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肺がん、抗がん剤の打ち切り
いつもこちらでは本当にお世話になっております。 またよろしくお願い致します。 80歳になったばかりの父の事で相談させていただきます。 父はおととしの11月に肺がんの疑いがあるとの事で12月から去年の3月の間に3度の気管支鏡検査を経てやっと小細胞癌と診断され、リンパ節にも転移があるとの事で昨年の4月から今年の1月、つい先日まで抗がん剤単独の治療を受けてきました。 カルボプラチンとカルセドの組み合わせを4クール受け癌はだいぶ小さくなったのですが2ヶ月も経たずに又大きくなってしまい次にカルボプラチンとエトポシドの組み合わせで4クール行いました。 2回目の抗がん剤でまた癌は縮小されていると2クール目が終わった頃に主治医が父に話してくれたと聞いていて少しだけ希望が持てていたのですが、4クール目の入院中の先日、主治医から母と私だけが呼ばれとても残念な話をされてしまいました。 その内容とは・・・ 一度は縮小も見られたがやはり癌はまた少し大きくなっており胸にも少し水がたまってきている。 もう一度別の抗がん剤治療をすればまた少しは縮小されるかもしれないが結局又癌は大きくなってくると思う。年齢的なことも考えてこれ以上抗がん剤で体力を奪うような治療はしないで、緩和的な対応をしていく方が良いと思う。 という事でした。 父は脱毛はあったものの心配していた吐き気や食欲不振などといった副作用は殆ど見られず、入院中もいつも機嫌よく過ごしていました。なので抗がん剤治療をこれからもずっと続けて少しでも長く生きていてくれると希望を持っていたので母も私もがっかりしてしまいました。 主治医の先生がおっしゃるには吐き気や食欲不振や苦痛などは訴えなくても、父は常に眠っている状態で体力がかなり落ちて弱っている。年齢的なことを考えてこれからは薬に縛られる生活ではなく、体力を少しでも回復させて普段の日常生活を充実させて過ごさせてあげた方が良いのでは?そのために近くですぐに対応できる病院を紹介しますとの事でした。 抗がん剤治療をしないという事でこの主治医との関係も終了となるとの事でした。 父は静かで穏やかで寡黙な人で弱い部分を一切見せない人です。私たちの前では元気に過ごしてます。 そんな父も時々ぐったりと起きられない状態のときがあります。そんな時は抗がん剤をこれ以上続けたら父が可哀想という気持ちになり抗がん剤中止も仕方がないのかな?って気持ちにもなるのですが、普段は比較的元気なのでそんな時はまだ元気なのに抗がん剤をやめてしまってよいのだろうか?と罪悪感のようなざわざわした気持ちで心が乱れてしまいます。 来月、外来の予約をしておりその際に主治医から直接本人に抗がん剤治療はもうしない旨を伝えるそうです。もちろん、余命宣告のような伝え方はしないとの事ですが、やはり父としては抗がん剤打ち切りはショックでしょうし、気落ちもすると思います。 先日、主治医と話した際は私も母も納得して受け入れたつもりなのですが、時間の経過とともに抗がん剤打ち切りはまだ早いのではないかと迷いも出始めてきました。 来月の外来の際、もう少し抗がん剤治療を続けてもらえるようにお願いしようかと思っています。 そう思いながら、父にこれ以上辛い治療をさせてよいのかずっと迷い続けています。 父は痴呆というか少しまだらボケ?のような症状があり、時間をかけてじっくり話さないと上手く伝わらない時が多々あるので、主治医との関係はあまりよくない状況です。父の希望を最優先させるのが一番なのかもしれませんが、父自身もどうすれば良いのかわからなくなると思います。 抗がん剤治療を打ち切ったからといって父の病状がすぐに悪化するとは思いませんが、今のこの少し元気な状態で抗がん剤を打ち切ってしまっても良いのでしょうか? それともやはりこれからは抗がん剤に縛られずに、日常の生活を続けられるうちは普段どおりの生活をするようにした方が良いのでしょうか? こんな事は自分たち家族で考えなければならない事なのはわかっているのですが、考え方が悪い方向にばかり向かってしまって・・・。 いろいろなご意見を伺いたくてこちらで相談させていただきました。 どうぞよろしくお願い致します。
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- 05082366
