している場合は「前頭葉症候群」に該当して精神活動に影響が出ることがあります。 これに対して脳細胞の直接損傷が無くても、脳細胞間のネットワークを広範囲に損傷する「びまん性軸索損傷」の場合は、脳内の情報処理能力が低下・喪失するために、各種の精神障害が発生することがあります。 高次脳機能障害とは、動物にはない、人だけに見られるような、高次の脳機能に障害を残すケースを言います。 例えば、「料理の献立を考え、必要な食材をチェックして、スーパーへ買い物に出かけ、食材の種類や質・量等を確認して品定めをして、レジで料金を支払って釣銭を受領し、帰宅して食事の時間に間に合うように予定を立てて家事の予定を組み、計画した予定を遂行する。」、「旅行に出かけるのに、交通機関の時刻を確認し、荷物を準備して乗り物に乗り、時間に間に合わないような事態が発生した場合は、予定を変更し、目的地まで時間通り到着する」というような、動物にはできない人としての意思疎通能力、問題解決能力、作業負荷に対する持続力・持久力及び社会行動能力等が障害されることをいうのです。 つまり、身体の運動能力そのものを意味するのではなく、「人間が複雑な精神活動を営むのに必要な一連の機能」を総称し、動物とは異なる人の知的能力や正常人としての事理弁識能力等のことを意味しています。 一般的にということですが、この高次脳機能障害に陥った人は、積極性が無くなり、判断能力が低下して、他人に対する依存性が発生し、根気が無くなり、こだわりが強くなるなど、事故前の性格が変異するという特徴があります。 交通事故の場合の高次脳機能障害は、理解しやすく言うなら「脳外傷後の特徴的な精神障害」と理解されると良いと思います。 その障害の種類は、記憶障害をはじめ、構成障害・情動障害・地誌的障害・学習障害等かなりの種類がありますが、頭部外傷を受けた場合に必ずこの障害が残存すると言うことではありません。 通過症候群と言って、一時的に脳機能の低下が見られて、後遺障害として残存しないケースもあります。 高次脳機能障害の可能性を確認するため、次の点を確認してください。 1.CT・MRI画像等に「脳挫傷」や、急性硬膜下血腫や外傷性くも膜下出血等の脳内部の出血が認められるか? 2.受傷から意識が回復するまでどの程度の時間があったか?(意識障害がどの程度継続したか?正確に言う意識障害レベルの推移を確認すること。) 特に意識障害は重要で、医師に対して詳細に確認することが大切です。 脳挫傷等の画像で確認できる大きな脳損傷が認められか? 重篤な意識障害が長時間継続しているか? 事故後の記憶がどの点で回復しているか? 特徴的な性格の変化や判断能力・協調性の低下等があるか? これらの要素は高次脳機能障害が残存する可能性を判断する上で、重要な要素となります。 特にびまん性軸索損傷という診断名が付く場合でも、初期の段階では画像上の異常所見が無い場合も珍しくありません。 今後の様態の推移を十分に確認されて、対処することが大切です。
- gerou
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フロントガラスにぶつかったのであれば、かなりの外力が加わっておる可能性もあるので、今は、外傷性くも膜下出血や硬膜下血腫、硬膜外血腫など手術になるような出血を来さないかが重要です。CTも数回撮らないとならないと思います。頭部にダメージを受けたばかりですので、一過性健忘症の可能性もあり、記憶や混乱はあるかもしれませんが、だとすれば、その名の通り、一過性で、通常は一日ほどで、もとに戻るとされているようです。
#1です、補足にお答えします。ご兄弟としては心配なことでしょう、心中察します。 特に無機質な文字で私のような回答を見ると、さらに不安を煽るかもだけしれません。 もう少し噛み砕いて回答出来れば良いのですが、文才のない私です。ご勘弁下さい。 さて高次脳機能障害ですが、「障害」と付けば精神障害とダブって連想されると思います。 この高次脳機能障害とは、極端な話、「脳」に何等かの衝撃があった為、まるでキズの入ったCDのように一部分だけ記憶が飛んだり、脳の配線が変わり性格が少し変わるというもので、決して精神的な障害ではありません。 ですから、いつかは元の記憶や性格に戻るのか?と言えば、それは無理だと考えていた方が良いです。脳の場合、一度消去された記憶や性格はリカバリー出来るモノではありません。 ですからご家族や周りの人が、今までの患者さんとは重ねず、新しい患者として向き合っていくことが大切なのです。 私は先ほどの回答と合わせて、最悪のことを並べております。ですが現段階では100%「高次脳機能障害」と断定されてないと思いますから、お兄様自身にある「人間の回復力」を信じて、見守ってあげて下さい。 また何かありましたら、いつでも補足して下さい。
高次脳機能障害とは、交通事故などの外傷による脳挫傷や脳出血などの脳の疾病によって発現します。 受傷機転、または発病の前後で下記のような症状が見られる場合、高次脳機能障害の可能性があります。 ■記憶力が低下した ■怒りっぽくなった、 ■複数の動作を同時にすることができない、物事を順序だてて取り組むことが困難 ■幼稚な言動、行動がみられる ■感情が鈍麻している ■本人は自分が変わったこと、できなくなったことなどに気づかない 上記の症状の一部でも該当する場合は高次脳機能障害の可能性があります。 交通事故で発症した場合には、高次脳機能障害を交通事故による脳挫傷・びまん性軸策損傷などの脳損傷により発症した場合は治療やリハビリだけではなく、自動車保険への請求も念頭において行動しなくてはいけません。 高次脳機能障害は、特に手術が無い場合は、受傷から症状固定までの時期はおおよそ6ヶ月~1年間くらいになります。つまりその間は高次脳機能障害であると、断定がし辛いのです。 一般的に交通事故で頭を強く打つと、一時的な記憶障害や一部だけ記憶が欠損することが多く、そのために患者さん本人が興奮したりする場合があります。これらの症状は高次脳機能障害と類似しているので、区別の判断が質問者様のお兄様の場合、現段階では難しいと思います。 厳しい回答となりますが、高次脳機能障害となると100%の現状回復は難しいです。特徴的な症状は、「記憶力の低下」「些細なことで切れやすくなった」「意欲の低下」「幼稚な行動」「感情鈍磨」などです。 物忘れや記憶障がい、感情を抑制する障がいなどが現れます。麻痺などの身体的な症状が見られない場合も多いです。なので家族や周りの方々の理解が最も必要となります。 ご参考までに。
お礼
兄が少し落ち着き、電話で話をしてみたところ3日ぐらい前からの記憶は抜けていますがとくにいつもと変わりないようでした。回答してくださったように脳に出血がないか何度かCTで検査をして家庭でも兄に変わったところがないか気をつけるようにします。この質問に協力してくだっさった皆さん本当にありがとうございました。
補足
ありがとうございます。この障害は時間がたてば治るものなのでしょうか。