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父が肺がん4期の診断を受けました。
父が肺がん4期の診断を受けました。 父は60台半ば、喫煙者です。 数年前に定年退職し、仕事一筋だった父がやっと母と二人の時間を楽しみ始めた矢先の出来事でした。 非小細胞がん(おそらく肺腺がんとのこと)、リンパに転移あり、肝臓にも怪しい部分が一箇所あり(これががんかどうかは治療をしてみないとわからないとのこと。転移してなければ3B期)。脳や骨への転移はありませんでした。 父は、自覚症状がほとんどないと言います。 現に、今は本当に普通に買い物に行ったり、ゴルフの練習に行ったり、元気に動いています。食事も普通に食べています。 母いわく、就寝時の咳が酷かったため、検査を拒む父をムリヤリ病院に連れて行き、 レントゲンを撮ってもらったところ、今回のがんが分かったそうです。 来週から、抗がん剤治療が始まります。 2種類の抗がん剤+アバスチンを点滴、 一週間入院→三週間自宅療養、を4クール、だそうです。 先日、父がボソッと母に「何の自覚症状もなくて元気なのに、これからは通院で縛り付けられて、副作用と戦うような生活になって、自由が奪われる。 こんな風になるなら、元気なうちは何も知らずに普通に生活していたほうが良かったんじゃないか」 と話したそうです。 病院にムリヤリ連れて行った母は、それ以来、自分を責めています。 もちろん、父は母を責めるつもりで言ったわけではないと思います。 正直、私も父と同じ考えが頭をよぎったことがあります。 父は、現状で何の自覚症状もなく元気なのに、抗がん剤治療で無理の利かない体になってしまうことに 納得がいかない様子です。 肺がんは、自覚症状の乏しいがんのひとつと聞きます。 もし、痛みや苦しさなどの自覚症状が出て(本当に手の施しようのない状態?まで放っておいて)初めて 病院にかかって、緩和ケア病棟などで安らかな最期を遂げる、というほうが 本人のためなのか?と、抗がん剤治療が決まった今更ながら、考えてしまいます。 実際、父のような末期の状態から抗がん剤治療を始めるということは「がんとうまく付き合いながら、できるだけ生活の質を向上しつつ、できるだけ長く人生を楽しむ」という考え方でやっていくことになるのだと私は思っています。 病院に縛り付けられて、自由の利かない身で一日でも長く生きて・・・とは、父も私も望んでいません(母はもしかすると、それでもいいから長生きしてほしいと思っているかも・・・)。 もともとアクティブな父だったので、残された命を、できるだけ自由に、そしてできるだけ長く生きさせてあげるためには、抗がん剤治療に入ることは必然でしょうか。 それとも、治療をやめるという選択肢はありうるのでしょうか。 どちらがいいのでしょうか。 仮に、がんに気づかず体に不調が出てがんが全身に回った時点で発見され、病院にかかるのと、 今この時点で発見され抗がん剤治療を始めるのと、父はどちらが幸せだったのでしょうか。 過ぎたことを考えても仕方ありませんが、この時点でがんが見つかって抗がん剤治療に入るほうが良いのだと、父に納得させてあげたいのです(もしそうであるならば)。 そうではなく、抗がん剤治療をやめて、残りの短い時間を父の好きなようにさせたほうがいいのであれば、それも選択肢のひとつとして考えたいと思っています。 ちなみに病院は、国立のがんセンターです。 どんなことでも構いません。私たちはどうすべきか、ご助言をいただきたく存じます。 まとまらない文章ですみません。よろしくお願いいたします。
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- rokutaro36
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「父は、現状で何の自覚症状もなく元気なのに、抗がん剤治療で 無理の利かない体になってしまうことに 納得がいかない様子です」 まずは、この点を、医師としっかりと話し合ってください。 確かに、抗がん剤の治療には副作用が付いて回りますが、 かつてのように、副作用の為にベッドで七転八倒するということは稀です。 だから、入退院を繰り返すことができるのです。 「痛みや苦しさなどの自覚症状が出て(本当に手の施しようのない状態? まで放っておいて)初めて病院にかかって、緩和ケア病棟などで 安らかな最期を遂げる」 思い込みがありませんか? 自覚症状が出てから、緩和ケアに入る…… 本当に、そんな簡単に緩和ケア病棟に入れますか? 現実には、末期の方が入居待ちをしている状態です。 「安らかな最後を遂げる」ことが、本当に簡単にできるという保障は どこにあるのでしょうか。 末期肺がんの苦しみとは何か、先生とお話をしてください。 末期肺がんの患者は、どうしてお亡くなりになるのでしょうか? 残酷と言っても良いと思いますが、現実を直視してください。 それを回避する方法があるとすれば、それが1%の確率だとしても それに賭けてみたい…… というのが、現実だと思います。 「がんとうまく付き合いながら、できるだけ生活の質を向上しつつ、 できるだけ長く人生を楽しむ」 これが、御尊父様が望まれることならば、このことを先生に話を されましたか? 治らなくても良いから、抗がん剤の副作用もない状態で、 できるだけ長く、現状を維持したい…… これも、治療の選択肢の一つです。 さらに、治療拒否という選択肢は、現実としてあります。 ですが、それが「苦しみから逃れる唯一の方法」だとお考えならば、 それは大きな誤解です。 はっきり言って、末期がんの治療は、肺がんに限らず、賭けです。 がんで亡くなったのか、副作用で亡くなったのか、わからない という場合が少なくないのも現実です。 しかし、放置しておいて、緩和ケアで安らかな最後になるならば、 誰も苦労はしません。 今一度、先生としっかりと話し合うことをお勧めします。 また、御母堂様に過大な負担がかかっておられるようなので、 プロを介在させるという方法もあります。 http://www.rnurse.jp/ このような状況では、ことば一つで、ご本人やご家族の心が 深く傷付くということがいとも簡単に起きます。 一方では、ことば一つで救われるということも起きます。 ご参考になれば、幸いです。