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地域がん拠点病院で看護師をしています。 医師からの辛い説明で様々な考えが巡っていると思います。 もし、お父様が私の親族であったら・・・と考えてコメントします。 今、お父様は治療をしている効果もあってか比較的元気に過ごしていると感じていらっしゃると思います。しかし、治療効果の望めないご高齢患者様への無理な抗がん剤の延長は寿命を縮める可能性が高いです。次の抗がん剤を行い、その際に副作用が強く出た場合に(嘔気など目に見える副作用ではなく、腎臓や肝臓への影響です)直ぐに治療をやめることはできますが、回復するのに時間がかかる、もしくは回復しないまま状態は悪くなります。 私であれば、これ以上の治療は勧めません。 しかし、それは本人の希望によりけりです。 もし可能であれば、お父様ご本人への説明の際に医師より「治療をしても、またがんは大きくなる可能性が高い。緩和的な治療をお勧めする。」という話をして頂いた後に「しかし、治療を継続するかしないかを決めるのはご本人さまのご希望次第です」と話して頂き、お父様の気持ちを確認してみてはいかがでしょうか?もちろん、家族だけで話し合う時間をもらってください。 そこで、お父様が「まだまだ治療を続けたい」と話されるか「もう、やらないでいいよ」と話されるかによって方針が決まると思います。どちらの反応があったとしても、その理由を聞いてください。すぐに返事がなければ時間をかけても良いと思います。 私は外科・内科(がんメイン)を経験した後に「緩和ケア病棟」ということろで働いています。名の通りがんに対する治療はせずに苦痛症状の緩和をするところです。 がんになった患者様は、いろいろな思いを抱えています。家族がその思いに耳を傾け、いま何を一番優先にしたいのかを聞くことが一番だと思います。 お父様と同じような病状(詳細は分からないので、だいたいですが・・・)で40代の方もいました。治療に時間を使うのではなく、子供と過ごす時間に使うといって自宅で余命宣告より長く過ごしている方もいます。 お父様のやりたいこと、何に時間を使うのかを確認して家族全員でフォローしていけばお互いに後悔がないのでは、と思います。 もちろん、私の場合は治療をしないことを自分としては勧めると付け加えて話をしますが・・・。それを強制したりはしないです。 長文で分かりにくい文章、申し訳ありません。
- bukebuke
- ベストアンサー率18% (364/1930)
抗がん剤は副作用なくても正常な細胞も確実に傷つけられてます 年齢から推測するとガンの進行もそんな早くないと思います 医師も抗がん剤でガンの進行を抑えるより抗がん剤によるダメージで寿命を縮めると判断されたのではないでしょうか
お礼
私の相談を読んでくださり、そしてご回答してくださって本当にありがとうございました。
お礼
ご回答いただきまして本当にありがとうございました。 親族の立場になって考えていただき本当に嬉しかったです。 主治医は淡々と冷静に話しをするタイプの方で、それが逆に冷たい印象に繋がっていたので、今回の打ち切りという提案に対して、私と母は「先生も自分の親だったらこんなに簡単に治療やめたりしないのでは?」なんてひがみ根性も芽生えていたので・・・。 やはり父の体を思えば一番の選択なのでしょうね。 ただ父は癌宣告をされた時点であまり体調も悪くなく、抗がん剤治療中も副作用もなく体調も少し良くなっていたので父本人はこのまま続けていけば癌が治るのでは?と信じていたところがあるので、本当の状況を知ってどんな気持ちになるのかと思うとどんな風に話をすれば良いのか・・・。 なんて、支える立場の家族が弱気になってはだめですね。 これから父の過ごす時間が少しでも良いように、うんと考えて話をしていこうと思います。 現場で活躍されてる方からの厳しくも、現実と向き合うための温かいお言葉、本当にありがとうございました。 とても嬉しかったです。
補足
ずっと締め切りをしないままでいました。 申し訳ありませんでした。 父はこの質問の後、半月も経たないある寒い朝、心筋梗塞で亡くなりました。 抗がん剤のせいで死期が早まったのか、抗がん剤のおかげで一年間の闘病生活を送れたのかは今となってはわかりません。 ご回答くださったお二方ありがとうございました。